This is a documentation for Board Game Arena: play board games online !

「Gamehelpmeridians」の版間の差分

提供:Board Game Arena
ナビゲーションに移動 検索に移動
(日本語版)
 
(投了について)
 
(2人の利用者による、間の2版が非表示)
1行目: 1行目:




'''概要'''
== 概要 ==


メリディアンは、2人用アブストラクトゲームです。ゲームの性質は(囲碁のように)領土的ですが、ゲーム目標は相手の石をすべて捕獲することです。
メリディアンは、2人用アブストラクトゲームです。ゲームの性質は(囲碁のように)領土的ですが、ゲーム目標は相手の石をすべて捕獲することです。
7行目: 7行目:
メリディアン(Meridians)の名称は、中国医学における循環系に似た概念である経絡(Meridians System)にちなんでいます。
メリディアン(Meridians)の名称は、中国医学における循環系に似た概念である経絡(Meridians System)にちなんでいます。


メリディアンは加藤香流(かとうかなれ)によって2001年3月にデザインされました。
メリディアンは加藤香流(かとうかなれ)によって2021年3月にデザインされました。




'''コンポーネント'''
== コンポーネント ==


・三角形を敷きつめた形の、唯一の中心のない六角形のボード。囲碁のようにグリッドの交点を使用します。標準サイズは、2辺が6交点、4辺が7交点のボードです。
・三角形を敷きつめた形の、唯一の中心のない六角形のボード。囲碁のようにグリッドの交点を使用します。標準サイズは、2辺が6交点、4辺が7交点のボードです。
17行目: 17行目:




'''定義'''
== 定義 ==


''グループ'': 互いに隣接しあっている同色の石のまとまり。単独の石も定義上、サイズ1のグループです。
''グループ'': 互いに隣接しあっている同色の石のまとまり。単独の石も定義上、サイズ1のグループです。
26行目: 26行目:




'''ゲームプレイ'''
== ゲームプレイ ==


注:以下に記述するルールは、BGAの実装にそって記述したものです。実際上はPDFに書かれているルールと同じです。
注:以下に記述するルールは、BGAの実装にそって記述したものです。実際上はPDFに書かれているルールと同じです。
43行目: 43行目:


3.手番プレイヤーの石がボード上に残っていない場合、そのプレイヤーの負けです。
3.手番プレイヤーの石がボード上に残っていない場合、そのプレイヤーの負けです。
このゲームは勝敗が明白になってからも続く傾向があるため、互いのテリトリーが確立されたら、明らかに負けているプレイヤーは投了することをお勧めします。テリトリーは、相手の石の侵入によって殲滅されることのないグループが囲んでいる空のポイントです。詳細はルールブックを参照してください。
== パイルール(オプション) ==
先手の有利を緩和するため、オプションとしてパイルールを使用することができます。
※BoardGameArenaの実装では、あらかじめオープニングルールの設定をパイルールに変更しておく必要があります。
このルールを使用する場合、先手のプレイヤーは最初にそれぞれの色の石を1つずつボードに配置し、後手のプレイヤーがどちらの色でプレイするかを決めます(白は常に先手になります)。以後は通常通りプレイします。
ある程度経験を積んだプレイヤー同士ではパイルールの使用をお勧めします。

2023年8月18日 (金) 07:33時点における最新版


概要

メリディアンは、2人用アブストラクトゲームです。ゲームの性質は(囲碁のように)領土的ですが、ゲーム目標は相手の石をすべて捕獲することです。

メリディアン(Meridians)の名称は、中国医学における循環系に似た概念である経絡(Meridians System)にちなんでいます。

メリディアンは加藤香流(かとうかなれ)によって2021年3月にデザインされました。


コンポーネント

・三角形を敷きつめた形の、唯一の中心のない六角形のボード。囲碁のようにグリッドの交点を使用します。標準サイズは、2辺が6交点、4辺が7交点のボードです。

・十分な量の2色の石


定義

グループ: 互いに隣接しあっている同色の石のまとまり。単独の石も定義上、サイズ1のグループです。

パス(路): 同色の異なるグループに属する石同士をむすぶ、空の交点からなる直線。

デッドグループ: 他のグループへのパスを一つも持たないグループ。


ゲームプレイ

注:以下に記述するルールは、BGAの実装にそって記述したものです。実際上はPDFに書かれているルールと同じです。

白のプレイヤーが先手です。交互に手番を行います。

各プレイヤーの最初の手番では、好きな空き交点に自分の石を一つ配置します。


それ以降の手番では以下のようにプレイします:

1.手番プレイヤーは、既存の自分の石と同一直線上にあり、かつその間に他の石がない空き交点の一つに自分の石を配置します。パスはできませんが、自分の手番でなにもできない場合は自動的にスキップされます。 (注意:自分の2回目の手番で、最初の自分の石の隣に2つめの石を置くとただちに負けになります)

2.手番プレイヤーは、自分のすべてのデッドグループをボードから除去します。

3.手番プレイヤーの石がボード上に残っていない場合、そのプレイヤーの負けです。


このゲームは勝敗が明白になってからも続く傾向があるため、互いのテリトリーが確立されたら、明らかに負けているプレイヤーは投了することをお勧めします。テリトリーは、相手の石の侵入によって殲滅されることのないグループが囲んでいる空のポイントです。詳細はルールブックを参照してください。

パイルール(オプション)

先手の有利を緩和するため、オプションとしてパイルールを使用することができます。 ※BoardGameArenaの実装では、あらかじめオープニングルールの設定をパイルールに変更しておく必要があります。

このルールを使用する場合、先手のプレイヤーは最初にそれぞれの色の石を1つずつボードに配置し、後手のプレイヤーがどちらの色でプレイするかを決めます(白は常に先手になります)。以後は通常通りプレイします。

ある程度経験を積んだプレイヤー同士ではパイルールの使用をお勧めします。