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概要

必要な枚数や得点方法が異なる7種類の役を1回ずつ作ります。

7ラウンド目の終了後、得点が高い人が勝利です。

ゲームの準備

プレイ人数に応じて使用するデッキ数が変わります

・1〜3人:1デッキ

・4〜8人:2デッキ

・9〜10人:3デッキ

ゲームの流れ

各プレイヤーは8枚の手札を受け取ります。

そこから秘密裏にそのラウンドで使う役(Melds、メルド)と出すカードを決め、全員同時に公開して得点を計算します。

必要カード枚数の少ない順に7種類の役を説明します。

カード枚数	役の名前	点数	役の効果、条件
1	泥棒	そのカードの点数	手札を8枚に戻す際、ジョーカーを1枚補充する
2	乞食	このラウンドで自分が出したカードと同じランクを 他のプレイヤーが出すたび、カード1枚につき2点	出したカードがジョーカーなら、他のプレイヤーの 出したカードを見てから、そのジョーカーを好きなカードとして宣言できる
3	貧乏人	スペード(労働)の合計
4	弁護士	合計が25なら25点、それ以外は0
5	金持ち	合計のマイナス点
6	医者	好きなスートを1つ選び、選んだスート1枚につき10点( 医者は専門分野に強くあるべきだから)	3つをすべて満たす: (a) 同じランクのカードが無いこと(医者は幅広い知識が必要だから) (b) 1枚以上ハートが含まれていること(医者は心を持つべきだから) (c) 1枚は必ずエースであること(医者はエース級の存在だから)
7	インディアンの長	・3枚の「部族評議会」 ・4枚の「部族員」	(a) 部族評議会: 　J・Q・K 1枚につき7点　同じランクは1枚まで得点対象 (b) 部族員: 　同じ数字: 32点 　連続する数字: 28点 　数字3枚: 24点 　2ペア: 20点 　1ペア: 12点

※ 役はどの順番で作っても構いません

※ カードの点数計算では、絵札はすべて10点、エースは1点または11点として扱います

※ ジョーカーはどんなカードの代わりにも使えるワイルドカードです

手札の補充ルール

得点計算後、再び手札が8枚になるまで山札から補充した後、次のラウンドへ進みます。

場に出した役は表向きのまま残し、残りの山札から次ラウンドのカードを配ります。

配り終えたら、山札の残りと場のカードをすべて混ぜて次の山札を作ります。

使い終えたジョーカーは山札へ戻します。

ソロ(1人プレイ)ルール

ソロプレイでは、出したカードは山札に戻さず、そのまま場から除外します。

乞食(2枚役)は、同じラウンドの他プレイヤーのカードではなく、これまでの全ラウンドで出されたカードと一致するたびに得点します。

トリプルモード

各役の得点欄が3列あり、1列目は通常、2列目は得点が2倍、3列目は得点が3倍になります。

ソロでトリプルモードを遊ぶ場合は、カードを2組使います。

おまけ

7種類の役は、英語圏で伝統的に親しまれている「Tinker, Tailor」(ティンカー・テイラー)という童歌(ナーサリーライム)に由来しているそうです。

歌詞の中で「Rich Man(裕福な人)」「Poor Man(貧しい人)」「Beggar Man(乞食)」」「Thief(泥棒)」「Doctor(医者)」「Lawyer(弁護士)」「Indian Chief(インディアンの長)」といった職業や立場の言葉が順番に登場します。

子供たちが遊びの中で順番を決めたり、ボタンや花びらなどの数を数えたり、または最後に唱えた言葉がその時の結果や未来を示すという「運勢占い」的な遊びに使ったりするそうです。