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ペルドのルールには多くのバリエーションがあります。BGA では Asmodée バージョンのルールとなっています。
残念ながら Asmodée バージョンのルールを解説した英語のルールブックはネット上には BGA 以外にないようです。
そのため、ゲームのページにある英語サイトのリンク先では別のバージョンのペルドの解説がされており、BGA では実装されていないルールが含まれていることに注意してください。
すぐ下に書かれているルールは BGA のバージョンに則っていますのでご安心ください。
ゲームの目的
他のプレイヤーをゲームから脱落させ、最後の一人になることが出来ればあなたの勝利です。
ラウンドの進行
全てのプレイヤーはサイコロを5つ持ってスタートします。
ただ普通のサイコロと違って、1の目の代わりに"Paco(ジョーカー)"があります。
ラウンド開始時、全てのプレイヤーは所持しているサイコロを全て振ります。自分のサイコロ以外は何の目が出たか見ることが出来ません。
前ラウンドでサイコロを失った(もしくは得た)プレイヤーから始まり、時計回りに予想を行います。
最初のプレイヤーは「2-6の目」を選択し「全員のサイコロにいくつ以上あるか」予想して発表します。予想の最低値は残り人数とダイス数によります。
次のプレイヤーはその予想に対し、以下のいずれかを行います。
- ・前の予想に対し「目を変えずに数を増やす」
- ・前の予想に対し「数を変えずに目を増やす」
- ・前の予想に対し「数を変えつつ目を増やす」
- ・Pacoの目で新しく予想する
- ・前の予想に対し「Dudoを宣言する」
Pacoの目で予想し直す場合は、直前の予想数の半分以上である必要があります。
また、Pacoの目の予想に対して「2-6」に目を変える場合、予想数の2倍より多い予想をしなければなりません。
"Dudo(≒ダウト)"は「前の人の予想は外れている」という意味があり、誰かがDudoを宣言するまで予想を繰り返します。
Dudoの判定
全員のダイスの目を公開し、最後に予想された目がいくつあるかを数えます。2~6の目の予想の場合、それにPacoの目の数も加えられます。
予想が間違っていた場合は最後に予想した人はサイコロを1つ失い、予想があっていた場合はDudoを宣言した人がサイコロを1つ失います。
そして次のラウンドとなり、全員がサイコロを振ってサイコロを失ったプレイヤーから順に予想します。
ダイスがなくなったプレイヤーはその時点で脱落し、その次のプレイヤーから新しいラウンドが始まります。
Palificoラウンド
誰かがサイコロを失って残り1個になった場合、そのラウンドはPalificoラウンドとなります。
Palificoラウンドでは以下の制限が追加されます。
- ・Pacoの目はジョーカーとして働かない
- ・最初からPacoの目で予想できる
- ・2人目以降は最初の人と目を変えることはできない
Calza!(ヴァリエントルール)
前の人の予想が「ちょうど」であると思ったとき、Calza!を宣言し、その場で全員のダイスを公開します。もし失敗すればサイコロを失うのは同じですが、成功すれば失ったサイコロを取り戻せます!
ちなみにCalza!はターンプレイヤー以外もその場で宣言することができます。