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Gamehelppergola

提供:Board Game Arena
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ゲームの概要

このゲームでは、あなたは虫を引き寄せる植物を育てる庭師となります。

成功のカギは庭の見た目と、どのように庭を埋めていくかにかかっています。

ゲームを通じて、プレイヤーは植物、昆虫、道具を選び、それらに紐付くアクションを行います。

なお、ゲームのテーマを強調するため、「トークン」や「マーカー」という単語は省略されています。

例: 「ラベンダートークン」や「てんとう虫マーカー」とは言わず、「ラベンダー」や「てんとう虫」とだけ表記しています。

ちなみに、パーゴラは「ブドウ棚」が語源の、つる性植物を絡ませて日陰を作るための格子状の棚を指します。

ゲームの準備(BGAでは自動)

プレイヤーの準備

各プレイヤーはカエル1個、巣箱1個、水滴2個、ハニーポット(はちみつ壺)4個、道具ポットを受け取って、以下の通りボードに置く:

・カエル、巣箱: 庭

・水滴2個: 水流の開始地点

・ハニーポット4個: 空の面にしてパーゴラの前のベンチ

・道具ポット: 庭ボードの隣

共通の準備

・道具(シャベル): 人数に応じて種類ごとにシャッフルする。

 2人のゲーム: シャベルとくわ

 3~4人のゲーム: 4種類ごと

 道具ホルダーに指定順で並べた後、最初の4枚をアクションボードに置く。

・中型と大型のトンボ: 4種類に分け、池の4つスイレンの上に置く。

 2~3人のゲーム: 各スイレンの上に2匹のトンボを置き、大型トンボは中型トンボの上に置く。

 4人のゲーム: 各スイレンの上に3匹のトンボの山を置き、大型トンボは中型トンボ2匹の上に置く。

ゲームの流れ

最も最近庭作業をした人か、いなければ色鮮やかな服の人がスタートプレイヤーになる。

スタートプレイヤーから時計回りに、次の4ステップで構成された手番をを行う。

1.道具を選ぶ

アクションボード上の4つの道具から1つを選ぶ。

道具に描かれた要素 (ラベンダーの葉、青いタチアオイなど) を好きな順で受け取る。

2.庭を豊かにする

取った要素を庭に配置する。植物と昆虫で異なる配置ルールに注意。

3.アクションを実行する

選んだ道具の下に描かれたアクションスペースのアクションを実行する。

4.後片付けをする

使用した道具は道具ポットの空きスペースに置く。

アクションスペースの道具を右詰めにして、新しい道具を昆虫の羽ばたきアクションの上に置く。

ゲームの終了条件

各プレイヤーが15手番行う

要素と配置ルール

1.植物

 植物の名前  配置ルール(成長の仕方) 得点 注意点
タチアオイ ・最初は庭のどこにでも置くことができる
・2本目からは既存の色に追加するように置く
色違いのセット
単独の花: 1点
2色の花2つ: 3点
3色の花3つ: 6点
3色 (青、黄、赤) の色ごとに別の植物扱いで、

混色はできない

モクレン ・最初は庭のどこにでも置くことができる
・2本目からは既に置いたモクレンの芽に追加するように置く
存在するレベル(高さ)
1~3レベル: 各1点
4レベル: 各2点
5レベル以上: 各3点
単枝か分かれた枝かは得点に影響しない
キンポウゲ ミツバチの巣箱の上に置く 異なる大きさのペア: 各3点   青いキンポウゲはミツバチを置くスペースが 2つある
ラベンダー
(葉と花)
2枚の葉の束になるように置く 葉: 各2点
花: 0点
・束にした時、花か小さいトンボのどちらかを置く
・花は0点だが、置かれたミツバチの得点に関係する

2.昆虫

共通する配置ルール

1.昆虫ごとに指定された植物の空いているスペースに止まる(置く)か、指定された植物がなければ庭で自由にさせておくことができる。

2.後から「昆虫の羽ばたき」アクションで指定された植物の空いているスペースに再配置できる。

3.空いているスペースなら、上下や順番を気にせずどこでも置くことができる。

 昆虫の名前   指定された植物  配置ルール(植物の止まり方) 得点 注意点
タチアオイ タチアオイの花1つにつき1匹 タチアオイの層(高さ)
第1層: 各1点
第2・3層: 各2点
第4層以上: 各3点
-
てんとう虫 モクレン モクレンの枝1つにつき1匹 同じ層にいる数
1匹: 1点
2匹: 各2点
3匹以上: 各3点
-
ミツバチ キンポウゲ
ラベンダー
小さなキンポウゲには1匹、
大きなキンポウゲには2匹、
ラベンダーには3匹
揃った規定数
小さなキンポウゲの1匹: 2点 
大きなキンポウゲの2匹: 4点
ラベンダーの3匹: 8点
揃っていない規定数のミツバチ

(例: ラベンダーに2匹しかいない)は

得点にならない

トンボ ラベンダー

(小さいトンボのみ)

小さいトンボは葉の束になった 

ラベンダー1つに1匹
中・大型のトンボは植物には

止まらず庭を自由に飛び回る

個別に得点
小: 各1点
中: 各3点
大: 各5点
・小さいトンボはラベンダーの束を

 作るたびに得られる
・中・大型のトンボはカエルのジャンプ 

 アクションで得られる
・トンボは昆虫の羽ばたき

 アクションで動かせない

道具の詳細

 道具の名前  効果 得点 注意点
ランタン 以下の4種類

・水滴の移動後、同じか別の水滴で再度移動する
・カエルのジャンプ後、さらにジャンプする
・取ったてんとう虫、蝶、ミツバチと

 同じ種類の昆虫をもう1匹取る
・選んだ道具とは関係ない別のアクションを行う

ハニーポットボーナスが あれば各1点

・どのランタンも1回だけ使用できる

(使用したら裏返す)

・同じ種類のランタンは複数持てる
・自分の手番中にのみ使用できる

・1手番に複数使用できる

・獲得した手番から使用可能

ハニーポット

キンポウゲに一定数のミツバチがいると、

自分の手番にハニーポットを1つ満たせる
4匹: 1つ
7匹: 2つ
9匹: 3つ
満たしたらハニーポットを裏返して「満杯」にする

描かれている要素
蝶: 各1点
てんとう虫: 1点

葉: 各1点
ランタン: 各1点

・ゲーム中3つまで満たせる

・ミツバチは新しく置く必要はなく、

 前に置いて満たした分もカウントする
・満たしたハニーポットのミツバチは

 昆虫の羽ばたきアクションで移動しても維持される

アクションの詳細

1.昆虫の羽ばたき (0~2匹)

トンボを除く昆虫を2匹を選び、植物の空き場所に置く。

飛んでいる昆虫も動かせる。

2.鳥の飛来

3つの葉の山から1枚取る。

葉にはてんとう虫、ミツバチ、蝶のいずれかの昆虫が描かれている。

取った葉は鳥の巣箱に置き、描かれた昆虫は庭に置く。

一部の葉には昆虫の羽ばたきアクションが含まれており、取った直後に1匹だけ動かすことができる。

葉が全てなくなった場合、好きな昆虫を1匹得る。

ゲーム終了時、異なる色1枚ごとに1点。

3.水滴の移動

水滴1つを水流の1マス下に動かす。

両方が底に到達した場合、移動の代わりに蝶、てんとう虫、ミツバチを1匹ずつ得て庭に置く。

 石のあるマス

 水滴が止まれる石には昆虫マークがある。

 水滴をその石に動かしたら対応する昆虫を得て指定の植物か飛ばする。

 底のマス

 水滴が一番下まで来たら蝶、てんとう虫、ミツバチのいずれか1匹を得る。

 ゲーム終了時のボーナスも得る(最大2つ、重複不可) 。

 ・蝶、てんとう虫、ミツバチの1組: 各1点

 ・庭のトンボ1匹: 各1点 (サイズ不問)

 ・満杯にしたハニーポット1個: 各2点

 重要: 同じマスに水滴は2つ置くことはできない。

4.カエルのジャンプ

初めて使う場合、庭からカエルを取り、池のスイレンのどれかに置く。

カエルがすでに池にいる場合、隣接したスイレンにジャンプする。

昆虫マークのあるスイレンに止まると、その昆虫を獲得して庭に置く。

トンボマークのあるスイレンは条件を満たさないとジャンプできない。

条件を満たせば、初ジャンプでもトンボのいるスイレンに即ジャンプできる。

重要: トンボの条件を複数満たしていても、1回のジャンプで得られるトンボは1匹のみ。

得点計算

・タチアオイ 3色セット: 6点、2色セット: 3点、単独: 1点

・蝶 止まっているタチアオイの層が 1層目: 1点、2・3層目: 2点、4層目以上: 3点

・モクレン 1~3層: 1点、4層: 2点、5層以上: 3点

・てんとう虫 止まっているモクレンの同じ層にいるてんとう虫の数が 1匹: 1点、2匹: 各2点、3匹以上: 各3点

・キンポウゲ 大小ペアごとに3点

・ミツバチ 止まっている数が 小さいキンポウゲに1匹: 2点、大きいキンポウゲに2匹: 4点 、ラベンダーに3匹: 8点

・ラベンダー 各2点

・トンボ 小: 1点、中: 3点、大: 5点

・ハニーポットボーナス 以下から最大3つ

 タチアオイか飛んでいる蝶: 各1点

 モクレンか飛んでいるてんとう虫: 1点

 葉: 各1点

 ランタン: 各1点

・水流ボーナス 以下から最大2つ

 蝶、てんとう虫、ミツバチの1組: 各1点

 庭のトンボ1匹: 各1点 (サイズ不問)

 完全に満たされたハニーポット1個: 各2点

・鳥の巣箱の葉 異なる色1枚ごとに1点

ソロルール

ゲームの準備

標準のゲームの準備に以下の変更を加える。

・アクションボードをソロバリアント用に裏返す。

・異なる種類のトンボを4匹取り、中型2匹と大型2匹を含め、池ボードの4つの明るいスイレンに置く。

・道具からシャベルとくわを種類ごとにシャッフルし、道具ホルダーに置く。

ゲームの流れ

多人数ゲームとほぼ同じだが、いくつかの変更点がある。

1.ゲーム開始前に以下のチャレンジから1つを選び、ゲーム中にチャレンジ達成を目指す。  

  1. モクレンの各層にてんとう虫1匹以上
  2. ランタンを4個使用
  3. トンボ除く各種類の昆虫4匹以上を庭に配置
  4. 水流ボーナスから5点以上
  5. ハニーポットから5点以上
  6. ミツバチで満たされた花を4つ以上
  7. 3点以上の蝶を2匹以上
  8. 5色異なる葉を1枚ずつ
  9. トンボを4匹以上
  10. フリーゲーム(追加目標なし)

2.手番を行ったら、自動プレイヤーが手番を行う(あなたが道具を選んだボードの半分から1つ道具を捨てる)。

3.道具を右に詰め空いた道具を補充し、次の手番に移る。

これを15手番を行い、道具が3つだけ残るとゲーム終了となる。

得点計算

通常のルールで得点を計算する。

チャレンジの目標を達成したかを確認し、チャレンジ表に結果を記入する。

未達成の場合は「フリーゲーム」欄に記録する。

チャレンジ表には隣人プシェメク(Przemek)さんとゴウォンプ(Gołab)さんの結果も記載されており、あなたの得点が彼らより上なら庭は近隣の誇りである。

1000クラブ

10のチャレンジすべて達成したら、1000クラブに入れるか確認する。

すべての得点合計が1000点以上なら、スーパーガーデナーのプラチナバッジを獲得する。

おまけ

植物・昆虫の各欄にあった説明は、こちらに切り出しました(訳者注)。

タチアオイ(立葵、ホリホック)

最も一般的なアルセア属植物はピンクのタチアオイで、昔から庭にあるようです。名前に反し様々な色で育ちます。どう庭に来たかは不確かです。中国から来た可能性がありますが、野生では見かけません。人工的に他のアルセア種から作られた可能性もあります。草原や道端で見かければ風に運ばれた種から育った証拠です。

モクレン(木蓮、マグノリア)

モクレンの花はアジアとアメリカが原産ですが、世界中で人気があります。白やピンクの美しい花は他の木が芽吹く前の春先に咲きます。およそ9500万年前から存在し、当時は甲虫によって受粉されていました。この伝統は今も続いています。

キンポウゲ (金鳳花、バターカップ)

庭で育てるキンポウゲの多くはつる植物で、支柱に絡みついて育ちます。巻きひげで支えているため、平らな壁では育ちません。金属や柱、パネル、そしてパーゴラにぴったりです。園芸家はこれらの美しい植物の多色品種を何千も作りました。

ラベンダー (薫衣草)

ラベンダーはいつ見てもきれいです。葉は冬でも緑色で、小さな花は可愛い紫色で、その名も「ラベンダー」。夏の間ずっとミツバチやマルハナバチを引き寄せます。花畑では紫色のじゅうたんのように広がり、採取してラベンダー油を作り、香水や化粧品に使われます。

成虫の蝶は庭に歓迎され、美しく、花から花へと飛び移りながら蜜を吸って花の受粉を助けます。一方、幼虫 (イモムシ) は葉を食べるため、人間にはあまり好かれません。

てんとう虫

てんとう虫の鮮やかな色は、「触るな、嫌な味の物質を持っているよ」という捕食者への警告です。

鳥が無視して食べると、きっと忘れられない教訓になるでしょう。この警告が助かるのは種全体であって、個々のてんとう虫は別ですが。

背中の斑点の数は種ごとに異なり、ヨーロッパで最も一般的なのはナナホシテントウです。

ミツバチ

人類に最も役立っている昆虫はミツバチです。古代に家畜化され、蜂蜜や蜜蝋を提供する代わりに人の保護を受けています。何千匹ものミツバチが一つの女王のもとに組織される様子は勤勉の象徴です。野生、栽培問わず植物の受粉に優れています。

トンボ

透き通った4枚の羽、長い胴体、大きな複眼—トンボは他の生き物とまず間違えません。昆虫界では獲物を飛びながら捕まえる狩人として恐れられています。幼虫時代は水中で過ごしますが、その時も獰猛なハンターです。