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これは、プレイヤーが新しい視点からお互いを知ることができる4~12人プレイヤー向けのゲームです。 | |||
== ルールの概要 == | |||
プレイヤーに5枚のカードが配られます。<br> | |||
次に、名乗り出たストーリーテラーがこれまでの自分の人生で経験したことのあるストーリーを語り、それを手持ちのカードに関連付けます。<br><br> | |||
プレイヤーは2つのチームに分けられ、各ターンごとに異なるメンバーがチームに参加します。<br> | |||
一方のチームのプレイヤーは、ストーリーテラーが置いたカードを推測しようとしている別のチームのプレイヤーを混乱させようとして、話されたストーリーとできるだけ一致するようにカードを1枚置きます。 | |||
== ルールの詳細 == | |||
メインのゲームサイクルには6つのステージがあります。 | |||
== 1.ストーリーテリング == | == 1.ストーリーテリング == | ||
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最初に(ボタンを押して)宣言したプレイヤーがストーリーテラーになります。<br> | |||
かつ、ストーリーテラーチームのキャプテンです。<br><br> | |||
'''B.チーム分け'''<br> | |||
ストーリーテラーが選ばれると、全プレイヤー(ストーリーテラーを含む)は2チームに分割されます。<br> | |||
プレイヤー人数が奇数の場合、ストーリーテラーチームが1人多くなります。<br><br> | |||
''' | '''C.ストーリーテリング'''<br> | ||
ストーリーテラーチームのキャプテンはカードを選択し、みんなにストーリーを語ります。これは様々な方法で実行します。<br> | |||
(テキスト入力、BGAチャット、BGAゲームと並行して実行されるZoom / Discord / Skypeビデオチャットなど)<br> | |||
ストーリーを語り終えたら、ストーリーテラーは終了ボタンを押します。 | |||
== 2.ジャッジ == | |||
ジャッジは自動的に選ばれます。かつ、ジャッジチームのキャプテンです。<br> | |||
まずジャッジだけがストーリーテラーの選んだカードを見て、ストーリーからこのカードを推測するのはどちらのチーム(ストーリーテラーチームかジャッジチーム)が相応しいかを選択します。<br><br> | |||
ストーリーからこのカードを推測する事が...<br> | |||
容易いと思うなら、通常はジャッジチームが推測する事を、<br> | |||
困難であると思うなら、通常はストーリーテラーチームに推測させる事を選択します。<br><br> | |||
推測する側のチームを推測チーム、そうでないチームを(便宜上)カオスチームと呼びます。 | |||
== 3.カードの追加 == | == 3.カードの追加 == | ||
カオスチームの全プレイヤーは、ストーリーを最も反映しているであろうと思われるカードを1枚選び、場のカードに追加します。<br><br> | |||
カオスチームの目標は、推測チームに(ストーリーテラーのカードではなく)自分のカードを選ばせることです。<br> | |||
したがって、ストーリーにできるだけ一致するカードを出すように努める必要があります。<br><br> | |||
場のカードが5枚未満(ストーリーテラーのカードを含む)の場合、山札からカードをランダムに追加します。<br> | |||
== 4.推測 == | == 4.推測 == | ||
場に出された全てのカードをシャッフルして、表向きでテーブルに並べます。<br><br> | |||
推測チームは、どのカードがストーリーテラーのカードであるかをそれぞれ決定します。<br><br> | |||
彼らは投票による多数決でストーリーテラーのカードを正しく推測しなければなりません。<br> | |||
ストーリーテラーとジャッジは黙秘しなければなりませんが、カオスチームのメンバーが何かを言って、推測チームを困惑させても構いません。 | |||
== 5.得点 == | == 5.得点 == | ||
推測チームのプレイヤーがストーリーテラーのカードを正しく推測した場合、推測チームの全員が1点を獲得します。<br> | |||
推測が間違っていた場合、カオスチームの全員が1点を獲得します。<br><br> | |||
あなたが勝利チームのキャプテン(ストーリーテラーかジャッジ)である場合、さらに1点を獲得します。<br> | |||
あなたが選んだカードが推測チームに選ばれた場合、さらに1点を獲得します。<br><br> | |||
* | *勝利チームのプレイヤー:+1点 | ||
* | *勝利チームのキャプテン:+1点 | ||
* | *推測チームが誤って選んだカードを出したプレイヤー:+1点 | ||
* | *ストーリーがベストストーリーとして選ばれたストーリーテラー(次のセクションを参照):+3点(2点+1点)<br> | ||
<br | 1ターンに最大で6点獲得できます。 | ||
== 6.ベストストーリーに投票する == | |||
2番目以降のストーリーが語られた後、ストーリーテラー以外の全員は「ベストストーリー」に投票します。<br> | |||
現在のストーリーのストーリーテラーも過去のベストストーリーのストーリーテラーも投票には参加しません。<br><br> | |||
評価するポイントはカードとストーリーが一致するかどうかより、ストーリー自体の品質を重視します。<br> | |||
2番目のストーリーは最初のストーリーと競合し、勝利したストーリーが3番目のストーリーと競合し、勝利したストーリーが4番目のストーリーと競合し...<br><br> | |||
多数決で選ばれたストーリーを語ったストーリーテラーは3点を獲得します。<br> | |||
最多票が同数の場合、前回のストーリーテラーが保持します(ただし追加の3点はありません)。<br><br> | |||
この3点のうち2点は「奪取可能」です。<br> | |||
別のストーリーが選ばれた場合、新しいストーリーテラーは3点(2点+1点)を獲得し、保持していたストーリーテラーからは2点が引かれます。 | |||
== ターン終了 == | == ターン終了 == | ||
このターンで場に出したカードを全て捨てます。<br> | |||
各プレイヤーは自分の手札が5枚になるまで補充します。<br> | |||
山札が無くなった場合、捨て札をシャッフルして山札にします。<br><br> | |||
次のターンが始まり、新しいストーリーテラーが募られます。ただし、同じプレイヤーが2回続けてストーリーテラーになることはできません。<br> | |||
他のプレイヤーは大歓迎です。<br> | |||
== ゲーム終了・勝利条件 == | == ゲーム終了・勝利条件 == | ||
最初に12点を獲得したプレイヤーが勝者です。 | |||
== アドバイスとテクニック == | |||
適切なバランス:ストーリーテラーが出すカードと、語るストーリーのリンク(関係性)はあからさま過ぎてはいけません。<br> | |||
(もしそうしたならば、ジャッジチームがそれを容易に「推測」してしまいます)。<br> | |||
しかし、それはなかなか簡単ではありません。バランスには練習が伴います。<br><br> | |||
感情的な要約へのリンク:通常、ストーリーをカードの特定の詳細にリンクすることは悪い戦術です。<br> | |||
例えば、カードに猫が写っていて、ストーリーが猫に関するものであるか、猫について言及している場合です。<br> | |||
例外があるかもしれませんが、これは通常、対戦相手のチームがスコアを獲得することにつながります。<br> | |||
代わりに、ストーリーの「感情的な要約」とカードの「感情的な要約」の関係を見つけてみてください。<br> | |||
例えば、あなたのストーリーが運転免許証を取得する喜びについてだとしましょう。<br> | |||
悪い選択は車が描かれているカードでしょう。喜びの感覚について描かれているカードが良い選択でしょう。<br><br> | |||
キャプテンになるメリット:キャプテンは、ストーリーテラー(またはジャッジ)とチームメンバーとしての両方で点数を獲得できます。<br> | |||
可能な限りいつでも、最初にストーリーテラーとして名乗り出るようにしてください。<br> | |||
(ただしみんなで楽しむ気持ちを忘れずに。)<br><br> | |||
2枚の類似するカードの秘訣:キャプテンが追加の点数を獲得する方法として、いくつかの戦術があります。<br> | |||
ストーリーテラー:似たようなカードが2枚ある場合は、あまり目立たない(しかしまだ目立つ)カードをメインカードとして選択します。<br> | |||
ジャッジが「ジャッジチームが推測するのは容易い」と判断した場合、あなたは自分のストーリーに、2枚目の『より一致するカード』を追加し、ジャッジチームを誘導して2枚目のカードを選ばせるチャンスです。<br> | |||
ジャッジ:ストーリーテラーのカードよりも、よりストーリーに一致するカードを手札に持っている場合は、ストーリーテラーのチームに推測を任せ、そのカードを追加して、対戦チームがストーリーテラーのカードではなくあなたのカードを選択することに期待します。 | |||
2022年11月6日 (日) 01:30時点における最新版
概要
ファクタムはボードゲーム上で自分の人生の実話を語り、それらを様々な筋書きを示すカードと結び付けます。
他のプレイヤーはこれらのカードを推測しようとします。
これは、プレイヤーが新しい視点からお互いを知ることができる4~12人プレイヤー向けのゲームです。
ルールの概要
プレイヤーに5枚のカードが配られます。
次に、名乗り出たストーリーテラーがこれまでの自分の人生で経験したことのあるストーリーを語り、それを手持ちのカードに関連付けます。
プレイヤーは2つのチームに分けられ、各ターンごとに異なるメンバーがチームに参加します。
一方のチームのプレイヤーは、ストーリーテラーが置いたカードを推測しようとしている別のチームのプレイヤーを混乱させようとして、話されたストーリーとできるだけ一致するようにカードを1枚置きます。
ルールの詳細
メインのゲームサイクルには6つのステージがあります。
1.ストーリーテリング
A.ストーリーテラーを名乗り出る
最初に(ボタンを押して)宣言したプレイヤーがストーリーテラーになります。
かつ、ストーリーテラーチームのキャプテンです。
B.チーム分け
ストーリーテラーが選ばれると、全プレイヤー(ストーリーテラーを含む)は2チームに分割されます。
プレイヤー人数が奇数の場合、ストーリーテラーチームが1人多くなります。
C.ストーリーテリング
ストーリーテラーチームのキャプテンはカードを選択し、みんなにストーリーを語ります。これは様々な方法で実行します。
(テキスト入力、BGAチャット、BGAゲームと並行して実行されるZoom / Discord / Skypeビデオチャットなど)
ストーリーを語り終えたら、ストーリーテラーは終了ボタンを押します。
2.ジャッジ
ジャッジは自動的に選ばれます。かつ、ジャッジチームのキャプテンです。
まずジャッジだけがストーリーテラーの選んだカードを見て、ストーリーからこのカードを推測するのはどちらのチーム(ストーリーテラーチームかジャッジチーム)が相応しいかを選択します。
ストーリーからこのカードを推測する事が...
容易いと思うなら、通常はジャッジチームが推測する事を、
困難であると思うなら、通常はストーリーテラーチームに推測させる事を選択します。
推測する側のチームを推測チーム、そうでないチームを(便宜上)カオスチームと呼びます。
3.カードの追加
カオスチームの全プレイヤーは、ストーリーを最も反映しているであろうと思われるカードを1枚選び、場のカードに追加します。
カオスチームの目標は、推測チームに(ストーリーテラーのカードではなく)自分のカードを選ばせることです。
したがって、ストーリーにできるだけ一致するカードを出すように努める必要があります。
場のカードが5枚未満(ストーリーテラーのカードを含む)の場合、山札からカードをランダムに追加します。
4.推測
場に出された全てのカードをシャッフルして、表向きでテーブルに並べます。
推測チームは、どのカードがストーリーテラーのカードであるかをそれぞれ決定します。
彼らは投票による多数決でストーリーテラーのカードを正しく推測しなければなりません。
ストーリーテラーとジャッジは黙秘しなければなりませんが、カオスチームのメンバーが何かを言って、推測チームを困惑させても構いません。
5.得点
推測チームのプレイヤーがストーリーテラーのカードを正しく推測した場合、推測チームの全員が1点を獲得します。
推測が間違っていた場合、カオスチームの全員が1点を獲得します。
あなたが勝利チームのキャプテン(ストーリーテラーかジャッジ)である場合、さらに1点を獲得します。
あなたが選んだカードが推測チームに選ばれた場合、さらに1点を獲得します。
- 勝利チームのプレイヤー:+1点
- 勝利チームのキャプテン:+1点
- 推測チームが誤って選んだカードを出したプレイヤー:+1点
- ストーリーがベストストーリーとして選ばれたストーリーテラー(次のセクションを参照):+3点(2点+1点)
1ターンに最大で6点獲得できます。
6.ベストストーリーに投票する
2番目以降のストーリーが語られた後、ストーリーテラー以外の全員は「ベストストーリー」に投票します。
現在のストーリーのストーリーテラーも過去のベストストーリーのストーリーテラーも投票には参加しません。
評価するポイントはカードとストーリーが一致するかどうかより、ストーリー自体の品質を重視します。
2番目のストーリーは最初のストーリーと競合し、勝利したストーリーが3番目のストーリーと競合し、勝利したストーリーが4番目のストーリーと競合し...
多数決で選ばれたストーリーを語ったストーリーテラーは3点を獲得します。
最多票が同数の場合、前回のストーリーテラーが保持します(ただし追加の3点はありません)。
この3点のうち2点は「奪取可能」です。
別のストーリーが選ばれた場合、新しいストーリーテラーは3点(2点+1点)を獲得し、保持していたストーリーテラーからは2点が引かれます。
ターン終了
このターンで場に出したカードを全て捨てます。
各プレイヤーは自分の手札が5枚になるまで補充します。
山札が無くなった場合、捨て札をシャッフルして山札にします。
次のターンが始まり、新しいストーリーテラーが募られます。ただし、同じプレイヤーが2回続けてストーリーテラーになることはできません。
他のプレイヤーは大歓迎です。
ゲーム終了・勝利条件
最初に12点を獲得したプレイヤーが勝者です。
アドバイスとテクニック
適切なバランス:ストーリーテラーが出すカードと、語るストーリーのリンク(関係性)はあからさま過ぎてはいけません。
(もしそうしたならば、ジャッジチームがそれを容易に「推測」してしまいます)。
しかし、それはなかなか簡単ではありません。バランスには練習が伴います。
感情的な要約へのリンク:通常、ストーリーをカードの特定の詳細にリンクすることは悪い戦術です。
例えば、カードに猫が写っていて、ストーリーが猫に関するものであるか、猫について言及している場合です。
例外があるかもしれませんが、これは通常、対戦相手のチームがスコアを獲得することにつながります。
代わりに、ストーリーの「感情的な要約」とカードの「感情的な要約」の関係を見つけてみてください。
例えば、あなたのストーリーが運転免許証を取得する喜びについてだとしましょう。
悪い選択は車が描かれているカードでしょう。喜びの感覚について描かれているカードが良い選択でしょう。
キャプテンになるメリット:キャプテンは、ストーリーテラー(またはジャッジ)とチームメンバーとしての両方で点数を獲得できます。
可能な限りいつでも、最初にストーリーテラーとして名乗り出るようにしてください。
(ただしみんなで楽しむ気持ちを忘れずに。)
2枚の類似するカードの秘訣:キャプテンが追加の点数を獲得する方法として、いくつかの戦術があります。
ストーリーテラー:似たようなカードが2枚ある場合は、あまり目立たない(しかしまだ目立つ)カードをメインカードとして選択します。
ジャッジが「ジャッジチームが推測するのは容易い」と判断した場合、あなたは自分のストーリーに、2枚目の『より一致するカード』を追加し、ジャッジチームを誘導して2枚目のカードを選ばせるチャンスです。
ジャッジ:ストーリーテラーのカードよりも、よりストーリーに一致するカードを手札に持っている場合は、ストーリーテラーのチームに推測を任せ、そのカードを追加して、対戦チームがストーリーテラーのカードではなくあなたのカードを選択することに期待します。