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== 準備 ==
== 準備 ==
各プレイヤーは初期品物タイル2枚を受け取る。以降プレイされたタイル以外は非公開情報。<br>
各プレイヤーは初期品物タイル2枚を受け取る。各プレイヤーの手札は裏面から分かる「種類」以外、非公開とする。<br>
<br>
<br>
◆タイル内容<br>
◆品物タイル<br>
象牙6枚(スカラベ3×3枚、スカラベ0×3枚)<br>
市場から獲得し、売却することで利益(勝利点)を得る。<br>
黒檀7枚(スカラベ2×4枚、スカラベ0×3枚)<br>
: 象牙 6枚(スカラベ3:3枚、スカラベ0:3枚)
大理石7枚(スカラベ2×3枚、スカラベ0×4枚)<br>
: 黒檀 7枚(スカラベ2:4枚、スカラベ0:3枚)
小麦11枚(スカラベ1×6枚、スカラベ0×5枚)<br>
: 大理石7枚(スカラベ2:3枚、スカラベ0:4枚)
魚10枚(スカラベ1×5枚、スカラベ0×5枚)<br>
: 小麦 11枚(スカラベ1:6枚、スカラベ0:5枚)
牛9枚(スカラベ1×5枚、スカラベ0×4枚)<br>
: 魚  10枚(スカラベ1:5枚、スカラベ0:5枚)
※上記のそれぞれの品物タイプのスカラベ0タイルのうち1枚計6枚は右上にデベントークンが描かれている(後述)。<br>
: 牛  9枚(スカラベ1:5枚、スカラベ0:4枚)
銅像5枚<br>
: 銅像 5枚<br>
キャラクター10枚<br>
 ※銅像以外の「スカラベ0の品物タイル」のうち、1枚には右上に「デベントークン」の印が描かれている(後述)<br>
<br>
◆キャラクタータイル 全10枚<br>
カヌートークンを5枚裏向けに並べる。<br>
: 使用すると特殊な効果を得る。品物タイルとして売却することも可能(詳細は後述)
<br>
◆デベントークン 全13枚<br>
ルールに従い6×6の市場マスに、品物は表側向きに、キャラクターは裏側向きに並べる。<br>
: 所有しているとゲーム終了時に得点となる。明記されていない場合、ゲーム中に獲得したトークンの得点は非公開。
: 得点の内訳は「3点×3枚、4点×2枚、5点×2枚、6点×2枚、7点×2枚、8点×1枚、9点×1枚」となる。
◆カヌートークン 全13枚<br>
: 獲得した際、特殊な効果が得られる。(詳細は後述)
 
カヌートークンを5枚ランダムに選び、裏向きにカヌー置き場に並べる。<br>
6×6の市場マスに「品物タイルは表側向き」、「キャラクタータイルは裏側向き」に並べる。<br>
「01~04」のマスには余った初期品物タイルを順番に置き、その後「05~36」のマスに並べる。残りのタイルは山札とする。<br>
※ゲーム中、市場にタイルを補充する時は常に01~36の順番で並べる<br>
{| border=1 style="border-collapse: collapse;" class="wikitable" style="width:10%"
{| border=1 style="border-collapse: collapse;" class="wikitable" style="width:10%"
|-
|-
30行目: 38行目:
| 32 || 31 || 30 || 29 || 28 || 27
| 32 || 31 || 30 || 29 || 28 || 27
|}
|}
01~04は余った初期品物タイルから順番に置く。その後05~36を並べる。ゲーム中、市場にタイルを補充する時は常に01~36の順番で並べる。<br>
 
== スタートプレイヤーの最初のアクション ==
スタートプレイヤーは以下のアクションを1ターン目に行う。<br>
・中央の4マスから1つの品物タイルを選び手元に取り、アンクトークンを取った場所に置く。<br>
・タイルには方向(上下・左右・左斜め・右斜め)が示されているので、その方向にアンクトークンの向きを設定する。<br>


== 自分のターンにすること ==
== 自分のターンにすること ==
以下の3つのうちいずれかを選択して行う(パスはできない)。<br>
以下の3つのうちいずれかを選択して行う(パスはできない)。<br>
<br>
どれも行えない場合、その時点でゲームは終了する。<br>
・市場からルールに従い1枚カードを取る<br>
・3枚以上の同じ品物タイプの組み合わせ(セット)をプレイし自分の場に出す<br>
・手札のキャラクターカードをプレイする<br>


== スタートプレイヤーの最初のアクション ==
・市場からタイルを1枚取る<br>
スタートプレイヤーは以下のアクションを1ターン目に行う。<br>
・手札から「3枚以上の同じ品物タイプの組み合わせ(セット)」を売却する<br>
中央の4マスから1つの品物タイルを選び手元に取る。<br>
・手札のキャラクタータイルをプレイする<br>
その後アンクトークンを取った場所に置く。タイルには方向(縦・横・左上斜め・右上斜め)が示されていて、その方向にアンクトークンの向きを設定する。<br>


== 市場からルールに従い1枚カードを取る ==
== 市場からタイルを1枚取る ==
アンクトークンの向いている方向にあるタイル1枚を取り、手元に取る。<br>
アンクトークンの向いている先にアンクを移動させ、そのタイル1枚を手札に加える。<br>
選択したタイルまでの飛ばしたタイル全てを自分の汚職タイル置き場に裏向きに移動させる。<br>
間にあるタイルを飛ばして先のタイルを取ることも出来るが、間のタイルは全て「自分の汚職置き場」に裏向きに移動される。<br>
汚職タイル置き場のタイルはゲーム終了時にマイナスになるのでタイルを飛ばして取る時は注意が必要。<br>
汚職置き場のタイルはゲーム終了時にマイナスになるので、タイルを飛ばして取る時は注意が必要。<br>
<br>
<br>
品物タイルの中には右上にデベントークンが示されているものがある。<br>
右上にデベントークンが示されている品物タイルの場合は、以下のいずれかを選択する。<br>
これを取った時、以下のいずれかを選択する。<br>
・通常通りタイルを手札に加える。<br>
・通常通り手元に保管する。<br>
・このタイルを捨て、デベントークンを1枚引き獲得する。(獲得したデベントークンの価値は相手に非公開)<br>
・このタイルを捨ててデベントークンを1枚引き獲得する。(デベントークン全13枚。得点は3点×3枚、4点×2枚、5点×2枚、6点×2枚、7点×2枚、8点×1枚、9点×1枚。)獲得したデベントークンの価値は相手に非公開とする。こちらのアクションは市場からルールに従いタイルを取る'''このアクションでのみ'''選択できる。後述する一部のキャラクターカード・一部のカヌートークン効果で獲得した際は通常通り手元に保管することしかできない。<br>
このアクションは、'''市場から直接タイルを取った場合のみ'''選択できる。<br>
<br>
一部のキャラクタータイル/カヌートークン効果でこの品物タイルを獲得した際は、通常通り手札に加えることしかできない。<br>
キャラクタータイルを取った場合、タイルを手元に獲得後、アンクトークンを4方向から好きな方向を選んで置く。<br>
 
ただし、可能な限り取れるタイルのある方向に設定しなければいけない。<br>
品物タイルを取った場合、アンクトークンをタイルに示された向きに変える。<br>
キャラクタータイルを取った場合、アンクトークンを好きな向きに設定する。<br>
ただし「タイルが取れなくなる方向」より、「タイルが取れるいずれかの方向」を優先して設定しなければならない。<br>
<br>
<br>
'''・市場の補充'''<br>
'''・市場の補充'''<br>
この行動をしたいが、アンクトークンの向いている方向にタイルが1枚も存在しない時、以下の処理を行う。これはフリーアクションとして扱い、直後に通常通り市場からタイルを取るアクションを行う必要がある。<br>
アンクトークンの向いている方向にタイルが1枚も存在しない時、「市場の補充」が行える。<br>
アンクトークンを一旦退ける。<br>
これはフリーアクションとして扱うが、直後に「市場からタイルを取る」アクションを行う必要がある。<br>
そして、空いているマス全てにタイルをルールに従い並べる。<br>
ルールに従って、空いているマス全てにタイルを並べる。<br>
その後、スタートプレイヤーの1ターン目のように、中央の4マスから1つのタイルを選び手元に取りアンクトークンの配置を行う。<br>
スタートプレイヤーの1ターン目のように、'''中央の4マスから1つのタイル'''を選んで手札に加える。<br>
注意:このタイルドローはタイルを取るアクションでのみ発生し、以降説明するセット売却・キャラクターカードの使用では発生しない。<br>
 
選んだタイルのあった場所にアンクトークンを配置し、タイルの向きを変える。<br>
マスを埋めるのに十分なタイルがなかったら、可能な限り埋めて残りは空きマスのままにしておく。<br>
マスを埋めるのに十分なタイルがなかったら、可能な限り埋めて残りは空きマスのままにしておく。<br>
手札に保持できるタイルの数に上限はない。<br>
== 手札からセットを売却する ==
手元から、同じ品物タイプ3枚以上の組み合わせ(セット)をプレイし、自分の場に出す。<br>
キャラクタータイルにも「品物タイプ」が描かれており、セットに組み込むことができる。<br>
「銅像」やキャラクター「建築家」は全ての品物タイプとしてみなすことができる。<br>
<br>
<br>
保管できるタイルに上限はなし。<br>
品物タイルの上に付いている「スカラベの合計数」×「セットに使われたタイルの数」が獲得できるポイントになる。<br>
例えば、「タイル4枚のスカラベ合計が3個」のセットは12ポイントとなり、タイル枚数が多くてもスカラベが付いてなければ0点になる。<br>
※BGAでは、リアルタイムでセットのポイントが計算され表示される<br>


== 3枚以上の同じ品物タイプの組み合わせ(セット)をプレイ(売却)し自分の場に出す ==
セットを出す時に、既に同じタイプのセットがあれば'''そこに加えて'''プレイする。<br>
手元から3枚以上の同じ品物タイプの組み合わせ(セット)をプレイ(売却)し自分の場に出す。<br>
これまでにプレイしたことのないタイプのセットをプレイする場合は、少なくとも1つの品物タイルが含まれている必要があります。<br>
銅像・建築家(黄緑色のタイル)はオールマイティーで全てのタイプとしてみなすことができる。<br>
既にプレイしたタイプを拡張する場合は、「銅像・建築家」のみを3枚以上組み合わせたセットをプレイすることができます。<br>
キャラクタータイルも該当の品物タイプとしてセットに組み込むことができる。<br>
<br>
また、カードの上に付いているスカラベの数は重要で、(スカラベの数の合計)×(セットに使われたタイルの数)がポイントになる。<br>
例えば、カード4枚のスカラベ合計3個のセットは12ポイントとなる。いくらカード枚数が多くてもスカラベが付いてなければ0点。※セットのポイントは即時入るわけではなく、ラウンド終了時にまとめて計算されるが、BGAではリアルタイムで計算され表示される。<br>
またセットを出す時に既存のセットの中に出そうとするセットに'''同じタイプのものがあれば、そこに付け加えてプレイする。'''<br>
これまでにプレイしたことのないタイプのセットをプレイする場合は、少なくとも1つの品物タイルが含まれている必要があります。ただし拡張する場合は、銅像・建築家の3枚のみで作られたセットをプレイして拡張できます。<br>
<br>
<br>
セットをプレイしたプレイヤーは利用可能なカヌートークンがあれば表側を確認し、1つを選んで発動させる。<br>
セットをプレイしたプレイヤーは、カヌー置き場に置かれたカヌートークンの表側を確認し、任意の1つを選んで発動させる。<br>
発動したトークンはどけておきます。つまり早い者勝ちで、最初の5回まで何かイベントを起こせるわけです。<br>
発動したトークンは除去する。すなわち、最初の5回の売却まで早い者勝ちでカヌートークンの効果を得られることになる。<br>
<br>
<br>
◆カヌートークン効果<br>
◆カヌートークン効果<br>
・これをゲーム終了まで保持し、7点。<br>
・これをゲーム終了まで保持した場合、7点を獲得する。<br>
・これをゲーム終了まで保持し、2点。また、ただちにデベントークンを1枚引き獲得する。(2枚)<br>
・これをゲーム終了まで保持した場合、2点を獲得する。。また、ただちにデベントークンを1枚獲得する。(2枚)<br>
・ただちにデベントークンを2枚引き高い方を獲得しもう一方をバッグに戻す。<br>
・ただちにデベントークンを2枚引き、得点の高い方を獲得する。もう一方はバッグに戻す。<br>
・ただちに追加の1ターンを行う。市場からタイルを取る場合、前提としてアンクポーンの方向は4方向から任意の方向にみなすことができる。(2枚)<br>
・ただちに追加の1ターンを行う。市場からタイルを取る場合、アンクトークンは任意の向きとみなすことができる。(2枚)<br>
・相手プレイヤーの汚職置き場にこのトークンを置き汚職2枚分を与える。<br>
・相手プレイヤーの汚職置き場にこのトークンを置き、汚職タイル2枚分とする。<br>
・相手プレイヤーの汚職置き場にこのトークンを置き汚職1枚分を与える。<br>
・相手プレイヤーの汚職置き場にこのトークンを置き、汚職タイル1枚分とする。<br>
・選んだ自分の小麦・魚・牛のセットのうち1組に2スカラベ分の効果を付与する。黒檀・大理石・象牙のセットには乗せられない。(2枚)<br>
・選んだ自分の小麦・魚・牛のセットのうち、1組に2スカラベ分の効果を追加する。黒檀・大理石・象牙のセットには追加できない。(2枚)<br>
・ただちに自分の汚職置き場にあるすべてのタイルを自分の手札に加える。<br>
・自分の汚職置き場にあるすべてのタイルを自分の手札に加える。<br>
・このトークンをアンクポーンの方向の示すタイルのいずれかに置く。次の相手プレイヤーのターンは、キャラクターの使用・売却はできずこのトークンを置かれたタイルを取るアクションしかできない。これにより通常通り汚職を受け取るので、実質的に相手に汚職を取らせる戦略にもなる。(2枚)<br>
・このトークンをアンクトークンが向いているタイルのいずれかに置く。相手プレイヤーは次のターン、このトークンを置かれたタイルを取るアクションしかできない。これによってタイルを得る場合、通常通りに汚職タイルも受け取る必要がある。(2枚)<br>
<br>
<br>
効果はなくてもカヌートークンはプレイできます。(相手の使用阻止の為に)<br>
セットや汚職タイルが無くて効果がない場合も、カヌートークンをプレイすることができる。(相手の使用を阻止する為に)<br>


== 手札のキャラクタータイルをプレイする ==
== 手札のキャラクタータイルをプレイする ==
手札のキャラクタータイルを捨て、各能力を発動させる。<br>
手札のキャラクタータイルを使用し、各能力を発動させる。使用したキャラクタータイルは捨てられます。<br>
<br>
<br>
◆キャラクター能力<br>
◆キャラクター能力<br>
・建築家(品物タイプ:銅像) 使わなかった残りのカヌートークンを3枚引き1枚選んで即座に効果を実行する。<br>
・建築家(品物タイプ:銅像) カヌー置き場に置かれなかったカヌートークンから3枚引き、1枚選んで即座に効果を実行する。<br>
・セベクネフェル女王(品物タイプ:象牙) デッキからタイル3枚を引いて手札に加える。足りない場合は可能な限り引いて加える。<br>
・セベクネフェル女王(品物タイプ:象牙) 山札からタイル3枚を引いて手札に加える。足りない場合は可能な限り引いて加える。<br>
・大司祭(品物タイプ:黒檀) あなたの汚職置き場から次のどちらかを全て除去する。A:キャラクターを含む任意の1種類の品物タイプのタイル全て。B:キャラクター(建築家)を含む銅像全て。<br>
・大司祭(品物タイプ:黒檀) あなたの汚職置き場から次のどちらかを全て除去する。A:キャラクターを含む任意の1種類の品物タイプのタイル全て。B:キャラクター(建築家)を含む銅像全て。<br>
・女大司祭(品物タイプ:大理石) あなたの汚職置き場から次のどちらかを全て除去する。A:キャラクターを含む任意の1種類の品物タイプのタイル全て。B:キャラクター(建築家)を含む銅像全て。<br>
・女大司祭(品物タイプ:大理石) あなたの汚職置き場から次のどちらかを全て除去する。A:キャラクターを含む任意の1種類の品物タイプのタイル全て。B:キャラクター(建築家)を含む銅像全て。<br>
・書記(品物タイプ:牛) 対戦相手はタイルが7枚以上ある時、6枚になるように自分の汚職置き場に捨てる。<br>
・書記(品物タイプ:牛) 対戦相手がタイルが7枚以上持っている場合、手札が6枚になるまで自分の汚職置き場に捨てる。<br>
・書記(品物タイプ:魚) 対戦相手はタイルが7枚以上ある時、6枚になるように自分の汚職置き場に捨てる。<br>
・書記(品物タイプ:魚) 対戦相手がタイルが7枚以上持っている場合、手札が6枚になるまで自分の汚職置き場に捨てる。<br>
・大臣(品物タイプ:牛) 対戦相手の汚職置き場のタイルを確認し、そこから1枚を選んで手札に加える。<br>
・大臣(品物タイプ:牛) 対戦相手の汚職置き場のタイルを確認し、そこから1枚を選んで手札に加える。<br>
・盗賊(品物タイプ:魚) 対戦相手の手札から1枚を選んで手札に加える。(キャラクタータイルか品物タイルか初期品物タイルかは裏側で確認可能)<br>
・盗賊(品物タイプ:魚) 対戦相手の手札から1枚を選んで手札に加える。(キャラクタータイルか品物タイルか初期品物タイルかは確認可能)<br>
・遊女(品物タイプ:小麦) 既に出されたセットに手札から1~2枚加える。(もちろん同じ品物タイプで)<br>
・遊女(品物タイプ:小麦) 既に出されたセットに、手札から(同じ品物タイプのタイルを)1~2枚加える。<br>
・商人(品物タイプ:小麦) アンクポーンの移動・汚職の受け取りをせずに、市場に並べられたタイルから任意の1枚を手札に加える。<br>
・商人(品物タイプ:小麦) 市場に並べられたタイルから任意の1枚を手札に加える。(アンクトークンの移動・汚職の受け取りはしない)<br>
<br>
<br>
効果はなくてもキャラクタータイルはプレイできます。<br>
効果がない場合でも、キャラクタータイルをプレイすることができる。<br>


== ラウンドの終了(得点計算) ==
== ラウンドの終了(得点計算) ==
2人のプレイヤーのどちらかが自分のターンに実行する有効なアクションがなくなると、ゲームはすぐに終了する。<br>
プレイヤーのどちらかが自分のターンに実行する有効なアクションがなくなった場合、ゲームはすぐに終了する。<br>
つまり、アンクポーンの向きが示している方向にタイルがなく、タイルのデッキはすでに空で、セットをプレイすることもキャラクタータイルもない状態。<br>
すなわち、以下の全てを満たした状態となる<br>
各プレイヤーは手札の中から出せるセットがあればそれを捨てることができる(プレイできるわけではない)。<br>
: ・アンクトークンの向きが示している方向にタイルがない
<br>
: ・タイルの山札が空(市場の補充ができない)
残ったタイルは全て自分の汚職タイル置き場に移動させる。<br>
: ・手札からセットをプレイできない
: ・手札にキャラクタータイルがない
 
各プレイヤーは手札に出せるセットがあればそれを捨てることができる(プレイできるわけではない)。<br>
捨てられずに残ったタイルは全て自分の汚職タイル置き場に移動する。<br>
<br>
<br>
●汚職タイル置き場にあるタイル1枚(汚職カヌートークンを含む)につきマイナス1点。<br>
【得点計算】<br>
●また相手との汚職数を比べ汚職数の少ない方のプレイヤーが、デベントークンを'''1枚+3汚職の差ごとに1枚'''を引いて獲得する。<br>
: ・汚職タイル置き場にあるタイル1枚につきマイナス1点(汚職カヌートークンによる減点を加える)
●プレイした各セット、(スカラベの数の合計)×(セットに使われたカードの数)で計算する。<br>
: ・相手との汚職数を比べ、汚職数の少ない方のプレイヤーがデベントークンを「'''1枚+3汚職の差ごとに1枚'''」引く。
●獲得したデベントークン。<br>
: ・プレイした各セットによる得点。「スカラベの数の合計×各セットに使われたタイルの数」で計算する。
: ・獲得したデベントークンによる得点。
<br>
<br>
上記の得点計算を行い、得点の高い方の勝利。<br>
上記の得点を合計し、得点の高い方が勝利する。<br>
タイブレークは汚職の少ない方の勝利。<br>
タイブレーク時は汚職の少ない方が勝利する。<br>

2021年7月4日 (日) 10:25時点における版

準備

各プレイヤーは初期品物タイル2枚を受け取る。各プレイヤーの手札は裏面から分かる「種類」以外、非公開とする。

◆品物タイル
市場から獲得し、売却することで利益(勝利点)を得る。

 象牙 6枚(スカラベ3:3枚、スカラベ0:3枚)
 黒檀 7枚(スカラベ2:4枚、スカラベ0:3枚)
 大理石7枚(スカラベ2:3枚、スカラベ0:4枚)
 小麦 11枚(スカラベ1:6枚、スカラベ0:5枚)
 魚  10枚(スカラベ1:5枚、スカラベ0:5枚)
 牛  9枚(スカラベ1:5枚、スカラベ0:4枚)
 銅像 5枚

 ※銅像以外の「スカラベ0の品物タイル」のうち、1枚には右上に「デベントークン」の印が描かれている(後述)
◆キャラクタータイル 全10枚

 使用すると特殊な効果を得る。品物タイルとして売却することも可能(詳細は後述)

◆デベントークン 全13枚

 所有しているとゲーム終了時に得点となる。明記されていない場合、ゲーム中に獲得したトークンの得点は非公開。
 得点の内訳は「3点×3枚、4点×2枚、5点×2枚、6点×2枚、7点×2枚、8点×1枚、9点×1枚」となる。

◆カヌートークン 全13枚

 獲得した際、特殊な効果が得られる。(詳細は後述)

カヌートークンを5枚ランダムに選び、裏向きにカヌー置き場に並べる。
6×6の市場マスに「品物タイルは表側向き」、「キャラクタータイルは裏側向き」に並べる。
「01~04」のマスには余った初期品物タイルを順番に置き、その後「05~36」のマスに並べる。残りのタイルは山札とする。
※ゲーム中、市場にタイルを補充する時は常に01~36の順番で並べる

17 18 19 20 21 22
36 05 06 07 08 23
35 16 01 02 09 24
34 15 04 03 10 25
33 14 13 12 11 26
32 31 30 29 28 27

スタートプレイヤーの最初のアクション

スタートプレイヤーは以下のアクションを1ターン目に行う。
・中央の4マスから1つの品物タイルを選び手元に取り、アンクトークンを取った場所に置く。
・タイルには方向(上下・左右・左斜め・右斜め)が示されているので、その方向にアンクトークンの向きを設定する。

自分のターンにすること

以下の3つのうちいずれかを選択して行う(パスはできない)。
どれも行えない場合、その時点でゲームは終了する。

・市場からタイルを1枚取る
・手札から「3枚以上の同じ品物タイプの組み合わせ(セット)」を売却する
・手札のキャラクタータイルをプレイする

市場からタイルを1枚取る

アンクトークンの向いている先にアンクを移動させ、そのタイル1枚を手札に加える。
間にあるタイルを飛ばして先のタイルを取ることも出来るが、間のタイルは全て「自分の汚職置き場」に裏向きに移動される。
汚職置き場のタイルはゲーム終了時にマイナスになるので、タイルを飛ばして取る時は注意が必要。

右上にデベントークンが示されている品物タイルの場合は、以下のいずれかを選択する。
・通常通りタイルを手札に加える。
・このタイルを捨て、デベントークンを1枚引き獲得する。(獲得したデベントークンの価値は相手に非公開)
このアクションは、市場から直接タイルを取った場合のみ選択できる。
一部のキャラクタータイル/カヌートークン効果でこの品物タイルを獲得した際は、通常通り手札に加えることしかできない。

品物タイルを取った場合、アンクトークンをタイルに示された向きに変える。
キャラクタータイルを取った場合、アンクトークンを好きな向きに設定する。
ただし「タイルが取れなくなる方向」より、「タイルが取れるいずれかの方向」を優先して設定しなければならない。

・市場の補充
アンクトークンの向いている方向にタイルが1枚も存在しない時、「市場の補充」が行える。
これはフリーアクションとして扱うが、直後に「市場からタイルを取る」アクションを行う必要がある。
ルールに従って、空いているマス全てにタイルを並べる。
スタートプレイヤーの1ターン目のように、中央の4マスから1つのタイルを選んで手札に加える。

選んだタイルのあった場所にアンクトークンを配置し、タイルの向きを変える。
マスを埋めるのに十分なタイルがなかったら、可能な限り埋めて残りは空きマスのままにしておく。

手札に保持できるタイルの数に上限はない。

手札からセットを売却する

手元から、同じ品物タイプ3枚以上の組み合わせ(セット)をプレイし、自分の場に出す。
キャラクタータイルにも「品物タイプ」が描かれており、セットに組み込むことができる。
「銅像」やキャラクター「建築家」は全ての品物タイプとしてみなすことができる。

品物タイルの上に付いている「スカラベの合計数」×「セットに使われたタイルの数」が獲得できるポイントになる。
例えば、「タイル4枚のスカラベ合計が3個」のセットは12ポイントとなり、タイル枚数が多くてもスカラベが付いてなければ0点になる。
※BGAでは、リアルタイムでセットのポイントが計算され表示される

セットを出す時に、既に同じタイプのセットがあればそこに加えてプレイする。
これまでにプレイしたことのないタイプのセットをプレイする場合は、少なくとも1つの品物タイルが含まれている必要があります。
既にプレイしたタイプを拡張する場合は、「銅像・建築家」のみを3枚以上組み合わせたセットをプレイすることができます。

セットをプレイしたプレイヤーは、カヌー置き場に置かれたカヌートークンの表側を確認し、任意の1つを選んで発動させる。
発動したトークンは除去する。すなわち、最初の5回の売却まで早い者勝ちでカヌートークンの効果を得られることになる。

◆カヌートークン効果
・これをゲーム終了まで保持した場合、7点を獲得する。
・これをゲーム終了まで保持した場合、2点を獲得する。。また、ただちにデベントークンを1枚獲得する。(2枚)
・ただちにデベントークンを2枚引き、得点の高い方を獲得する。もう一方はバッグに戻す。
・ただちに追加の1ターンを行う。市場からタイルを取る場合、アンクトークンは任意の向きとみなすことができる。(2枚)
・相手プレイヤーの汚職置き場にこのトークンを置き、汚職タイル2枚分とする。
・相手プレイヤーの汚職置き場にこのトークンを置き、汚職タイル1枚分とする。
・選んだ自分の小麦・魚・牛のセットのうち、1組に2スカラベ分の効果を追加する。黒檀・大理石・象牙のセットには追加できない。(2枚)
・自分の汚職置き場にあるすべてのタイルを自分の手札に加える。
・このトークンをアンクトークンが向いているタイルのいずれかに置く。相手プレイヤーは次のターン、このトークンを置かれたタイルを取るアクションしかできない。これによってタイルを得る場合、通常通りに汚職タイルも受け取る必要がある。(2枚)

セットや汚職タイルが無くて効果がない場合も、カヌートークンをプレイすることができる。(相手の使用を阻止する為に)

手札のキャラクタータイルをプレイする

手札のキャラクタータイルを使用し、各能力を発動させる。使用したキャラクタータイルは捨てられます。

◆キャラクター能力
・建築家(品物タイプ:銅像) カヌー置き場に置かれなかったカヌートークンから3枚引き、1枚選んで即座に効果を実行する。
・セベクネフェル女王(品物タイプ:象牙) 山札からタイル3枚を引いて手札に加える。足りない場合は可能な限り引いて加える。
・大司祭(品物タイプ:黒檀) あなたの汚職置き場から次のどちらかを全て除去する。A:キャラクターを含む任意の1種類の品物タイプのタイル全て。B:キャラクター(建築家)を含む銅像全て。
・女大司祭(品物タイプ:大理石) あなたの汚職置き場から次のどちらかを全て除去する。A:キャラクターを含む任意の1種類の品物タイプのタイル全て。B:キャラクター(建築家)を含む銅像全て。
・書記(品物タイプ:牛) 対戦相手がタイルが7枚以上持っている場合、手札が6枚になるまで自分の汚職置き場に捨てる。
・書記(品物タイプ:魚) 対戦相手がタイルが7枚以上持っている場合、手札が6枚になるまで自分の汚職置き場に捨てる。
・大臣(品物タイプ:牛) 対戦相手の汚職置き場のタイルを確認し、そこから1枚を選んで手札に加える。
・盗賊(品物タイプ:魚) 対戦相手の手札から1枚を選んで手札に加える。(キャラクタータイルか品物タイルか初期品物タイルかは確認可能)
・遊女(品物タイプ:小麦) 既に出されたセットに、手札から(同じ品物タイプのタイルを)1~2枚加える。
・商人(品物タイプ:小麦) 市場に並べられたタイルから任意の1枚を手札に加える。(アンクトークンの移動・汚職の受け取りはしない)

効果がない場合でも、キャラクタータイルをプレイすることができる。

ラウンドの終了(得点計算)

プレイヤーのどちらかが自分のターンに実行する有効なアクションがなくなった場合、ゲームはすぐに終了する。
すなわち、以下の全てを満たした状態となる

 ・アンクトークンの向きが示している方向にタイルがない
 ・タイルの山札が空(市場の補充ができない)
 ・手札からセットをプレイできない
 ・手札にキャラクタータイルがない

各プレイヤーは手札に出せるセットがあればそれを捨てることができる(プレイできるわけではない)。
捨てられずに残ったタイルは全て自分の汚職タイル置き場に移動する。

【得点計算】

 ・汚職タイル置き場にあるタイル1枚につきマイナス1点(汚職カヌートークンによる減点を加える)
 ・相手との汚職数を比べ、汚職数の少ない方のプレイヤーがデベントークンを「1枚+3汚職の差ごとに1枚」引く。
 ・プレイした各セットによる得点。「スカラベの数の合計×各セットに使われたタイルの数」で計算する。
 ・獲得したデベントークンによる得点。


上記の得点を合計し、得点の高い方が勝利する。
タイブレーク時は汚職の少ない方が勝利する。