This is a documentation for Board Game Arena: play board games online !

「Gamehelparknova」の版間の差分

提供:Board Game Arena
ナビゲーションに移動 検索に移動
(中心アクションも編集しました。が、記述を網羅することは不可能と判断し、後ほど「詳細はルールブックを参照」として記載を削るつもりです。)
編集の要約なし
 
2行目: 2行目:
このゲームは、自分だけの動物園を作り、動物を集めたり、施設を建てたりしながら発展させていくボードゲームです。
このゲームは、自分だけの動物園を作り、動物を集めたり、施設を建てたりしながら発展させていくボードゲームです。


さまざまなカードを使って動物園を拡大し、評判を高めたり保全計画も支援しながら得点を競いましょう。
さまざまなカードを使って動物園を拡大し、評判を高め、保全計画を支援して得点を競いましょう。


ゲームは特定のラウンド制ではなく、終了条件が満たされるまでプレイが続きます。
ゲームは特定のラウンド制ではなく、終了条件が満たされるまでプレイが続きます。
15行目: 15行目:
* アクションカードセット: 建設、カード、動物、協会、後援者の5種類
* アクションカードセット: 建設、カード、動物、協会、後援者の5種類
* 最終得点計算カード
* 最終得点計算カード
* 基本保全計画カード
* 基本保全計画カード: 「○○の動物を▲▲していたら■点」となる得点源
* 動物園カード: 動物カード、後援者カード、'''基本ではない'''保全計画カード。
* 動物園カード: 動物カード、後援者カード、'''基本ではない'''保全計画カード
* 通常囲い地タイル:1マス~5マス。
* ディスプレイ: 画面左上にある、動物園カード置き場
* 特殊囲い地タイル: ふれあい動物園 (3マス) 、大型鳥類館 (5マス) 、爬虫類館 (5マス) の5種類
* 通常囲い地タイル:1マス~5マス
* 特殊囲い地タイル: ふれあい動物園 (3マス) 、大型鳥類館 (5マス) 、爬虫類館 (5マス) の5種類で、各プレイヤー1枚ずつ


==ゲームの準備==
==ゲームの準備==
24行目: 25行目:


* ボーナスタイル: ゲームボード上の空いている黄色いボーナススペース4か所に、9枚からランダムに表向きで置く。
* ボーナスタイル: ゲームボード上の空いている黄色いボーナススペース4か所に、9枚からランダムに表向きで置く。
* '''基本'''保全計画カード:    4人プレイ: 4枚引いて、協会ボードの下に並べる。  2・3人プレイ: 3枚引いて、協会ボードの下に並べる。
* '''基本'''保全計画カード 2・3人プレイ: 3枚引いて、協会ボードの下に並べる 4人プレイ: 4枚引いて、協会ボードの下に並べる。
* スタートプレイヤーをランダムに決める。 (プレイヤーの準備完了後に) 動物園カード6枚をディスプレイに置く。 動物カードは「1」の書かれた左端のスロットに置き、残り5枚は他のスロットにランダムに配置する。
* スタートプレイヤーをランダムに決める。 (プレイヤーの準備完了後に) 動物園カード6枚をディスプレイに置く。 動物カードは「1」の書かれた左端のスロットに置き、残り5枚は他のスロットにランダムに配置する。


----プレイヤーの準備
----プレイヤーの準備


* アクションカードのセット (建設、カード、動物、協会、後援者) を1組取る。 各カードの「Ⅰ面」を表向きにして、動物園マップの5つのカードスロットの下側に1枚ずつ置く。
* アクションカードのセット (建設、カード、動物、協会、後援者) を1組取る。 各カードの「Ⅰ面」を表向きにして、動物園マップの5つのカードスロットの下側に1枚ずつ置く。
* 訴求点トラックに、スタートプレイヤーはマス0、2番手は1、3番手は2、4番手は3にカウンターを置く。
* 訴求点トラックに、スタートプレイヤーはマス0、2番手は1、3番手は2、4番手は3にカウンターを置く。
* 協会職員1個を活動中として動物園マップのメモ帳に置く。 残り3個はプレイヤーボード左側のスペースに置く。
* 協会職員1個を活動中として動物園マップのメモ帳に置く。 残り3個はプレイヤーボード左側のスペースに置く。
* 25金を受け取る。
* 25金を受け取る。
* 最終得点計算カードを山から2枚引いて、動物園マップの横に裏向きで置く。 自分はいつでも見てよいが、他のプレイヤーには見せない。
* 最終得点計算カードを山から2枚引いて、動物園マップの横に裏向きで置く。 自分はいつでも見てよいが、他のプレイヤーには見せない。
* 山から動物園カードを8枚引く。 そのうち4枚を手札にし、残り4枚を捨て札置き場に表向きで置く。 手札は他のプレイヤーに見せない。
* 山から動物園カードを8枚引く。 そのうち4枚を手札にし、残り4枚を捨て札置き場に表向きで置く。 手札は他のプレイヤーに見せない。


== ゲームの流れ ==
== ゲームの流れ ==


# 6枚あるアクションカードから1枚選ぶ。
# 5枚のアクションカードから1枚選び、カードスロットの「強さ」で実行する。
# そのカードがあったスロットの「強さ」で実行する。  右のスロットほど強いアクションを実行できる。
# 使ったカードより左側のカードを1ずつ右のスロットに移し、使ったカードを強さ1 (左端) に移す。
# 使ったカードを強さ1 (左端) に移す。他のカードは右にずらす。
# アクションの終了時に、休憩が挟まることがある。


----アクションカードの説明 (概要)  
----アクションカードの説明 (概要)  


* カードアクション  山札か、ディスプレイから新しい動物園カードを得る。
* '''カード'''アクション 新しい動物園カードを得る。
* 建設アクション  動物を収容するための囲い地や特別囲い地、売店などの建物を建てる。
* '''建設'''アクション 動物を収容する囲い地や売店などの建物を建てる。
* 動物アクション  囲い地に動物を収容する。
* '''動物'''アクション 囲い地に動物を収容する。
* 協会アクション  職員を派遣し、評判点の獲得や保全活動を行う。
* '''協会'''アクション 職員を派遣し、有利になるタイルや得点を得る。
* 後援者アクション  資金や後援者の効果を得る。
* '''後援者'''アクション 資金や後援者の効果を得る。
* X-トークンアクション  アクションカード1枚を強さ1に戻し、X-トークンを1枚得る。
* '''X-トークン'''アクション アクションカード1枚を強さ1に戻し、X-トークンを1枚得る。


注意点
注意点
59行目: 60行目:
全アクションカードに共通する特徴
全アクションカードに共通する特徴


カードの改良効果
①カードの改良効果


黄色い五角形のトークンには、「改良」効果を持つものがある。
ゲーム中、アクションカードを改良できる「黄色い五角形のトークン」を獲得することがある。


これを得たとき、プレイヤーは任意のアクションカード1枚を改良し、次のアクションからゲーム終了まで、改良版のアクションを実行できる
これを得たとき、プレイヤーは次のアクションからゲーム終了まで、改良版アクションを実行できる。


(実際には、表面の青い「Ⅰ面」→ 裏面のピンクの「Ⅱ面」へカードを裏返す)
改良したカードは「Ⅰ面」()→ 「Ⅱ面」(ピンク)へカードを裏返す。
  例:
  例:
   
   
71行目: 72行目:
   
   
  ・後援者から資金を調達したい:Ⅰ面では強さ分の資金 → Ⅱ面では'''強さ×2倍'''の資金
  ・後援者から資金を調達したい:Ⅰ面では強さ分の資金 → Ⅱ面では'''強さ×2倍'''の資金
②評判点トラックとディスプレイ
「評判の範囲内」とは、ディスプレイ下部にある自分の評判カウンターの上と左側のカードを指す。
評判が高くなると、カウンターが右に移動するため、多くのカードをディスプレイから選択できるようになる。
* 評判点を得ると、自分のカウンターをすすめる。
* 評判点トラックの特定スペースに到達するとボーナス(黄色い五角形)を1回のみ受けられる。
* 評判点15に到達した後は、1評判点ごとに1訴求点を得る。
----'''<big>1. カードアクション</big>'''
----'''<big>1. カードアクション</big>'''


88行目: 98行目:


* ディスプレイからカード1枚を選んで手札に加える。
* ディスプレイからカード1枚を選んで手札に加える。
* 手番終了時にディスプレイを補充する。 <small>※「噛みつき」はカードアクション固有ではありません。後述の動物カードにも噛みつき効果を持つものがあるので、キーワードとして把握しておいてください。</small>
* 手番終了時にディスプレイを補充する。 <small>※「噛みつき」はカードアクション固有ではありません。後述の動物カードにも噛みつき効果を持つものがあるので、キーワードとして把握しておいてください。</small>


'''Ⅱ面'''
'''Ⅱ面'''
手札の枚数制限は休憩時に適用される (3枚か5枚) 。
----
== Ⅱ面 ==


* 評判点トラックの9点以降も前進できるになる。
* 評判点トラックの9点以降も前進できるになる。
108行目: 113行目:


* Ⅰ面に同じ
* Ⅰ面に同じ
----評判点トラックとディスプレイ
「評判の範囲内」とは、ディスプレイ下部にある自分の評判カウンターの上と左側のカードを指す。
要するに、評判が高くなるほど、多くのカードをディスプレイから選択できるようになるということ。
* 評判点を得ると、自分のカウンターをすすめる。
* 評判点トラックの特定スペースに到達するとボーナス(黄色い五角形)を1回のみ受けられる。
* 評判点15に到達した後は、1評判点ごとに1訴求点を得る。


----'''<big>2. 建設アクション</big>'''
----'''<big>2. 建設アクション</big>'''
140行目: 135行目:
* 大きさ合計がXまでの異なる建物を'''好きなだけ'''建設できる。
* 大きさ合計がXまでの異なる建物を'''好きなだけ'''建設できる。
* 新たに大型鳥類館・爬虫類館 (両方大きさ5) が建設できる。各1つのみ。
* 新たに大型鳥類館・爬虫類館 (両方大きさ5) が建設できる。各1つのみ。
* 大型鳥類館・爬虫類館の建設時、通常囲い地から動物を移動できる。 移動させた通常囲い地は、占有されていない状態に戻る。
* 大型鳥類館・爬虫類館の建設時、通常囲い地から動物を移動できる。 移動させた通常囲い地は、占有されていない状態に戻る。
* Ⅱ面アイコンのあるスペースにも建設できる。
* Ⅱ面アイコンのあるスペースにも建設できる。
* 全ての建物がマップを覆ったときは即座に7訴求点を得る。
* 全ての建物がマップを覆ったときは即座に7訴求点を得る。
149行目: 144行目:


# プレイ条件を満たしていること (提携・動物カテゴリー・大陸など)  
# プレイ条件を満たしていること (提携・動物カテゴリー・大陸など)  
# コストを支払えること (提携動物園があれば大陸ごとに3金割引)
# コストを支払えること
# 空いている囲い地 (特別囲い地含む) があること を満たす必要がある。動物カードをプレイした後、
# 空いている囲い地 (又は特別囲い地) があること を満たす必要がある。動物カードをプレイした後、
# 動物が持つ効果を実行する (訴求点や保全点、評判点の上昇)  
# 動物が持つ効果を実行する (訴求点や保全点、評判点の上昇)  


* 複数枚プレイ時は各枚個別に処理する。 <small>※つまり、2枚目に出す動物カードは、1枚目に出した動物カードも含めて効果を適用するということ。プレイの順番に注意してください。</small>
* 複数枚プレイ時は各枚個別に処理する。<small>※2枚目に出す動物カードは、1枚目に出した動物カードも含めて効果を適用する。プレイ順に注意。</small>


'''Ⅰ面'''
'''Ⅰ面'''
161行目: 156行目:
'''Ⅱ面'''
'''Ⅱ面'''


* 手札や評判範囲のディスプレイから直接動物カードをプレイできる。 ただし、プレイ時にカードのフォルダー番号の資金を追加で支払う。
* 手札や評判範囲のディスプレイから直接動物カードをプレイできる。 ただし、プレイ時にカードのフォルダー番号の資金を追加で支払う。
* 強さ5以上で1評判点上昇。
* 強さ5以上で1評判点上昇。
* Ⅱ面アイコンを持つ動物カードもプレイできる。
* Ⅱ面アイコンを持つ動物カードもプレイできる。
187行目: 182行目:
----'''<big>5. 後援者アクション</big>'''
----'''<big>5. 後援者アクション</big>'''


'''Ⅰ面'''
共通する特徴


* 手札から後援者カードを1枚プレイ、または休憩トークンを進めて資金を調達する。
* 手札から後援者カードを1枚プレイ、または休憩トークンを進めて資金を調達する。
* 後援者カードをプレイするには、条件を満たす必要がある。
* 後援者カードをプレイするには、条件を満たす必要がある。
'''Ⅰ面'''
* 資金を調達する場合、強さに等しい資金を得る。
* 資金を調達する場合、強さに等しい資金を得る。


196行目: 194行目:


* 複数の後援者カードをプレイできる (合計レベルは強さX+1以下) 。
* 複数の後援者カードをプレイできる (合計レベルは強さX+1以下) 。
* ディスプレイからもカードをプレイできるだが、評判範囲内限定、追加コストあり。
* ディスプレイからもカードをプレイできるが、評判範囲内限定で、ディスプレイの番号に応じた追加コストを支払う。
* 資金を調達する場合、強さ×2倍の資金を得る。
* 資金を調達する場合、強さ×2倍の資金を得る。


202行目: 200行目:


特徴と条件
特徴と条件
* プレイヤーは、通常の5つのアクションのいずれも実行できない/実行したくない場合にこの代替アクションを選べる。
* そのアクションカードの効果を使用しない代わりに、X-トークン1枚を受け取る。
* X-トークンを使用すると、1枚につきアクションの強さを1上げることができる。
* このアクションは、どのアクションカードでも可能で、カードスロットの位置は関係ない (強さ1のカードも選択できる) 。
* このアクションは、どのアクションカードでも可能で、カードスロットの位置は関係ない (強さ1のカードも選択できる) 。
* X-トークン1枚でアクションの強さを1上げることができる。
* トークンは同時に何枚でも使用できる。
* トークンは同時に何枚でも使用できる。
* アクションカードが改良済みかどうかも、このアクションには影響しない。
* アクションカードが改良済みかどうかも、このアクションには影響しない。
注意点
* X-トークンはどんな場合でも5枚以上保持できない。
== 動物園マップについて ==
中央:プレイヤーの動物園
このゲームの中心となるエリアで、ここは動物を配置する囲い地だけでなく、売店や展示館のほか、後援者によるユニーク建物も配置する。
一部のスペースには黄色の五角形で配置ボーナスが示されており、このマークを覆うと、描かれたアイコンのボーナスを即座に得る。
注意点
プレイヤーは岩(R)や水域(W)のスペース上には建設できない。
何かが建てられているスペースは「覆われている」と呼ばれる。
建設アクションカードを改良するまでは、「Ⅱ面」アイコンのあるスペースには建設できない。
----左側:保全計画とボーナス
保全計画を支援することで発動するボーナススペースがある。  
保全計画を支援するたびに、ゲームに有利になる効果を受けることができる。
・ 各支援は即時ボーナスをもたらす。  
・ 一部は休憩ごとに追加のボーナスも発生する。
・一部の動物園マップでは、最後の職員を雇用したときに保全点を得る。
----下段:アクションカードスロット
アクションカードを置くためのスロット。
----右側:提携動物園と大学
提携動物園と大学のスペース。
提携動物園は5種類(5大陸すべてに対応)  
新たな提携を確立するたび、対応する列の一番下の空きマスにタイルを置く。  
注意点
大学は3種類、最大で4大陸としか提携できない  
3つ目の提携動物園を得るには、協会アクションカードを事前に改良しておく必要がある。
提携動物園や大学のスペースにボーナスが描かれている場合は、そのボーナスを即座に得る。
提携動物園・大学の効果
提携動物園:その大陸の動物を受け入れるコストを、動物カード上の大陸アイコン1つにつき3金減らす。  
大学:表示されたアイコンとボーナスを獲得する。
== 動物園カード ==
動物園カードは、主に3種類に分類される。
動物カード
動物園に新しい動物を追加する際に使用する。
空いている囲い地が必要で、設置すると訴求点を獲得できる。
一部の動物は、岩や水域に隣接した囲い地を必要とする。


----実行の流れ


# 任意のアクションカードを1枚選び、そのカードを強さ1 (左端) に移動する。
後援者カード
# 強さ1より左にあったカードは右にずらす。
# X-トークンを1枚得る。


----注意点
専門家を雇用したり、ユニーク建物を建設したり、特殊な効果を発揮させたりできる。


* X-トークンはどんな場合でも5枚以上保持できない。


==ゲームの進行==
保全計画カード
「アーク・ノヴァ」は、決まった区切りのあるラウンドをプレイしていくゲームではありません。その代わりに、プレイヤーはゲームの終了条件が満たされるまで、単に時計回り順に1手番ずつプレイしていきます。<br>
 
さらに、その途中で“ 休憩”と呼ばれるフェイズがあり、ここでプレイヤーはゲームを一時中断します。休憩中、プレイヤーは手札のカードを上限枚数まで減らし、職員を呼び戻し、特に重要なこととして収入を得ます。休憩フェイズの詳細については後述します。<br>
保全計画を支援して保全点を得る。
自分の手番中、プレイヤーは常に1アクションを実行します (そのアクションが追加効果やボーナスを発動させることもあります) 。プレイヤーは自分の動物園マップの下側にある5枚のアクションカードを使い、これらのアクションを実行します。<br>
 
プレイヤーは動物園を拡大したり、動物園カードをプレイしたり、新たな動物園カードを得たりすることができます。アクションカードの位置によって、プレイヤーがそのアクションをどのように実行できるかが決まります。<br>
特定の動物種や大陸に焦点を当てた計画が多く、一部では動物を野生に戻す活動も行う。
<br>
 
●動物園マップ<br>
これらのカードに加え、ゲーム開始時から利用できる「基本保全計画カード」も存在する。
プレイヤーの動物園は、動物園マップの中央にある大きなエリア内で作られます。ここは建物 ( 通常囲い地、特別囲い地、売店、展示館、ユニーク建物など) を置く場所です。囲い地の概要には囲い地の大きさと形が示されています。<br>
プレイヤーは岩 (R) や水域 (W) スペース上で建設することはできませんが、一部の動物は岩/水域スペースに隣接している囲い地を必要とします。他のすべてのスペースは建物スペースで、プレイヤーはこれらのスペース上に建物を置くことができます。何かが建設されているスペースは、このゲームの用語で'''“ 覆われている”'''と呼ばれます。建設アクションカードを改良するまで、プレイヤーは『Ⅱ面』アイコンがあるスペース上で建設することはできません。<br>
一部のスペースには黄色の五角形で配置ボーナスが示されています。このボーナスを覆ったとき、プレイヤーはそのアイコンに示されているボーナスを即座に得ます。<br>
動物園マップの左端には、さまざまな保全計画を支援することで発動するボーナススペースがあります。ゲーム開始時、これらのスペースには7個のプレイヤートークンが置かれています。保全計画を支援するたびに、プレイヤーはこれらのプレイヤートークンのうち1個を取り、その保全計画カード上に置きます。これは常に即時ボーナスをもたらし、各休憩中に再びボーナスをもたらすものもあります。<br>
動物園マップの下段には、アクションカードを置くためのカードスロットがあります。各スロットの上側にある数字は、そのスロットにあるアクションカードの“ 強さ”を示しています。<br>
上級者向けの動物園マップには、各動物園を他の動物園とは異なるものにする特殊能力があります。<br>
最初のゲームで推奨されるマップAには、全プレイヤーが使える同じ特殊能力があります (ゲーム開始時に3スペース囲い地を1枚取り、数字の3が書かれている面である空き地面を表向きにして示されているスペースに置きます) 。<br>
<br>
動物園マップの右側には、提携動物園と大学のためのスペースがあります。提携動物園は5種類、大学は3種類あります。提携動物園は5大陸すべてにありますが、最大でもそのうち4つとしか提携できないことに注意してください。動物園や大学との新たな提携を確立するたびに、プレイヤーはそのタイルを対応する列の一番下にある空きスペースに置きます。<br>
3つ目の提携動物園を得るためには、プレイヤーは先に協会アクションカードを改良していなければなりません。異なる地の色と『Ⅱ面』アイコンは、このルールを忘れないようにするためのものです。<br>
提携動物園/大学を置いたスペースにボーナスが示されている場合、プレイヤーはそのボーナスを即座に得ます。<br>
・ 提携動物園は、その大陸にいる動物を自分の動物園に収容するのをより簡単にします (そのためのコストを、その動物カード上にある大陸アイコンごとに3金ずつ減らします) 。<br>
・大学は示されているアイコンとボーナスをもたらします。右側には、ゲーム開始時に置いた追加の協会職員のサプライスペースがあります。<br>
提携動物園や大学と同様に、プレイヤーは協会職員を下から上の順で使いますが、タイルを置くのではなく、職員駒を取り除きます。協会職員を雇用できるときには常に、その駒をここから取り、すぐ上のメモ帳上に置いて活動中の職員とします。特定の動物園マップは、最後の職員を雇用したときに保全点をもたらします。<br>
利用できるすべての協会職員、資金、X-トークンは、右上にあるメモ帳上で保管します。<br>
<br>
●動物園カード<br>
・動物カードは動物園に動物を追加するために使われます。これらは空いている囲い地を必要とし、動物園に訴求点をもたらします。<br>
・後援者カードによって、プレイヤーは専門家を雇ったり、ユニーク建物を建設したり、他のさまざまな効果を実行したりすることができます。<br>
・保全計画カードによって、プレイヤーは保全計画を支援して保全点を得ます。プレイヤーは通常、特定の動物種や、動物の起源である特定の大陸に力を注ぐことになります。一部の保全計画では、プレイヤーは動物を野生に復帰させようとします。保全計画のための動物園カードに加えて、ゲーム開始時から利用できる基本保全計画カードもあります。<br>
<br>
●休憩トラック<br>
ゲームボード上には、次の休憩までの残り時間を計るためのトラックがあります。<br>
ゲーム開始時、および各休憩のあとで、プレイ人数に対応しているスタートスペースに休憩トークンを置きます。<br>
休憩トークンを進めるときには常に、休憩トラックの終端に向かって必要なスペース数だけ進めます。<br>
トラックの最終スペースに到達したとき、プレイヤーは全員に休憩を宣言します。<br>
このプレイヤーの手番が終了したあと、休憩が発生します。<br>
このプレイヤーは休憩トラックの最終スペースに到達したことからX-トークンを1枚得ます。<br>
休憩トークンを最終スペースより先に進めることはありません。<br>
休憩のあと、休憩トークンをトラックのスタートスペースに戻します。<br>


==訴求点と保全点==
==訴求点と保全点==
269行目: 298行目:
保全点トラックには、プレイヤーがその点数に到達または通過したときにだけ得られる「即時効果」がある特別なスペースが4つ存在する。
保全点トラックには、プレイヤーがその点数に到達または通過したときにだけ得られる「即時効果」がある特別なスペースが4つ存在する。


* 2保全点のスペース 到達したプレイヤーは以下のどちらかを選べる。 ・アクションカードの1枚を改良 (裏返す) する ・追加の協会職員を1個利用できるにする ※協会職員はメモ帳の下にある横倒しの職員から1個取り、メモ帳上に置く。
2保全点のスペース 到達したプレイヤーは以下のどちらかを選べる。  
* 5保全点または8保全点のスペース 到達したプレイヤーは以下のどちらかを選べる。 ・5金を得る ・ボーナスタイルタイルのうち1枚を発動する ※ボーナスタイルを使った場合、そのタイルはゲームから取り除く。 ※ボーナスタイルが両方なくなっても、5金を得る選択肢は残る。
 
* 10保全点のスペース  最初に到達または通過したプレイヤーが現れた時点で、全プレイヤーは最終得点計算カードのうち1枚を選び、裏向きで捨て札にする。 残りのカードは山の底に戻す。 なお、ゲーム終了までに誰も10保全点に到達しなかった場合は、ゲーム終了時の得点計算の直前に全プレイヤーが1枚の最終得点計算カードを捨てなければならない。
・アクションカードの1枚を改良 (裏返す) する  
 
・追加の協会職員を1個利用できるにする ※協会職員はメモ帳の下にある横倒しの職員から1個取り、メモ帳上に置く。
 
 
5保全点または8保全点のスペース 到達したプレイヤーは以下のどちらかを選べる。
 
・5金を得る ・ボーナスタイルタイルのうち1枚を発動する ※ボーナスタイルを使った場合、そのタイルはゲームから取り除く。
 
※ボーナスタイルが両方なくなっても、5金を得る選択肢は残る。
 
・10保全点のスペース 最初に到達または通過したプレイヤーが現れた時点で、全プレイヤーは最終得点計算カードのうち1枚を選び、裏向きで捨て札にする。 残りのカードは山の底に戻す。 なお、ゲーム終了までに誰も10保全点に到達しなかった場合は、ゲーム終了時の得点計算の直前に全プレイヤーが1枚の最終得点計算カードを捨てなければならない。


== 休憩フェイズ ==
== 休憩フェイズ ==
278行目: 318行目:
その休憩フェイズを発生させたプレイヤーの手番終了後、以下を行う。
その休憩フェイズを発生させたプレイヤーの手番終了後、以下を行う。


# 手札上限の調整
1.  手札上限の調整
#* 手札が上限枚数 (3枚) を超えている場合、不要なカードを選び捨て札にする。
 
#* 一部の大学効果で手札上限が5枚になることがある。
手札が上限枚数 (3枚) を超えている場合、不要なカードを選び捨て札にする。
# アクションカード上のトークン除去
 
#* 乗数トークン、毒トークン、締めつけトークンがある場合、すべて回収してサプライに戻す。
一部の大学効果で手札上限が5枚になることがある。
# 協会ボードの整理
 
#* 各プレイヤーは協会ボードの職員を全て取り、メモ帳上に戻す。
 
#* これらの職員は次のラウンドで協会職員としてまた使える。
2. アクションカード上のトークン除去
#* ディスプレイの提携動物園と大学を補充する。
 
# ディスプレイの整理
乗数トークン、毒トークン、締めつけトークンがある場合、すべて回収してサプライに戻す。
#* 左端のフォルダ1と2のカード2枚を捨て、残りのカードを左に寄せる。
 
#* その後、山札からカードを補充する。
 
# 収入の獲得
3. 協会ボードの整理
#* 全プレイヤーが同時に収入を得る。
 
#* 複数のプレイヤーが同時にディスプレイからカードを得る効果を持つ場合は、休憩を起こしたプレイヤーから時計回りに順番に実行し、その後カードを補充する。 具体的には:  a. 自分の訴求点トラックのカウンター横に書かれた資金を得る。 b. 動物園マップ上の売店から収入を得る。  売店に隣接するユニーク建物、特別囲い地、占有されている通常囲い地、展示館1つにつき1金。隣接は少なくとも1辺が接していることが条件。空いている通常囲い地は収入に含まれないが、特別囲い地は含む。  c. 紫背景に手アイコンがついた収入効果をすべて得る。  一部の後援者カードや動物園マップ左側のボーナスなどにある。ボーナスはすでに発動済み (プレイヤートークンが置かれている) 場合のみ適用。
各プレイヤーは協会ボードの職員を全て取り、メモ帳上に戻す。
# 休憩トークンのリセット
 
#* 休憩トークンを休憩トラックのスタートスペースに戻す。
これらの職員は次のラウンドで協会職員としてまた使える。
#* 休憩は終了し、時計回りに次のプレイヤーが手番を開始してゲームを続行する。
 
 
4. ディスプレイの提携動物園と大学を補充する。
 
5. ディスプレイの整理
 
左端のフォルダ1と2のカード2枚を捨て、残りのカードを左に寄せる。
 
その後、山札からカードを補充する。
 
 
6. 収入の獲得
 
全プレイヤーが同時に収入を得る。
 
複数のプレイヤーが同時にディスプレイからカードを得る効果を持つ場合は、休憩を起こしたプレイヤーから時計回りに順番に実行し、その後カードを補充する。
 
a. 自分の訴求点トラックのカウンター横に書かれた資金を得る。
 
b. 動物園マップ上の売店から収入を得る。 売店に隣接するユニーク建物、特別囲い地、占有されている通常囲い地、展示館1つにつき1金。隣接は少なくとも1辺が接していることが条件。空いている通常囲い地は収入に含まれないが、特別囲い地は含む。
 
c. 紫背景に手アイコンがついた収入効果をすべて得る。 一部の後援者カードや動物園マップ左側のボーナスなどにある。ボーナスはすでに発動済み (プレイヤートークンが置かれている) 場合のみ適用。
 
 
7. 休憩トークンのリセット
 
休憩トークンを休憩トラックのスタートスペースに戻す。
 
休憩は終了し、時計回りに次のプレイヤーが手番を開始してゲームを続行する。


== ゲームの終了条件 ==
== ゲームの終了条件 ==

2025年11月10日 (月) 04:25時点における最新版

ゲームの概要

このゲームは、自分だけの動物園を作り、動物を集めたり、施設を建てたりしながら発展させていくボードゲームです。

さまざまなカードを使って動物園を拡大し、評判を高め、保全計画を支援して得点を競いましょう。

ゲームは特定のラウンド制ではなく、終了条件が満たされるまでプレイが続きます。

どのタイミングで休憩するかも非常に重要です。

常に収入と手札には意識を配りましょう!

ゲームの内容物

  • ゲームボード: 10種類以上の動物園マップ
  • アクションカードセット: 建設、カード、動物、協会、後援者の5種類
  • 最終得点計算カード
  • 基本保全計画カード: 「○○の動物を▲▲していたら■点」となる得点源
  • 動物園カード: 動物カード、後援者カード、基本ではない保全計画カード
  • ディスプレイ: 画面左上にある、動物園カード置き場
  • 通常囲い地タイル:1マス~5マス
  • 特殊囲い地タイル: ふれあい動物園 (3マス) 、大型鳥類館 (5マス) 、爬虫類館 (5マス) の5種類で、各プレイヤー1枚ずつ

ゲームの準備

共通の準備

  • ボーナスタイル: ゲームボード上の空いている黄色いボーナススペース4か所に、9枚からランダムに表向きで置く。
  • 基本保全計画カード 2・3人プレイ: 3枚引いて、協会ボードの下に並べる 4人プレイ: 4枚引いて、協会ボードの下に並べる。
  • スタートプレイヤーをランダムに決める。 (プレイヤーの準備完了後に) 動物園カード6枚をディスプレイに置く。 動物カードは「1」の書かれた左端のスロットに置き、残り5枚は他のスロットにランダムに配置する。

プレイヤーの準備

  • アクションカードのセット (建設、カード、動物、協会、後援者) を1組取る。 各カードの「Ⅰ面」を表向きにして、動物園マップの5つのカードスロットの下側に1枚ずつ置く。
  • 訴求点トラックに、スタートプレイヤーはマス0、2番手は1、3番手は2、4番手は3にカウンターを置く。
  • 協会職員1個を活動中として動物園マップのメモ帳に置く。 残り3個はプレイヤーボード左側のスペースに置く。
  • 25金を受け取る。
  • 最終得点計算カードを山から2枚引いて、動物園マップの横に裏向きで置く。 自分はいつでも見てよいが、他のプレイヤーには見せない。
  • 山から動物園カードを8枚引く。 そのうち4枚を手札にし、残り4枚を捨て札置き場に表向きで置く。 手札は他のプレイヤーに見せない。

ゲームの流れ

  1. 5枚のアクションカードから1枚選び、カードスロットの「強さ」で実行する。
  2. 使ったカードより左側のカードを1ずつ右のスロットに移し、使ったカードを強さ1 (左端) に移す。
  3. アクションの終了時に、休憩が挟まることがある。

アクションカードの説明 (概要)

  • カードアクション 新しい動物園カードを得る。
  • 建設アクション 動物を収容する囲い地や売店などの建物を建てる。
  • 動物アクション 囲い地に動物を収容する。
  • 協会アクション 職員を派遣し、有利になるタイルや得点を得る。
  • 後援者アクション 資金や後援者の効果を得る。
  • X-トークンアクション アクションカード1枚を強さ1に戻し、X-トークンを1枚得る。

注意点

  • アクションは「実際に実行」しなければならない (=選ぶだけや何もしないのは禁止) 。

6アクションの説明 (詳細)

全アクションカードに共通する特徴

①カードの改良効果

ゲーム中、アクションカードを改良できる「黄色い五角形のトークン」を獲得することがある。

これを得たとき、プレイヤーは次のアクションからゲーム終了まで、改良版アクションを実行できる。

改良したカードは「Ⅰ面」(青)→ 「Ⅱ面」(ピンク)へカードを裏返す。

例:

・動物カードを2枚プレイしたい:Ⅰ面では強さ5が必要 → Ⅱ面では強さ3でOK

・後援者から資金を調達したい:Ⅰ面では強さ分の資金 → Ⅱ面では強さ×2倍の資金

②評判点トラックとディスプレイ

「評判の範囲内」とは、ディスプレイ下部にある自分の評判カウンターの上と左側のカードを指す。

評判が高くなると、カウンターが右に移動するため、多くのカードをディスプレイから選択できるようになる。

  • 評判点を得ると、自分のカウンターをすすめる。
  • 評判点トラックの特定スペースに到達するとボーナス(黄色い五角形)を1回のみ受けられる。
  • 評判点15に到達した後は、1評判点ごとに1訴求点を得る。

1. カードアクション

共通する特徴

  • 休憩トークンを2スペース進める。
  • その後、山札からカードを引くか、「噛みつき」を選ぶ。

Ⅰ面

【山札からカードを引く】 (強さ1~4)

  • 強さに応じて、1枚~3枚まで山札からカードを引く。
  • カードを引いた後1枚捨てる場合がある (捨てるのは今引いたカードでなくてもOK) 。

【噛みつき】 (強さ5)

  • ディスプレイからカード1枚を選んで手札に加える。
  • 手番終了時にディスプレイを補充する。 ※「噛みつき」はカードアクション固有ではありません。後述の動物カードにも噛みつき効果を持つものがあるので、キーワードとして把握しておいてください。

Ⅱ面

  • 評判点トラックの9点以降も前進できるになる。
  • 山札や評判の範囲内からカードを得るか、噛みつく。

【評判の範囲内からカードを得る】

  • 評判点以内のカードを山・ディスプレイ両方から任意の順で得られる。
  • 手番終了まではディスプレイを補充しない。

【噛みつく】

  • Ⅰ面に同じ

2. 建設アクション

共通する特徴

  • 建設コストとして、2金×スペース数を支払う。
  • マップの空きスペース且つ岩・水域以外に建設できる。
  • 最初の建設は動物園マップの外周に隣接させて置く。
  • 売店は休憩フェイズに収入をもたらし、展示館は即座に(そして1回だけ)1訴求点をもたらす。
  • 売店は他の売店から3スペース以上離す。
  • ボーナスアイコンがあるスペースを1つ以上覆った場合、プレイヤーは即座に対応する配置ボーナスを1回得る。

Ⅰ面

  • 動物園マップに、強さX以下の大きさの建物を1つ建設する。
  • 建設できる建物は売店、展示館、通常囲い地 (1~5マス) 、ふれあい動物園 (特別囲い地大きさ3、1つのみ) 。
  • Ⅱ面アイコンのあるスペースには建設できない。

Ⅱ面

  • 大きさ合計がXまでの異なる建物を好きなだけ建設できる。
  • 新たに大型鳥類館・爬虫類館 (両方大きさ5) が建設できる。各1つのみ。
  • 大型鳥類館・爬虫類館の建設時、通常囲い地から動物を移動できる。 移動させた通常囲い地は、占有されていない状態に戻る。
  • Ⅱ面アイコンのあるスペースにも建設できる。
  • 全ての建物がマップを覆ったときは即座に7訴求点を得る。

3. 動物アクション

共通する特徴

  1. プレイ条件を満たしていること (提携・動物カテゴリー・大陸など)
  2. コストを支払えること
  3. 空いている囲い地 (又は特別囲い地) があること を満たす必要がある。動物カードをプレイした後、
  4. 動物が持つ効果を実行する (訴求点や保全点、評判点の上昇)
  • 複数枚プレイ時は各枚個別に処理する。※2枚目に出す動物カードは、1枚目に出した動物カードも含めて効果を適用する。プレイ順に注意。

Ⅰ面

  • 手札から1枚 (強さ1~4) または2枚 (強さ5) の動物カードをプレイする。

Ⅱ面

  • 手札や評判範囲のディスプレイから直接動物カードをプレイできる。 ただし、プレイ時にカードのフォルダー番号の資金を追加で支払う。
  • 強さ5以上で1評判点上昇。
  • Ⅱ面アイコンを持つ動物カードもプレイできる。

4. 協会アクション

共通する特徴

  • メモ帳上の (未使用の) 協会職員を、協会ボード上の仕事に置き実行する。
  • 仕事内容は、評判上昇 (強さ2) 、提携動物園獲得 (強さ3) 、提携大学獲得 (強さ4) 、保全計画支援 (強さ5)
  • 同じ仕事に自分の職員がいる場合は、実行に2個必要。3個以上いる仕事は実行不可。
  • 休憩時に職員はメモ帳に戻り再利用できる。

Ⅰ面

  • 上記の通り

Ⅱ面

  • 複数の異なる仕事を1回のアクションで実行できる。
  • 仕事の合計強さはアクション強さ以下。
  • 保全計画カードをディスプレイから直接支援プレイできる。
  • 寄付ができる。1アクションに付き1回まで。

5. 後援者アクション

共通する特徴

  • 手札から後援者カードを1枚プレイ、または休憩トークンを進めて資金を調達する。
  • 後援者カードをプレイするには、条件を満たす必要がある。

Ⅰ面

  • 資金を調達する場合、強さに等しい資金を得る。

Ⅱ面

  • 複数の後援者カードをプレイできる (合計レベルは強さX+1以下) 。
  • ディスプレイからもカードをプレイできるが、評判範囲内限定で、ディスプレイの番号に応じた追加コストを支払う。
  • 資金を調達する場合、強さ×2倍の資金を得る。

6.X-トークンアクション

特徴と条件

  • そのアクションカードの効果を使用しない代わりに、X-トークン1枚を受け取る。
  • X-トークンを使用すると、1枚につきアクションの強さを1上げることができる。
  • このアクションは、どのアクションカードでも可能で、カードスロットの位置は関係ない (強さ1のカードも選択できる) 。
  • トークンは同時に何枚でも使用できる。
  • アクションカードが改良済みかどうかも、このアクションには影響しない。

注意点

  • X-トークンはどんな場合でも5枚以上保持できない。

動物園マップについて

中央:プレイヤーの動物園

このゲームの中心となるエリアで、ここは動物を配置する囲い地だけでなく、売店や展示館のほか、後援者によるユニーク建物も配置する。

一部のスペースには黄色の五角形で配置ボーナスが示されており、このマークを覆うと、描かれたアイコンのボーナスを即座に得る。

注意点

プレイヤーは岩(R)や水域(W)のスペース上には建設できない。

何かが建てられているスペースは「覆われている」と呼ばれる。

建設アクションカードを改良するまでは、「Ⅱ面」アイコンのあるスペースには建設できない。


左側:保全計画とボーナス

保全計画を支援することで発動するボーナススペースがある。  

保全計画を支援するたびに、ゲームに有利になる効果を受けることができる。

・ 各支援は即時ボーナスをもたらす。  

・ 一部は休憩ごとに追加のボーナスも発生する。

・一部の動物園マップでは、最後の職員を雇用したときに保全点を得る。


下段:アクションカードスロット

アクションカードを置くためのスロット。


右側:提携動物園と大学

提携動物園と大学のスペース。

提携動物園は5種類(5大陸すべてに対応)  

新たな提携を確立するたび、対応する列の一番下の空きマスにタイルを置く。  

注意点

大学は3種類、最大で4大陸としか提携できない  

3つ目の提携動物園を得るには、協会アクションカードを事前に改良しておく必要がある。

提携動物園や大学のスペースにボーナスが描かれている場合は、そのボーナスを即座に得る。


提携動物園・大学の効果

提携動物園:その大陸の動物を受け入れるコストを、動物カード上の大陸アイコン1つにつき3金減らす。  

大学:表示されたアイコンとボーナスを獲得する。

動物園カード

動物園カードは、主に3種類に分類される。

動物カード

動物園に新しい動物を追加する際に使用する。

空いている囲い地が必要で、設置すると訴求点を獲得できる。

一部の動物は、岩や水域に隣接した囲い地を必要とする。


後援者カード

専門家を雇用したり、ユニーク建物を建設したり、特殊な効果を発揮させたりできる。


保全計画カード

保全計画を支援して保全点を得る。

特定の動物種や大陸に焦点を当てた計画が多く、一部では動物を野生に戻す活動も行う。

これらのカードに加え、ゲーム開始時から利用できる「基本保全計画カード」も存在する。

訴求点と保全点

ゲーム中、プレイヤーは自分の動物園の訴求力を高め、保全点を集める。

この2つは勝利に必要なだけでなく、ゲーム中のさまざまな場面で役立つ。


訴求点の役割

獲得した訴求点によって、各休憩フェイズで得られる資金の額が決まる。

多くの訴求点を持つプレイヤーほど、より多くの資金を得ることができる。


保全点の効果

保全点トラックには、プレイヤーがその点数に到達または通過したときにだけ得られる「即時効果」がある特別なスペースが4つ存在する。

2保全点のスペース 到達したプレイヤーは以下のどちらかを選べる。

・アクションカードの1枚を改良 (裏返す) する

・追加の協会職員を1個利用できるにする ※協会職員はメモ帳の下にある横倒しの職員から1個取り、メモ帳上に置く。


5保全点または8保全点のスペース 到達したプレイヤーは以下のどちらかを選べる。

・5金を得る ・ボーナスタイルタイルのうち1枚を発動する ※ボーナスタイルを使った場合、そのタイルはゲームから取り除く。

※ボーナスタイルが両方なくなっても、5金を得る選択肢は残る。

・10保全点のスペース 最初に到達または通過したプレイヤーが現れた時点で、全プレイヤーは最終得点計算カードのうち1枚を選び、裏向きで捨て札にする。 残りのカードは山の底に戻す。 なお、ゲーム終了までに誰も10保全点に到達しなかった場合は、ゲーム終了時の得点計算の直前に全プレイヤーが1枚の最終得点計算カードを捨てなければならない。

休憩フェイズ

休憩アイコン (コーヒー) がプレイ人数に応じた数と同数以上集まった時、休憩フェイズが発生する。

その休憩フェイズを発生させたプレイヤーの手番終了後、以下を行う。

1. 手札上限の調整

手札が上限枚数 (3枚) を超えている場合、不要なカードを選び捨て札にする。

一部の大学効果で手札上限が5枚になることがある。


2. アクションカード上のトークン除去

乗数トークン、毒トークン、締めつけトークンがある場合、すべて回収してサプライに戻す。


3. 協会ボードの整理

各プレイヤーは協会ボードの職員を全て取り、メモ帳上に戻す。

これらの職員は次のラウンドで協会職員としてまた使える。


4. ディスプレイの提携動物園と大学を補充する。

5. ディスプレイの整理

左端のフォルダ1と2のカード2枚を捨て、残りのカードを左に寄せる。

その後、山札からカードを補充する。


6. 収入の獲得

全プレイヤーが同時に収入を得る。

複数のプレイヤーが同時にディスプレイからカードを得る効果を持つ場合は、休憩を起こしたプレイヤーから時計回りに順番に実行し、その後カードを補充する。

a. 自分の訴求点トラックのカウンター横に書かれた資金を得る。

b. 動物園マップ上の売店から収入を得る。 売店に隣接するユニーク建物、特別囲い地、占有されている通常囲い地、展示館1つにつき1金。隣接は少なくとも1辺が接していることが条件。空いている通常囲い地は収入に含まれないが、特別囲い地は含む。

c. 紫背景に手アイコンがついた収入効果をすべて得る。 一部の後援者カードや動物園マップ左側のボーナスなどにある。ボーナスはすでに発動済み (プレイヤートークンが置かれている) 場合のみ適用。


7. 休憩トークンのリセット

休憩トークンを休憩トラックのスタートスペースに戻す。

休憩は終了し、時計回りに次のプレイヤーが手番を開始してゲームを続行する。

ゲームの終了条件

  • ゲームは、誰かの保全点カウンターと訴求点カウンターが「得点計算エリア」で重なったり、すれ違ったりした時に終了に向かう。
  • 「得点計算エリア」とは、保全点トラック上の1つのスペースと隣接する訴求点トラックのいくつかのスペースのこと。
  • 終了条件を満たしたプレイヤーは、その手番を最後まで行う。
  • その後、他の全プレイヤーもそれぞれあと1手番ずつ行い、最終得点計算へ進む。
  • 休憩フェイズ中に終了条件が発生した場合も、全員が1手番ずつプレイする。

最終得点計算

  • ゲーム終了時に、各プレイヤーは自分の最終得点計算カードと、自分のカードの中で「ゲーム終了時アイコン (砂時計) 」があるカードから追加の保全点や訴求点を獲得する。
  • もし誰も10保全点に到達していなければ、最終得点計算の前に全員が自分の得点計算カードのうち1枚を捨て札にする。

勝利点の確定

  • 各プレイヤーは保全点カウンターがいる「得点計算エリア」の中で、最も低い訴求点を確認する。
  • その訴求点が「基本勝利点」となる。
  • 自分の訴求点カウンターがいる訴求点の値から、この基本勝利点を引いた差が、そのプレイヤーの最終的な勝利点になる。

最終得点計算カードの詳細

  • 最終得点計算カードは、ゲーム終了時に追加の保全点 (1〜4点) をどのように得るかを示す。
  • 得点計算はカードの左下の表か右下のテキストを使って行う。
  • プレイヤーは自分の大学や手元のカードのアイコンに注目しながら計算する。
  • ただし、1枚の最終得点計算カードから得られる保全点は最大で5点まで。

勝者の決定

  • 最も高い勝利点を持つプレイヤーが勝者となる。
  • 勝利点が同点の場合、より多くの保全計画を支援したプレイヤー (動物園マップ左側からプレイヤートークンを多く取り除いた人) が勝つ。
  • それも同じ場合、その全員が勝利を分け合う。

上級者向け動物園マップ

●マップ1 (展望塔)
展望塔に隣接する囲い地に動物を入れた場合追加で2訴求点を得る。動物を野生復帰させ再び動物を入れた場合も同様に2訴求点を得る。展望塔に隣接する岩スペースに隣接しているだけでは対象にならない。
●マップ2 (野外地区)
野外地区に隣接して配置された囲い地 (1/2/3の大きさ) はそれより2大きいサイズとして扱うことができる。野外地区に隣接する水スペースに隣接しているだけでは対象にならない。
●マップ3 (シルバー湖)
シルバー湖の周りに五角形の2金ボーナスアイコンがある。
●マップ4 (商業港)
商業港に隣接して建物を置いたら (1回目の配置ですぐに隣接もできる) 、以降ゲーム中以下の効果が常に発動する。ターン中に1回、手札を1枚捨てて、3金を得ることができる。
●マップ5 (園内レストラン)
休憩中園内レストランに隣接している建物1スペースごとに1金を得る。囲い地が占有されているかどうかや、同じ建物に属しているスペースかは問わない。
●マップ6 (研究機関)
研究機関に隣接して建物を置いたら (1回目の配置ですぐに隣接もできる) 、以降ゲーム中以下の効果が常に発動する。動物カードをプレイする場合、カード左側の条件を1つ無視できる。ただし水域・岩条件には適用できない。
●マップ7 (アイスクリーム屋)
すべての五角形の売店ボーナスアイコンを覆っている場合、休憩の収入フェイズ中、あなたの動物園の各売店から追加の1金を得る。
●マップ8 (ハリウッド・ヒルズ)
『H』スペースを覆う度に後援者カードが出るまでドローし、その後援者カード1枚を獲得し、ドローした他のカードを捨てる。3つすべての『H』スペースを覆った場合、プレイする各後援者カードのレベルは1少なくなる。

※また、前提条件としてこれらの要素のアイコンは (売店などの対象による) 建物として扱わない。

ソロゲーム

■ゲームの準備
・基本保全計画カードを3枚置きます。別の1色のトークンをそれらのカード上に (2人プレイ時のように) 置いたりはしません。
・休憩トークンは使いません。その代わりに、使わない色のプレイヤートークン7個をソロタイルの左列内のスペースに置きます。
・あなたは20訴求点を持ってゲームを始めます。

■手番/カード
相互作用効果を持つカードには、その下段に協会人物アイコンがある青い帯があります。この青い帯内の記述は、そのカードの相互作用効果の代わりとなるソロゲーム用効果です。この要素は最終得点計算カード1枚と、多くの動物カード上にあります。
協会ボードの上側には保全計画カードを2枚まで置くことができます。休憩トークンを進めるはずのアクションを実行した場合、単に休憩トークンを進めません。 その前進によって資金を得られる場合、あなたは依然として資金を得ます。
あなたは休憩を発生させてX-トークンを得ることはできません。

■ゲームの進行/休憩
手番を終了するたびに、ソロタイルの左列にある一番上のプレイヤートークンを (右列にある) 右のスペースに移動させます。最後のトークンを左列から右列に移動させ、そのスペースにある休憩アイコンを公開したとき、あなたは即座に休憩を解決します。
休憩開始時、一番上のプレイヤートークンを取り、協会ボード上で空いている最も金額の小さな寄付スペースに置きます。
スペース12以外の全スペースがすでに埋まっている場合、スペース12の横に置きますが、これは寄付に何の影響も与えません。
そのあと、残りのトークンをソロタイルの左列に戻します (前ラウンドより1つ多くの段が空いたままになります) 。
そのあと、ステップ6を除いて「休憩」の全ステップを実行します。6ラウンド目のあと (ソロタイル上にトークンが2個しか残っておらず、その下側のトークンを右に移動させたとき) 、ゲームは終了します。もう休憩は解決せず、代わりに最終得点計算を行います。

■難易度/ソロチャレンジ
初心者は20訴求点を持ってソロゲームを始めることを推奨します。経験に応じて、あなたは代わりに10訴求点から、さらには0訴求点から始めることもできます。0訴求点でソロゲームを始めることは相当の難題です!
0勝利点以上であればゲームに勝利します。