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モンスターヘクスは、六角形のボードでプレイするエリアマジョリティゲームです。<br>
モンスターヘクスは、六角形のボードでプレイするエリアマジョリティゲームです。<br>
各プレイヤーは、選択した派閥のモンスターを10枚受け取り、魔石の周りに配置して獲得します。
各プレイヤーは、選択した派閥のモンスターを10枚受け取り、魔石の周りに配置して獲得します。
==ストーリー==
魔王と勇者は共に斃れた。<br>
魔族の四天王である君は新たな魔界の王となるべく、魔界の秘跡に散らばる強大な魔力を備えた魔石の獲得に乗り出した。<br>
当然のように他の四天王も黙ってはいない。<br>
それは奇しくも、多くの魔石を集めた者こそが、魔王に相応しい実力を示すことになった。<br>
ここに魔王の座を賭けた熾烈な争いが幕を明けたのだ。
==コンポーネント==
ユニットタイル:40枚(10枚x4色)<br>
魔石タイル:8枚(裏面あり)<br>
プレイボード:1枚(4人用/2~3人用)<br>
得点マーカー:4個
(以下未実装)<br>
能力カード:4枚<br>
目標カード:20枚<br>
カウンター:8個


==ボード==
==ボード==
プレイヤー数に応じて3種類のボードがあり、各ボードは一定数のヘクスで構成されています。<br>
プレイヤー数に応じて3種類のボードがあり、各ボードは一定数のマス(ヘクス)で構成されています。<br>
モンスタータイルを配置できる空のヘクスか、魔石をを含むヘクスです。<br>
モンスタータイルを配置できる空きマスか、小魔石や大魔石を含むマスです。<br>
紫色の《S》が書かれたヘクスはスタートヘクスです。<br>
紫色の《S》が書かれたマスはスタートマスです。<br>


ボードには2種類の魔石があります。<br>
ボードには2種類の魔石があります。<br>
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基本ゲームでは、各派閥のモンスタータイルの構成は同一で、見た目だけが異なります。
基本ゲームでは、各派閥のモンスタータイルの構成は同一で、見た目だけが異なります。


==セットアップ==
==ゲームの流れ==
各プレイヤーは受け取った派閥タイルの山札から手札を補充します。<br>
ゲームは8ラウンド(4人の場合)を行います。<br>
手札は4人プレイの場合は4枚、それ以外の場合は3枚です。
スタートプレイヤーから以下に説明する手番を行い、順に次のプレイヤーが手番を行います。<br>
ゲームはプレイするボードに応じて、決まった数のラウンドを行います:<br>
 
👤4人用ボード ➡ 8ラウンド<br>
1.ユニットの配置<br>
👤3人用ボード ➡ 10ラウンド<br>
2.魔石の獲得判定<br>
👤2人用ボード ➡ 9ラウンド<br>
3.ユニットの補充
各ラウンドは、プレイヤーが順番に手札からボードにタイルを配置することで構成されます。<br>
 
全員がタイルを配置したら手札を補充して次のラウンドに進みます。
===1.ユニットの配置===
・手札からユニットを1枚選び、マスに配置します。<br>
<b>スタートプレイヤーは、最初の1枚目だけボード上に2つあるスタートマスのいずれか1マスを選び、表向きで配置します。<br>
次のプレイヤーからは、既に配置されたユニット(色は問いません)に隣接できる「空きマス」を選び、表向きで配置します。<br>
 
隣接には条件があり、少なくとも隣接するユニット同士の1辺が「同じパワー(同じドット数)」である必要があります。<br>
1辺だけが同じパワーであれば、他に隣接する辺同士のパワーが異なっていても構いません。</b><br>
 
プレイヤーの手札に配置できるタイルがない場合は、空いているスタートマスにタイルを配置できます。<br>
空いているスタートマスがない場合は、任意の場所にタイルを配置できます。
 
===2.魔石の獲得判定===
・それぞれの小魔石に隣接する2マス、また、それぞれの大魔石の周囲6マスにユニットが配置された時、即座に魔石の獲得判定を行います。<br>
(小魔石の場合)<br>
・小魔石に隣接したお互いのユニットのパワーを比較して、高い方が獲得します。<br>
<b>パワーが同じ場合、ランクを比較して高い方(S>A>B>C)が獲得します。</b><br>
ランクも同じ場合は獲得できません。<br>


==タイルの配置==
(大魔石の場合)
<b>最初のタイルは《S》が書かれたスタートヘクスの1つに配置する必要があります。<br>
・大魔石の周囲6マスにある各勢力ごとのユニットが持つパワーの合計値を比較して、<b>単独で</b>最も合計値の高いプレイヤーから1位と2位を決めます。<br>
その後は辺の1つが同じパワーで隣接するように配置する必要があります。<br></b>
1位が2つの魔石から好きな1つを獲得します。<br>
隣接にモンスターの派閥は関係なく、他辺のパワーが一致する必要もありません。<br>
2位は残った魔石を獲得します。<br>


プレイヤーの手札に配置できるタイルがない場合は、空いているスタートヘクスにタイルを配置できます。<br>
<b>・複数のプレイヤーで合計値が同じ場合は、小魔石の場合とは異なり、ランクの比較を行わず順位の対象外となります。</b><br>
空いているスタートヘクスがない場合は、任意の場所にタイルを配置できます。
(例)<br>
⭐1位の合計値が同じ→2位だけが好きな魔石を1つ獲得<br>
⭐2位の合計値が同じ→1位だけが好きな魔石を1つ獲得<br>
⭐4人のうち3人の合計値が同じ→残りの1人が好きな魔石を1つ獲得<br>
⭐全員の合計値が同じ→誰も魔石を獲得できない<br>


==魔石の獲得==
《ボーナス》獲得した魔石の色が、自分の色と同じなら更に2点を獲得します。<br>
魔石が完全に囲まれたら、以下の順で獲得チェックが行われます:<br>
 
⭐各プレイヤーは魔石に面したモンスターのパワーを合計します。<br>
===3.ユニットの補充===
⭐合計パワーを比較して、1位と2位を決定します。<br>
・各プレイヤーは自分の山札からユニットを手札が4枚になるまで補充します。<br>
⭐1位のプレイヤーは、魔石に書かれているどちらかの得点を獲得します。<br>
※自分の山札が尽きたら、もう手札補充は行いません。
⭐2位のプレイヤーは、残った方の得点を獲得します。<br>
⭐パワーが同点の場合:誰も1位になりません。小さな魔石を獲得する場合のみ、モンスターのランクを比較して1位を決定します。<br>
⭐2番目に高いパワーが同点の場合:誰も2位になりません。<br>
⭐自分の派閥と同じ色の魔石を選んだ場合、追加で2点を獲得します。


==ゲーム終了==
==ゲーム終了==
ボードがタイルで埋められたらゲームが終了します。<br>
・最終ラウンドに最後の手番を行うプレイヤーがユニットを配置した後、魔石の獲得判定を行いゲームは終了します。<br>
合計得点の最多プレイヤーが勝者です。<br>
※最後は手札にユニットが2枚余ります。<br>
同点の場合、7点の大きな魔石を獲得したプレイヤーが勝者です。
 
・最多得点獲得プレイヤーが勝者です。新たな魔王の誕生を皆で祝いましょう。<br>
・該当するプレイヤーが複数いる場合は、<b>7点の魔石を獲得したプレイヤーが勝者です。</b><br>
・該当するプレイヤーに7点の魔石がなければ、魔王は必要ないということで勝利を分かち合ってください。
 
==3人プレイについて==
※4人プレイとの差異のみ記載します。<br>
・4色のユニットのうち、1色は使用しません。<br>
・全10ラウンド行なうため、10体のユニットを全て使用します。<br>
・手札枚数は3枚です。<br>
 
==2人プレイについて:Shared Factionを有効にした場合==
・お互いのユニットを10枚受け取った後、共有色として1色を選び、余りの1色を箱に戻します。<br>
・共有色をお互いに5枚ずつ受け取り、自分の色とは別に共有色の山札とします。<br>
・手札枚数は3枚です。<br>
・先手は自分の色を2枚と共有色を1枚、後手は自分の色を3枚引きます。<br>
 
・ゲームの手順が変更されます。<br>
1.先手、後手の順に手番を行った後、先手は共有色を配置ルールに従って配置します。<br>
2.先手は自分の色の山札からユニットが3枚になるまで、後手は共有色の山札からユニットを1枚補充します。<br>
3.先手と後手を交代して、先手から手番を開始します。<br>


==ゲームのバリエーション==
・共有色もプレイヤーと同じく得点を獲得します。<br>
共有派閥<br>
お互いの得点が共有色の得点より低い場合、プレイヤーは2人ともゲームに敗北します。
👤2人用ゲームは、プレイヤー間で共有される追加の派閥を使用して👤3人用ボードでプレイできます。<br>
各ラウンドで、プレイヤーの 1 人が追加派閥のタイルを保持し、通常のタイル配置ルールに従って、ラウンドの終了時にそのタイルをプレイする必要があります。

2024年12月2日 (月) 11:48時点における版

概要

モンスターヘクスは、六角形のボードでプレイするエリアマジョリティゲームです。
各プレイヤーは、選択した派閥のモンスターを10枚受け取り、魔石の周りに配置して獲得します。

ストーリー

魔王と勇者は共に斃れた。
魔族の四天王である君は新たな魔界の王となるべく、魔界の秘跡に散らばる強大な魔力を備えた魔石の獲得に乗り出した。
当然のように他の四天王も黙ってはいない。
それは奇しくも、多くの魔石を集めた者こそが、魔王に相応しい実力を示すことになった。
ここに魔王の座を賭けた熾烈な争いが幕を明けたのだ。

コンポーネント

ユニットタイル:40枚(10枚x4色)
魔石タイル:8枚(裏面あり)
プレイボード:1枚(4人用/2~3人用)
得点マーカー:4個 (以下未実装)
能力カード:4枚
目標カード:20枚
カウンター:8個

ボード

プレイヤー数に応じて3種類のボードがあり、各ボードは一定数のマス(ヘクス)で構成されています。
モンスタータイルを配置できる空きマスか、小魔石や大魔石を含むマスです。
紫色の《S》が書かれたマスはスタートマスです。

ボードには2種類の魔石があります。
1点の小さな魔石と、1位と2位に点数を与え、特定のプレイヤー派閥にボーナスを与える大きな魔石です。

タイル

特定の派閥の各モンスターは六角形のタイルで表され、各辺には対応する方向にモンスターのパワーを表す異なる数のドットがあります。
(パワーの範囲は1~5です)。
各モンスターにはランクも記されており、Sが最強で順にA,B,Cと続きます。
基本ゲームでは、各派閥のモンスタータイルの構成は同一で、見た目だけが異なります。

ゲームの流れ

ゲームは8ラウンド(4人の場合)を行います。
スタートプレイヤーから以下に説明する手番を行い、順に次のプレイヤーが手番を行います。

1.ユニットの配置
2.魔石の獲得判定
3.ユニットの補充

1.ユニットの配置

・手札からユニットを1枚選び、マスに配置します。
スタートプレイヤーは、最初の1枚目だけボード上に2つあるスタートマスのいずれか1マスを選び、表向きで配置します。
次のプレイヤーからは、既に配置されたユニット(色は問いません)に隣接できる「空きマス」を選び、表向きで配置します。

隣接には条件があり、少なくとも隣接するユニット同士の1辺が「同じパワー(同じドット数)」である必要があります。
1辺だけが同じパワーであれば、他に隣接する辺同士のパワーが異なっていても構いません。

プレイヤーの手札に配置できるタイルがない場合は、空いているスタートマスにタイルを配置できます。
空いているスタートマスがない場合は、任意の場所にタイルを配置できます。

2.魔石の獲得判定

・それぞれの小魔石に隣接する2マス、また、それぞれの大魔石の周囲6マスにユニットが配置された時、即座に魔石の獲得判定を行います。
(小魔石の場合)
・小魔石に隣接したお互いのユニットのパワーを比較して、高い方が獲得します。
パワーが同じ場合、ランクを比較して高い方(S>A>B>C)が獲得します。
ランクも同じ場合は獲得できません。

(大魔石の場合) ・大魔石の周囲6マスにある各勢力ごとのユニットが持つパワーの合計値を比較して、単独で最も合計値の高いプレイヤーから1位と2位を決めます。
1位が2つの魔石から好きな1つを獲得します。
2位は残った魔石を獲得します。

・複数のプレイヤーで合計値が同じ場合は、小魔石の場合とは異なり、ランクの比較を行わず順位の対象外となります。
(例)
⭐1位の合計値が同じ→2位だけが好きな魔石を1つ獲得
⭐2位の合計値が同じ→1位だけが好きな魔石を1つ獲得
⭐4人のうち3人の合計値が同じ→残りの1人が好きな魔石を1つ獲得
⭐全員の合計値が同じ→誰も魔石を獲得できない

《ボーナス》獲得した魔石の色が、自分の色と同じなら更に2点を獲得します。

3.ユニットの補充

・各プレイヤーは自分の山札からユニットを手札が4枚になるまで補充します。
※自分の山札が尽きたら、もう手札補充は行いません。

ゲーム終了

・最終ラウンドに最後の手番を行うプレイヤーがユニットを配置した後、魔石の獲得判定を行いゲームは終了します。
※最後は手札にユニットが2枚余ります。

・最多得点獲得プレイヤーが勝者です。新たな魔王の誕生を皆で祝いましょう。
・該当するプレイヤーが複数いる場合は、7点の魔石を獲得したプレイヤーが勝者です。
・該当するプレイヤーに7点の魔石がなければ、魔王は必要ないということで勝利を分かち合ってください。

3人プレイについて

※4人プレイとの差異のみ記載します。
・4色のユニットのうち、1色は使用しません。
・全10ラウンド行なうため、10体のユニットを全て使用します。
・手札枚数は3枚です。

2人プレイについて:Shared Factionを有効にした場合

・お互いのユニットを10枚受け取った後、共有色として1色を選び、余りの1色を箱に戻します。
・共有色をお互いに5枚ずつ受け取り、自分の色とは別に共有色の山札とします。
・手札枚数は3枚です。
・先手は自分の色を2枚と共有色を1枚、後手は自分の色を3枚引きます。

・ゲームの手順が変更されます。
1.先手、後手の順に手番を行った後、先手は共有色を配置ルールに従って配置します。
2.先手は自分の色の山札からユニットが3枚になるまで、後手は共有色の山札からユニットを1枚補充します。
3.先手と後手を交代して、先手から手番を開始します。

・共有色もプレイヤーと同じく得点を獲得します。
お互いの得点が共有色の得点より低い場合、プレイヤーは2人ともゲームに敗北します。