This is a documentation for Board Game Arena: play board games online !
「Gamehelpskullking」の版間の差分
(YO HO! HO!) |
細編集の要約なし |
||
| 1行目: | 1行目: | ||
== スカルキングとは == | == スカルキングとは == | ||
スカルキングとは'''トリックテイキングゲーム''' | スカルキングとは'''トリックテイキングゲーム'''で、各ラウンドの始めに配られた手札を見て、自分が勝てるトリック数をビッドします。 | ||
自分のビッドを成功させるように手札をプレイしつつ、相手のビッドは失敗させるチャンスを掴む事が重要です。 | 自分のビッドを成功させるように手札をプレイしつつ、相手のビッドは失敗させるチャンスを掴む事が重要です。 | ||
10ラウンド行った時に、最高得点のプレイヤーが勝利します。 | 10ラウンド行った時に、最高得点のプレイヤーが勝利します。 | ||
トリックテイキングの専門用語は、<u>''専門用語(意味)''</u>の形式で表記しています。 | |||
== ゲームの流れ == | == ゲームの流れ == | ||
=== 1.カードの配布 === | === 1.カードの配布 === | ||
前のラウンドで使われたカードを含む'''全てのカード'''をシャッフルして、プレイヤー全員に同数のカードを配ります。 | 前のラウンドで使われたカードを含む'''全てのカード'''をシャッフルして、プレイヤー全員に同数のカードを配ります。 | ||
カードは、1ラウンド目は1枚、2ラウンド目は2枚……10ラウンド目は10枚と、ラウンドと同じ枚数を配ります。 | |||
※ 8人で遊ぶ場合、'''最後の3ラウンドは8枚のカードを配ります'''。 | ※ 8人で遊ぶ場合、'''最後の3ラウンドは8枚のカードを配ります'''。 | ||
=== 2.ビッド | === 2.ビッド === | ||
自身の手札を見て、このラウンドで自分は何回トリックを取れるかビッド(予想)します。 | |||
'''※''' 実際のゲームでは'''ヨー! ホー! ホー!'''(YO! HO! HO!) '''の掛け声とともに全員同時にビッド数を公表します'''が、BGAではタイミングがちょっとズレています。 | |||
=== 3.カードのプレイ === | === 3.カードのプレイ === | ||
'' | <u>''リードプレイヤー(カードを最初に出す人)''</u>は、<u>''リード(最初のカード)''</u>をプレイします。 | ||
カードには以下 '''4種類の通常カード'''と'''特別カード'''があります。 | カードには以下 '''4種類の通常カード'''と'''特別カード'''があります。 | ||
==== 通常カード(56枚) ==== | ==== 通常カード(56枚) ==== | ||
ランク(数字の大きさ)が'''1~14'''まであり、''' | <u>''ランク(数字の大きさ)''</u>が'''1~14'''まであり、'''4種類の<u>''スート''</u>'''<u>''(色、マーク)''</u> '''緑(オウム)、黄(宝箱)、紫(地図)、黒(海賊旗)'''があります。 | ||
リード(1枚目のカード) | <u>''リード(1枚目のカード)''</u>に通常カードがプレイされた場合、他のプレイヤーは''<u>マストフォロー(リードと同スートをプレイすること)</u>''するか、特別カードをプレイします。 | ||
カードはランクが高い方が強いですが、フォローできない(つまりリードと別スートの通常カードをプレイした)場合、リードよりランクが高くてもトリックに負けます。 | カードはランクが高い方が強いですが、フォローできない(つまりリードと別スートの通常カードをプレイした)場合、リードよりランクが高くてもトリックに負けます。 | ||
ただし、''' | ただし、'''黒のみ''<u>切り札</u>'''''<nowiki/>''<u>(リードよりランクが低くてもトリックに勝つ)</u>''となります。 | ||
3人プレイ時のトリック勝者の例: | 3人プレイ時のトリック勝者の例: | ||
1. リードが緑3、続けて緑5、緑7とプレイ: 緑7の勝ち(ランクが高いため) | 1. リードが緑3、続けて緑5、緑7とプレイ: 緑7の勝ち(ランクが高いため) | ||
| 41行目: | 45行目: | ||
リード以外でもプレイできます。 | リード以外でもプレイできます。 | ||
===== ''' | ===== '''逃走(5枚)''' ===== | ||
必ずこのトリックに負けます。 | 必ずこのトリックに負けます。 | ||
| 50行目: | 54行目: | ||
===== '''ティグレス(1枚)''' ===== | ===== '''ティグレス(1枚)''' ===== | ||
「戦闘」か「逃走」を選択できます。 | |||
戦闘を選んだ場合通常カードに勝ち、逃走を選んだ場合、必ずこのトリックに負けます。 | |||
===== '''スカルキング(1枚)''' ===== | ===== '''スカルキング(1枚)''' ===== | ||
| 62行目: | 66行目: | ||
海賊、ティグレス(戦闘)に負けます。 | 海賊、ティグレス(戦闘)に負けます。 | ||
ただし、海賊、スカルキング、人魚が同時にプレイされた場合は人魚が勝ちます。 | |||
複雑ですが、まとめるとカードの強さは以下の通りです。 | 複雑ですが、まとめるとカードの強さは以下の通りです。 | ||
(弱) | (弱) 逃走・ティグレス(逃走) < 通常カード < 海賊旗カード < 人魚 < 海賊・ティグレス(戦闘) < スカルキング < 人魚(対スカルキング) (強) | ||
=== 4.トリックの獲得 === | |||
全員がカードをプレイしたら、最も強いカードをプレイしたプレイヤーがトリックを獲得します。 | |||
以降、カードが無くなるまで1~4を繰り返します。 | |||
カードが無くなったら得点計算を行い、また1を行います。 | |||
== | == 得点計算 == | ||
※「ビッドと同数のトリックを勝つ」ことを「成功」と表記し、それ以外を「失敗」と表記します。 | ※「ビッドと同数のトリックを勝つ」ことを「成功」と表記し、それ以外を「失敗」と表記します。 | ||
ビッドが成功したか失敗したかによって、得点を計算します。 | ビッドが成功したか失敗したかによって、得点を計算します。 | ||
| 82行目: | 94行目: | ||
失敗: -10点 x このラウンドで配られたカード枚数。 | 失敗: -10点 x このラウンドで配られたカード枚数。 | ||
===== ボーナス得点 ===== | ===== ボーナス得点 ===== | ||
成功した場合のみ、'''トリックで得たカードから'''ボーナス得点も計算します。 | 成功した場合のみ、'''トリックで得たカードから'''ボーナス得点も計算します。 | ||
| 95行目: | 108行目: | ||
・人魚で獲得したスカルキング: 40点 | ・人魚で獲得したスカルキング: 40点 | ||
最終の10ラウンド終了したらゲームが終了し、最高得点のプレイヤーが勝利します。 | |||
== 拡張の特別カード == | == 拡張の特別カード == | ||
| 107行目: | 118行目: | ||
次のトリックは、クラーケンを出したプレイヤーの左隣から始めます。 | 次のトリックは、クラーケンを出したプレイヤーの左隣から始めます。 | ||
=== | === 白鯨 / The White Whale(1枚) === | ||
このトリックから色を無くし、単純にランクが一番高いカードが勝ちます。 | このトリックから色を無くし、単純にランクが一番高いカードが勝ちます。 | ||
同ランクの場合は先に出したカードが勝利します。 | |||
特別カードは「逃走」扱いになります。 | |||
場にランクカードがなく特別カードだけの場合は「勝者なし」となります。 | 場にランクカードがなく特別カードだけの場合は「勝者なし」となります。 | ||
2025年9月5日 (金) 10:20時点における版
スカルキングとは
スカルキングとはトリックテイキングゲームで、各ラウンドの始めに配られた手札を見て、自分が勝てるトリック数をビッドします。
自分のビッドを成功させるように手札をプレイしつつ、相手のビッドは失敗させるチャンスを掴む事が重要です。
10ラウンド行った時に、最高得点のプレイヤーが勝利します。
トリックテイキングの専門用語は、専門用語(意味)の形式で表記しています。
ゲームの流れ
1.カードの配布
前のラウンドで使われたカードを含む全てのカードをシャッフルして、プレイヤー全員に同数のカードを配ります。
カードは、1ラウンド目は1枚、2ラウンド目は2枚……10ラウンド目は10枚と、ラウンドと同じ枚数を配ります。
※ 8人で遊ぶ場合、最後の3ラウンドは8枚のカードを配ります。
2.ビッド
自身の手札を見て、このラウンドで自分は何回トリックを取れるかビッド(予想)します。
※ 実際のゲームではヨー! ホー! ホー!(YO! HO! HO!) の掛け声とともに全員同時にビッド数を公表しますが、BGAではタイミングがちょっとズレています。
3.カードのプレイ
リードプレイヤー(カードを最初に出す人)は、リード(最初のカード)をプレイします。
カードには以下 4種類の通常カードと特別カードがあります。
通常カード(56枚)
ランク(数字の大きさ)が1~14まであり、4種類のスート(色、マーク) 緑(オウム)、黄(宝箱)、紫(地図)、黒(海賊旗)があります。
リード(1枚目のカード)に通常カードがプレイされた場合、他のプレイヤーはマストフォロー(リードと同スートをプレイすること)するか、特別カードをプレイします。
カードはランクが高い方が強いですが、フォローできない(つまりリードと別スートの通常カードをプレイした)場合、リードよりランクが高くてもトリックに負けます。
ただし、黒のみ切り札(リードよりランクが低くてもトリックに勝つ)となります。
3人プレイ時のトリック勝者の例: 1. リードが緑3、続けて緑5、緑7とプレイ: 緑7の勝ち(ランクが高いため) 2. リードが緑3、続けて緑5、黄7とプレイ: 緑5の勝ち(ランクの高いリード色のため) 3. リードが緑3、続けて緑5、黒1をプレイ: 黒1の勝ち(切り札のため)
特別カード(全14枚)
特別な能力があるカードです。
リード以外でもプレイできます。
逃走(5枚)
必ずこのトリックに負けます。
海賊(5枚)
通常カードに勝ちます。
同時に出した場合は先に出したプレイヤーが勝ちます。
ティグレス(1枚)
「戦闘」か「逃走」を選択できます。
戦闘を選んだ場合通常カードに勝ち、逃走を選んだ場合、必ずこのトリックに負けます。
スカルキング(1枚)
上述の全てのカードに勝ちます。
人魚(2枚)
通常カードとスカルキングに勝ちます(スカルキングを倒せる(手玉にとれる)のは人魚だけです)。
海賊、ティグレス(戦闘)に負けます。
ただし、海賊、スカルキング、人魚が同時にプレイされた場合は人魚が勝ちます。
複雑ですが、まとめるとカードの強さは以下の通りです。
(弱) 逃走・ティグレス(逃走) < 通常カード < 海賊旗カード < 人魚 < 海賊・ティグレス(戦闘) < スカルキング < 人魚(対スカルキング) (強)
4.トリックの獲得
全員がカードをプレイしたら、最も強いカードをプレイしたプレイヤーがトリックを獲得します。
以降、カードが無くなるまで1~4を繰り返します。
カードが無くなったら得点計算を行い、また1を行います。
得点計算
※「ビッドと同数のトリックを勝つ」ことを「成功」と表記し、それ以外を「失敗」と表記します。
ビッドが成功したか失敗したかによって、得点を計算します。
1以上のビッド
成功: 20点 x 獲得したトリック数。
失敗: -10点 x 外れたトリック数。
※ 例えば3ビッドで2トリックを獲得した場合、20点 x 3ビッド + (-10点) x 1ビッド = 50点ではなく、単純に-10点です。
ミゼール(0のビッド)
成功: 10点 x このラウンドで配られたカード枚数。
失敗: -10点 x このラウンドで配られたカード枚数。
ボーナス得点
成功した場合のみ、トリックで得たカードからボーナス得点も計算します。
・黄色、紫、緑の14: 10点
・黒の14: 20点
・海賊で獲得した人魚: 20点
・スカルキングで獲得した海賊: 30点
・人魚で獲得したスカルキング: 40点
最終の10ラウンド終了したらゲームが終了し、最高得点のプレイヤーが勝利します。
拡張の特別カード
クラーケン / The Kraken(1枚)
このトリックを「全員敗北」にします(出されたカードはすべて捨て札となり、誰も獲得できません)。
次のトリックは、クラーケンを出したプレイヤーの左隣から始めます。
白鯨 / The White Whale(1枚)
このトリックから色を無くし、単純にランクが一番高いカードが勝ちます。
同ランクの場合は先に出したカードが勝利します。
特別カードは「逃走」扱いになります。
場にランクカードがなく特別カードだけの場合は「勝者なし」となります。
略奪品 / Loot(2枚)
このカードを出した人とこのトリックの勝者は、両方がビッドを成功した場合、20点を得ます。
海賊 / Pirate
海賊ごとの固有能力を有効にします。
能力を有効にするだけなので、海賊の枚数が増えるわけではありません。
ロージー・ドレイニー
次のトリックのリードプレイヤーを指定できます(自分を含む)。
バイジ・ザ・バンディット
山札から2枚のカードを引き、その後2枚のカードを捨てます。
ラスカル・オブ・ロアタン
0点か10点か20点かを賭けてビッドします。成功すれば宣言した得点の分だけ得点を獲得し、失敗した場合は宣言した分の得点を失います。
ジャニータ・ジェイド
このラウンドで配られなかった山札を全て見ることができます。
ハリー・ザ・ジャイアント
宣言した自分のビッドを1増減できます(変更しないも可)。