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ユーカーは、4人でプレイする定番のトリックテイキングゲームで、パートナー同士は向かい合って座ります。各ハンド(回戦)ごとに、どちらかのチームが切り札のスートを選び(メーカーになる)、全部で5トリック(=1ハンド)の内、少なくとも3トリックを取る必要があります。メーカーの相手となったチームがディフェンダーになります。
24枚のカードが使用され、強さの順は通常通り(A以下、K,Q,J,10,9)です。ただ、切り札のスートは例外で、切り札のJ(ライトバウアー)が最強になり、同色の他のスートのJ(レフトバウアー)が次に強くなります。すなわち、ハートが切り札になった場合、切り札の強さは以下の順になります。
ライトバウアー (ハートのJ)
レフトバウアー (ダイヤのJ)
Ace
キング
クイーン
10
9
切り札の決定
切り札のスートは、ビディングすなわち"切り札決定"局面で決められます。各プレイヤーはカードを5枚配られたあと、、ディーラーが残りの山札の一番上のカードを表向きにします。残りの3枚は伏せられたまま使用されません。
ディーラーの左の人から時計回りに、各プレイヤーはパスするか、カードをオーダーアップするかの選択を迫られます。もし最初の3人がパスをするとディーラーはそれをテイクするチャンスを与えられます。もしオーダーアップされると、その表を向いたカードのスートが切り札になります。このとき、(誰のオーダーであっても)ディーラーはそのカードを手札に加え、一枚余分なものを捨てることになります。
また、ディーラーを含むすべてのプレイヤーがパスをしたときは、中央のカードは裏向きにされ、再び時計回りに各プレイヤーは切り札を決めるチャンスを与えられます。ただし、最初に表になっていたカードのスート以外の3スートが対象です。2度目も最初の3人がパスしたら、ディーラーは切り札を決めることを強制されます(=スティックザディーラー)。
オーダーアップした(すなわち切り札を選んだ)チームがメーカーです。5トリックの内、最低3つを勝つことが目標です。相手側がディフェンダーです。切り札決定のとき、そのプレイヤーは「一人でプレーする」選択をしてもよいです。パートナーなしでプレイし、もし5トリック全勝するとボーナスポイントが入ります。
ゲームプレイ
ディーラーの左の人が最初のトリックをリードします(最初の札を出す)。あとは時計回りに順次プレイです。プレイヤーは、最初の札のスートを出さないといけません。しかし、もしそのスートがない場合はどの札を打っても構いません。レフトバウアーは、元のスートではなく切り札スートとみなされます。リードされたスートの最高位カードがトリックの勝ち札ですが、切り札が打たれた場合は、それに優先して切り札の最高位がトリックの勝ち札です。1ハンド(5トリック)終わると、ディーラーの左の人が次のハンドをディールします。
得点
切り札をコールしたチームが3トリックを取ると1ポイントが入ります。5トリック全勝すれば2ポイントになります。でも、3トリック取れなければ(=ユーカーされたら)、相手側に2ポイント入ります。切り札決定局面では、決定したプレイヤーには一人プレイの選択権があります。この選択があると、そのパートナーはそのラウンド(ハンド)をプレイできませんが、もし5トリック全勝になると4ポイントが入ります。全勝でなければ、あとの得点は通常通りです(3、4トリック勝ちで1点獲得、相手チームのユーカーなら相手に2点)。
バリエーション
テーブル設定では、いくつかのバリエーションルールが設定可能です。
スティックザディーラー
デフォルトで設定済。切り札決定局面の2週目最後にはディーラーは決定を強制されます。この設定を無効にすると、ディーラーはパスが可能になり、ディーラーは移って札は配り直されます。
切り札無しコール
2週目の切り札決定局面で、「切り札無し」をコールできる設定です。プレイは通常通り、各スートとも通常のカード順位です。
一人プレイヤーは最後にプレイ
一人プレイ時に、そのプレイヤーの左の人が最初に札を出します。誰がディーラーであってもそのようになります。
カナディアンローナー
切り札決定局面1周目では、ディーラーのパートナーはパスをするか、「一人でプレイする」かしか選べません。つまり、通常のオーダーアップ(=ディーラーもプレイする)はできません。
一人ディフェンス
切り札が決定したあと、ディフェンダーに「一人プレイ」選択の意思が問われます。見事ユーカーできれば、2点ではなく4点を得ます。
ベニー
ジョーカーを1枚加えます(ベニーと呼ぶ)。ベニーはライトバウアーにも勝つ最強の切り札です。切り札のスートとみなされます。切り札無しコールがされるとベニーはどのスートにも属さないため、スートをフォローできないときのみにプレイ可能になります。しかし、切り札に違いはないので、プレイされた場合は必ず勝ちになります。