This is a documentation for Board Game Arena: play board games online !

「Gamehelpwingspan」の版間の差分

提供:Board Game Arena
ナビゲーションに移動 検索に移動
編集の要約なし
(3人の利用者による、間の16版が非表示)
1行目: 1行目:
==ゲームの概要==
【勝利条件】<br>
ゲーム終了時、もっとも多くの勝利点を獲得すること。<br>
勝利点は「鳥カードを場に出す」「鳥カードに卵などを乗せる」「目標やボーナスを達成する」など複数の方法で得ることができる。<br>
<br>
【ゲームの全体像】<br>
ゲームは全4ラウンド。ラウンドが進むたびに、各プレイヤーが行うアクションの回数は少なくなる。<br>
プレイヤーは手番で4種のアクションから1つ行い、次のプレイヤーに手番を移す。<br>
追加アクションを得ない限り、1人あたり合計26アクション行ってゲーム終了となる。<br>
<ul>
<li>・第1R=8アクション</li>
<li>・第2R=7アクション</li>
<li>・第3R=6アクション</li>
<li>・第4R=5アクション</li>
</ul>
==ゲームの準備==
==ゲームの準備==
鳥カードをシャッフルして山札を作成する。その後、上から3枚を引いて場に公開する。<br>
【共通の場】<br>
餌箱型ダイズタワーを場に置き、5個のダイズを後ろから入れて振る。<br>
<ol>
目的ボードを「緑の面」、「青の面」のどちらを使用するか決めて中央に置く。<br>
<li>・鳥カードをシャッフルして山札を作成する。その後、上から3枚を引いて表にし、カードトレイに置く。</li>
目的タイルをランダムに選び、さらに表面・裏面もランダムに選び、目的ボードに4枚配置する。<br>
<li>・餌箱型のダイスタワーを場に置き、5個の餌ダイスを入れて振る。(ダイスの目は「①芋虫/②種子/③芋虫or種子/④魚/⑤果実/⑥げっ歯類」)</li>
各プレイヤーは、個人ボード1枚、アクションコマ8個、ボーナスカード2枚、鳥カード5枚、餌トークン5個(無脊椎動物、種子、魚、果実、げっ歯類)を受け取る。<br>
<li>・オプションに従って、目標ボードを「緑の面」か「青の面」で置く(詳しくは後述)</li>
鳥カード5枚と餌トークン5個、合計「10」の中から、任意の鳥カードや餌トークンを選び、全部で「5」となるように手元に残す。選ばなかった鳥カードは捨札に、餌トークンは共通在庫に戻す。<br>
<li>・ランダムに目標タイルを選び、目標ボードの各ラウンドに1枚ずつ配置する。</li>
(例:鳥カードを3枚残す場合、餌トークンは2個残す)
</ol>
ボーナスカード2枚のうち1枚を選び、もう1枚を捨札とする。<br>
<br>
親プレイヤーを適当な方法で決め、親は親マーカーを受け取る。<br>
【各プレイヤーごとの準備】<br>
各プレイヤーは下記のすべてを受け取り、一部を選んで捨てる。
<ul>
<li>・個人ボード:1枚</li>
<li>・アクションキューブ:8個</li>
<li>・餌トークン:5種類を各1個(芋虫/種子/魚/果実/げっ歯類)</li>
<li>・鳥カード:ランダムに5枚</li>
<li>・ボーナスカード:ランダムに2枚</li>
</ul>
<br>
'''鳥カード5枚と餌トークン5個'''の中から、任意の組み合わせで合計「5個」となるように手元に残す。<br>
選ばなかった鳥カードは捨て札に、餌トークンは共通在庫に戻す。(例:鳥カードを3枚残す場合、餌トークンは2種類残す)<br>
ボーナスカードは2枚のうち1枚を選び、もう1枚を捨て札とする。<br>


==ゲームの進行==
==ゲームの進行==
各プレイヤーは自分の手番中に以下の4つのアクションのうち1つを選んで行う。いずれの場合もアクションコマ1個を必ず使用する。<br>
各プレイヤーは自分の手番中に以下の<b>4種のアクション</b>のうち1つを選んで行う。<br>
手持ちのアクションキューブをボードに1個置いて、選択したアクションが実行中であることを示す。<br>
<br>
===① 手札の鳥カードをプレイする===
1) 個人ボード上部の「'''PLAY A BIRD'''」とあるアクションスペースにアクションキューブを1個配置する。<br>
「森林/草原/湿地」のいずれかを選び、手札の鳥カードを生息地に左詰めで配置する。<br>
鳥カードをプレイするには、以下の条件がある。<br>
<ul>
<li>・鳥カードの左上に描かれている生息地にしかプレイできない。</li>
<li>・鳥カードの左上に描かれている餌コストを支払わなければならない。<br>※対応する餌が手元にない場合、任意の餌2つを別の餌1つとして支払うことができる。</li>
<li>・鳥カードを置くマスによって、ボード上段に描かれた数の卵を支払わなければならない。<br>「1番左のマス」の場合は卵0個、「左から2~3マス目」の場合は卵1個、「4~5マス目」の場合は卵2個。<br>※支払う卵は、プレイ済みの鳥カードの上に置かれている卵を使う(どの鳥からでもよい)</li>
</ul>
2) プレイした鳥カードが「プレイ時」と書かれた能力を持っている場合、プレイ後、即座に効果を処理する。<br>
<br>
<br>
<b>【①手札の鳥カードをプレイ】</b><br>
===② 森林アクション - 餌を獲得する===
個人ボード上部のアクションスペースにアクションコマを置き、手札の鳥カードを、森林、草原、湿地のいずれかの生息地の最も左側で空いているマスに配置する。<br>
1) 個人ボードの'''森林'''で最も左側にある空いているマスに、アクションキューブを1個配置する(例:森林に鳥カードが3枚プレイされている場合、左4マス目)。<br>
鳥カードのプレイには、以下の条件がある。<br>
そこに書かれているダイスの数、餌箱にある餌ダイスと同じ餌トークンを共通在庫から受け取る。受け取った餌ダイスは餌箱の外に移動する。<br>
餌ダイスの面に2種類の餌が描かれている場合は、どちらかの餌トークン1個を獲得できる。
 
下記の条件を満たす場合、餌ダイス5個すべてを振り直すことができる。
<ul>
<ul>
<li>鳥カードの左上に描かれている生息地にしかプレイできない。</li>
<li>・餌箱のダイスが残り1つの場合。</li>
<li>鳥カードの左上に描かれている餌コストを支払わなければならない。<br>※対応する餌が手元にない場合、任意の餌2つを餌1つとして換算できる。</li>
<li>・餌箱にダイスがない場合。</li>
<li>鳥カードを置くマスが、左から2~3マス目の場合は卵1個、4~5マス目の場合は卵2個を支払わなければならない。<br>※支払う卵は、プレイ済みの鳥カードの上に置かれている卵を使う(どの鳥からでもよい)。</li>
<li>・餌箱に残っているダイスの出目がすべて同じ場合。<br>※「芋虫or種子」の目はそれぞれの出目として同一と判定してよい(「芋虫or種子」と「芋虫」であれば振り直しできる)</li>
</ul>
</ul>
<br>
<br>
鳥カードが「プレイ時」という能力を持っている場合、プレイ後、即座に効果を処理する。<br>
【獲得できる餌の数】<br>
<ul>
<li>1マス目・・・1個</li>
<li>2マス目・・・1個 or 手札の鳥カードを1枚捨て札にすれば2個</li>
<li>3マス目・・・2個</li>
<li>4マス目・・・2個 or 手札の鳥カードを1枚捨て札にすれば3個</li>
<li>5マス目・・・3個</li>
<li>6マス目・・・3個 or 手札の鳥カードを1枚捨て札にすれば4個</li>
</ul>
<br>
<br>
<b>【②餌の獲得と森林の鳥能力の起動】</b><br>
2) 森林に置かれている鳥の「起動時」能力を発動させる<br>
プレイヤーの個人ボードにある「餌の獲得」と書かれた行の最も左側の空いているマスにアクションコマを1個配置する。そしてそこに書かれているダイズの数だけ餌箱にある餌ダイズを取り、餌箱の外に移す。そして移したダイズの上面に描かれている絵と同じ餌トークンを共通在庫から受け取る。餌箱のダイズが残り1つの場合、無い場合、餌箱の餌ダイズの上面の絵が全て同じ場合には、振り直すことができる。<br>
アクションコマを1マスずつ左に移動させ、そこに置かれている鳥カードの「起動時」と書かれた能力を発動する。<br>
すべての森林マスに対し右から左へ順番に能力を解決し、アクションコマが左端に達したら手番を終了する。<br>
<br>
<br>
なお、餌ダイズの面に2種類の餌が描かれている場合は、どちらかの餌トークンのみを獲得できる。また、マスによっては、鳥カードを1枚捨札にすることによって、追加で餌トークンを得ることができる。<br>
===③ 草原アクション - 鳥に産卵させる===
次にアクションコマを左マスに移動させ、鳥カードの能力で「起動時」と書かれている効果を順番に発動していく。アクションコマが左端に達したら手番は終了する。<br>
1) 卵を配置する<br>
個人ボードの'''草原'''で最も左側にある空いているマスに、アクションキューブを1個配置する。<br>
そこに書かれている卵の数だけ、個人ボードに配置してある鳥カードの上に卵トークンを置くことができる。<br>
複数の鳥に分けて置いてもかまわないが、鳥カードに書かれている卵の配置数の上限を超えることはできない。<br>
<br>
<br>
<b>【③産卵と草原の鳥能力の起動】</b><br>
【配置できる卵の数】<br>
プレイヤーの個人ボードの「産卵」と書かれた行の最も左の空いているマスにアクションコマを配置する。そしてそこに書かれている卵の数だけ、個人ボードに配置してある鳥カードの上に置くことができる。同じ鳥でも別の鳥でも構わない。ただし、鳥カードに書かれている卵の配置数の上限を超えることはできない。<br>
<ul>
<li>1マス目・・・2個</li>
<li>2マス目・・・2個 or 手元の餌トークンを1つ共通在庫に戻せば3個</li>
<li>3マス目・・・3個</li>
<li>4マス目・・・3個 or 手元の餌トークンを1つ共通在庫に戻せば4個</li>
<li>5マス目・・・4個</li>
<li>6マス目・・・4個 or 手元の餌トークンを1つ共通在庫に戻せば5個</li>
</ul>
<br>
<br>
餌の獲得と同様に、アクションコマを左マスに移動させ、鳥カードの能力で「起動時」と書かれている効果を順番に発動していく。アクションコマが左端に達したら手番は終了する。<br>
2) 草原に置かれている鳥の「起動時」能力を発動させる<br>
なお巣の種類は4種類(皿型・お椀型・木の洞・池の上)ありこれは目的やボーナスに関係するが、星型はワイルドカードとみなしてラウンド終了時目的やボーナスカードで使用することができる。<br>
森林アクションと同様。<br>
<br>
<br>
<b>【④鳥カードの獲得と湿地の鳥能力の発動】</b><br>
===④ 湿地アクション - 鳥カードを獲得する===
プレイヤーの個人ボードの「鳥カードの獲得」と書かれた行の最も左側の空いているマスにアクションコマを配置する。そしてそこに書かれているカードの数だけ、カードトレイでオープンになっている3枚の鳥カードか、山札の1番上から選んで引き、手札に加える。マスによっては卵を使用することにより、追加で鳥カードを手札に加えることができる。<br>
1) 鳥カードを獲得する<br>
置き場から選んだ場合はターン終了時に公開されているカードが3枚になるように補充する。山札がなくなった場合は捨て札をシャッフルし新たな山札を作る。<br>
個人ボードの'''湿地'''で最も左側にある空いているマスに、アクションキューブを1個配置する。<br>
そこに書かれているカードの数だけ、「カードトレイで公開されている鳥カード」か「山札の1番上」から1枚ずつ選んで引き、手札に加える。<br>
山札から引いた場合、操作のやり直しはできない。<br>
カードトレイからカードを獲得した場合は、手番終了時にカードトレイが3枚になるように補充する。<br>
山札がなくなった場合は捨て札をシャッフルし新たな山札を作る。<br>
<br>
<br>
餌の獲得と同様に、アクションコマを左マスに移動させ、鳥カードの能力で「起動時」と書かれている効果を順番に発動していく。アクションコマが左端に達したら手番は終了する。<br>
【獲得できる鳥カードの枚数】<br>
 
<ul>
<li>1マス目・・・1枚</li>
<li>2マス目・・・1枚 or 鳥カードの上に置かれている卵を1個捨てれば2枚</li>
<li>3マス目・・・2枚</li>
<li>4マス目・・・2枚 or 鳥カードの上に置かれている卵を1個捨てれば3枚</li>
<li>5マス目・・・3枚</li>
<li>6マス目・・・3枚 or 鳥カードの上に置かれている卵を1個捨てれば4枚</li>
</ul>
2) 湿地に置かれている鳥の「起動時」能力を発動させる<br>
森林アクションと同様。<br>
==ラウンドの終了==
==ラウンドの終了==
上記のアクションを各プレイヤーが繰り返し、手持ちのアクションコマが無くなるまでプレイする。手持ちのアクションコマが無くなったら、<br>ラウンドが終了する。<br>
上記のアクションを各プレイヤーが繰り返し、全員のアクションキューブの手持ちが無くなったら、ラウンドが終了する。<br>
<br>
各ラウンド終了時に、目的ボードに置かれている「ラウンド終了時目的」の達成状況・順位付けを0を含めアクションコマを置くことで結果をつける。つまりラウンドごとに使用できるアクションコマが減っていくことになる。<br>
鳥カードすべてを新しいものと取り替える。<br>
スタートプレイヤーを左に回す。<br>
<br>
4ラウンド目が終わるとゲームが終了する。<br>
4ラウンド目が終わるとゲームが終了する。<br>
【ラウンド終了時の処理】<br>
<ol>
<li>・自分のアクションキューブを個人ボードから回収する。</li>
<li>・目標ボードに置かれた各ラウンドの「目標タイル」を達成状況に応じて順位付けし、結果の位置にアクションキューブを1個置く。<br>順位が高いほど多くの勝利点が得られる。<br>※この処理により、ラウンドが進むごとに使用できるアクションキューブが1個ずつ減っていく。</li>
<li>・カードトレイ上の鳥カードすべてを捨て札にし、新たに3枚置く。</li>
<li>・ファーストプレイヤーマーカーを次のプレイヤーに回す。</li>
</ol>


==得点計算==
==得点計算==
プレイした鳥カードに書いてある羽根の勝利点の合計。<br>
下記の点数を合計し、最も得点が高いプレイヤーの勝利。<br>
ボーナスカードの条件を達成した場合の勝利点の合計。<br>
同点の場合、手元に残った餌トークンが多いプレイヤーの勝利。<br>
各ラウンドの終了時のアクションコマを置いた目的ボードの勝利点の合計。<br>
<ul>
鳥カードの上にある卵トークンの数、餌トークンの数、鳥カードの下に差し込んだカードの枚数の合計(すべて各1点)。<br>
<li>・プレイした鳥カードに書かれた勝利点(羽根マークの左隣の数字)</li>
<br>
<li>・手持ちのボーナスカードで条件を達成したことによる勝利点</li>
これらを合計し最も得点が高いプレイヤーの勝利。タイブレークは該当プレイヤーの中で残った餌トークンが多いプレイヤーのい勝利。<br>
<li>・目標ボードで、各ラウンド毎に獲得した勝利点(緑ボードで同点の場合は、人数分足して分配し端数切り捨て方式。例:1位が2人いて得点がそれぞれ6・3だった場合、その2人に4点。)</li>
<li>・鳥カードの上にある卵トークンの数。産卵アクションや鳥の能力によって置くことができる(1個1点)</li>
<li>・鳥カードの上に蓄えた餌トークンの数。鳥の能力によって置くことができる(1個1点)</li>
<li>・鳥カードの下に差し込んだカードの枚数。鳥の能力によって置くことができる(1枚1点)</li>
</ul>
 
==補足:鳥カードの情報==
【勝利点】<br>
左上に羽根マークと共に描かれている0~9の数字。ゲーム終了時に勝利点として計算する。
 
【餌コスト】<br>
左上に描かれている餌のマーク。プレイ時のみ支払う。<br>
「芋虫(invertebrate)」「種子(seed)」「果実(fruit)」「魚(fish)」「げっ歯類(rodent)」に「ワイルド(wild)」を加えた6種類。<br>
「ワイルド」はどの餌でも支払うことができる。<br>
「A+B」となっている場合はすべての餌トークンを支払う必要があるが、「A/B」となっている場合は、描かれている餌のうちどれか1つを支払えばよい。
 
【巣のタイプ】<br>
「高台(platform)」「鉢状(bowl)」「空洞(cavity)」「地上(ground)」に「星型(wild)」を加えた5種類。<br>
勝利点には直接関係しないが、ラウンド終了時目標やボーナスカードの達成に関係する。<br>
星型はワイルドであり、すべての種類の巣と見なすことができる。
 
【卵の上限】<br>
その鳥の上に置くことができる卵の個数の上限。
 
【翼長】<br>
その鳥の翼を広げた長さ。<br>
勝利点には直接関係しないが、鳥の能力やボーナスカードの達成に関係する。<br>
 
【能力】<br>
「起動時」「プレイ時」「次の手番までに1回」「能力なし」の4種類がある。どの能力も基本的にスキップできる。<br>
※拡張版では「ラウンド終了時」「ゲーム終了時」が追加されている。
 
・1.起動時<br>
 その鳥が置かれている生息地のアクションが実行されるたびに発動する。(右側の鳥から順番に解決する)
 
・2.プレイ時<br>
 その鳥をプレイした直後に発動する。発動するのはプレイ時の1回のみ。
 
・3.次の手番までに1回<br>
 次の自分の手番が回ってくるまでの間に、他のプレイヤーが特定のアクションを行った際に1回だけ発動させることができる。
 
能力によっては、鳥カードに'''餌トークンを蓄えたり'''、別の'''鳥カードを差し込む'''場合がある。<br>
それらは1個/1枚につき勝利点1点となるが、鳥カードに置かれた餌やカードは再使用することができない。<br>
 
【捕食】<br>
「捕食」とは鳥カードを鳥カードの下に差し込む能力のこと。<br>
 
==ヴァリアント==
【目標ボード】<br>
緑:条件の達成個数による順位に従って勝利点を得る。<br>
 ・達成個数が0個の場合は勝利点を得られない。(アクションキューブは4位の位置に置く)<br>
 ・同点の場合、1位が2人なら1位と2位の点数を合計して分配する。次のプレイヤーは3位となる。<br>
青:条件の達成個数分、勝利点を得る。各ラウンドの最大値は5点。<br>
 ・例:「森林にある卵の数」の場合、2個ならば2点/5個以上であれば5点となる<br>
 
【言語依存のあるボーナスカード】<br>
言語(英語)に依存した条件が設定されたボーナスカード「解剖学者/地図製作者/歴史家/写真家」を除外するかどうか。<br>
 
補足: 英語で「体の部分/地名/人名/色」の名前を持つ鳥を条件とするボーナスカード<br>
 
【強力な鳥カード】<br>
バランス調整のため、以下の4カードを除外するかどうか。<br>
:・シロエリガラス(Chihuahuan Raven)
:・ワタリガラス(Common Raven)
:・アメリカズグロカモメ(Franklin's Gull)
:・フタオビチドリ(Killdeer)

2022年11月25日 (金) 21:58時点における版

ゲームの概要

【勝利条件】
ゲーム終了時、もっとも多くの勝利点を獲得すること。
勝利点は「鳥カードを場に出す」「鳥カードに卵などを乗せる」「目標やボーナスを達成する」など複数の方法で得ることができる。

【ゲームの全体像】
ゲームは全4ラウンド。ラウンドが進むたびに、各プレイヤーが行うアクションの回数は少なくなる。
プレイヤーは手番で4種のアクションから1つ行い、次のプレイヤーに手番を移す。
追加アクションを得ない限り、1人あたり合計26アクション行ってゲーム終了となる。

  • ・第1R=8アクション
  • ・第2R=7アクション
  • ・第3R=6アクション
  • ・第4R=5アクション

ゲームの準備

【共通の場】

  1. ・鳥カードをシャッフルして山札を作成する。その後、上から3枚を引いて表にし、カードトレイに置く。
  2. ・餌箱型のダイスタワーを場に置き、5個の餌ダイスを入れて振る。(ダイスの目は「①芋虫/②種子/③芋虫or種子/④魚/⑤果実/⑥げっ歯類」)
  3. ・オプションに従って、目標ボードを「緑の面」か「青の面」で置く(詳しくは後述)
  4. ・ランダムに目標タイルを選び、目標ボードの各ラウンドに1枚ずつ配置する。


【各プレイヤーごとの準備】
各プレイヤーは下記のすべてを受け取り、一部を選んで捨てる。

  • ・個人ボード:1枚
  • ・アクションキューブ:8個
  • ・餌トークン:5種類を各1個(芋虫/種子/魚/果実/げっ歯類)
  • ・鳥カード:ランダムに5枚
  • ・ボーナスカード:ランダムに2枚


鳥カード5枚と餌トークン5個の中から、任意の組み合わせで合計「5個」となるように手元に残す。
選ばなかった鳥カードは捨て札に、餌トークンは共通在庫に戻す。(例:鳥カードを3枚残す場合、餌トークンは2種類残す)
ボーナスカードは2枚のうち1枚を選び、もう1枚を捨て札とする。

ゲームの進行

各プレイヤーは自分の手番中に以下の4種のアクションのうち1つを選んで行う。
手持ちのアクションキューブをボードに1個置いて、選択したアクションが実行中であることを示す。

① 手札の鳥カードをプレイする

1) 個人ボード上部の「PLAY A BIRD」とあるアクションスペースにアクションキューブを1個配置する。
「森林/草原/湿地」のいずれかを選び、手札の鳥カードを生息地に左詰めで配置する。
鳥カードをプレイするには、以下の条件がある。

  • ・鳥カードの左上に描かれている生息地にしかプレイできない。
  • ・鳥カードの左上に描かれている餌コストを支払わなければならない。
    ※対応する餌が手元にない場合、任意の餌2つを別の餌1つとして支払うことができる。
  • ・鳥カードを置くマスによって、ボード上段に描かれた数の卵を支払わなければならない。
    「1番左のマス」の場合は卵0個、「左から2~3マス目」の場合は卵1個、「4~5マス目」の場合は卵2個。
    ※支払う卵は、プレイ済みの鳥カードの上に置かれている卵を使う(どの鳥からでもよい)

2) プレイした鳥カードが「プレイ時」と書かれた能力を持っている場合、プレイ後、即座に効果を処理する。

② 森林アクション - 餌を獲得する

1) 個人ボードの森林で最も左側にある空いているマスに、アクションキューブを1個配置する(例:森林に鳥カードが3枚プレイされている場合、左4マス目)。
そこに書かれているダイスの数、餌箱にある餌ダイスと同じ餌トークンを共通在庫から受け取る。受け取った餌ダイスは餌箱の外に移動する。
餌ダイスの面に2種類の餌が描かれている場合は、どちらかの餌トークン1個を獲得できる。

下記の条件を満たす場合、餌ダイス5個すべてを振り直すことができる。

  • ・餌箱のダイスが残り1つの場合。
  • ・餌箱にダイスがない場合。
  • ・餌箱に残っているダイスの出目がすべて同じ場合。
    ※「芋虫or種子」の目はそれぞれの出目として同一と判定してよい(「芋虫or種子」と「芋虫」であれば振り直しできる)


【獲得できる餌の数】

  • 1マス目・・・1個
  • 2マス目・・・1個 or 手札の鳥カードを1枚捨て札にすれば2個
  • 3マス目・・・2個
  • 4マス目・・・2個 or 手札の鳥カードを1枚捨て札にすれば3個
  • 5マス目・・・3個
  • 6マス目・・・3個 or 手札の鳥カードを1枚捨て札にすれば4個


2) 森林に置かれている鳥の「起動時」能力を発動させる
アクションコマを1マスずつ左に移動させ、そこに置かれている鳥カードの「起動時」と書かれた能力を発動する。
すべての森林マスに対し右から左へ順番に能力を解決し、アクションコマが左端に達したら手番を終了する。

③ 草原アクション - 鳥に産卵させる

1) 卵を配置する
個人ボードの草原で最も左側にある空いているマスに、アクションキューブを1個配置する。
そこに書かれている卵の数だけ、個人ボードに配置してある鳥カードの上に卵トークンを置くことができる。
複数の鳥に分けて置いてもかまわないが、鳥カードに書かれている卵の配置数の上限を超えることはできない。

【配置できる卵の数】

  • 1マス目・・・2個
  • 2マス目・・・2個 or 手元の餌トークンを1つ共通在庫に戻せば3個
  • 3マス目・・・3個
  • 4マス目・・・3個 or 手元の餌トークンを1つ共通在庫に戻せば4個
  • 5マス目・・・4個
  • 6マス目・・・4個 or 手元の餌トークンを1つ共通在庫に戻せば5個


2) 草原に置かれている鳥の「起動時」能力を発動させる
森林アクションと同様。

④ 湿地アクション - 鳥カードを獲得する

1) 鳥カードを獲得する
個人ボードの湿地で最も左側にある空いているマスに、アクションキューブを1個配置する。
そこに書かれているカードの数だけ、「カードトレイで公開されている鳥カード」か「山札の1番上」から1枚ずつ選んで引き、手札に加える。
山札から引いた場合、操作のやり直しはできない。
カードトレイからカードを獲得した場合は、手番終了時にカードトレイが3枚になるように補充する。
山札がなくなった場合は捨て札をシャッフルし新たな山札を作る。

【獲得できる鳥カードの枚数】

  • 1マス目・・・1枚
  • 2マス目・・・1枚 or 鳥カードの上に置かれている卵を1個捨てれば2枚
  • 3マス目・・・2枚
  • 4マス目・・・2枚 or 鳥カードの上に置かれている卵を1個捨てれば3枚
  • 5マス目・・・3枚
  • 6マス目・・・3枚 or 鳥カードの上に置かれている卵を1個捨てれば4枚

2) 湿地に置かれている鳥の「起動時」能力を発動させる
森林アクションと同様。

ラウンドの終了

上記のアクションを各プレイヤーが繰り返し、全員のアクションキューブの手持ちが無くなったら、ラウンドが終了する。
4ラウンド目が終わるとゲームが終了する。

【ラウンド終了時の処理】

  1. ・自分のアクションキューブを個人ボードから回収する。
  2. ・目標ボードに置かれた各ラウンドの「目標タイル」を達成状況に応じて順位付けし、結果の位置にアクションキューブを1個置く。
    順位が高いほど多くの勝利点が得られる。
    ※この処理により、ラウンドが進むごとに使用できるアクションキューブが1個ずつ減っていく。
  3. ・カードトレイ上の鳥カードすべてを捨て札にし、新たに3枚置く。
  4. ・ファーストプレイヤーマーカーを次のプレイヤーに回す。

得点計算

下記の点数を合計し、最も得点が高いプレイヤーの勝利。
同点の場合、手元に残った餌トークンが多いプレイヤーの勝利。

  • ・プレイした鳥カードに書かれた勝利点(羽根マークの左隣の数字)
  • ・手持ちのボーナスカードで条件を達成したことによる勝利点
  • ・目標ボードで、各ラウンド毎に獲得した勝利点(緑ボードで同点の場合は、人数分足して分配し端数切り捨て方式。例:1位が2人いて得点がそれぞれ6・3だった場合、その2人に4点。)
  • ・鳥カードの上にある卵トークンの数。産卵アクションや鳥の能力によって置くことができる(1個1点)
  • ・鳥カードの上に蓄えた餌トークンの数。鳥の能力によって置くことができる(1個1点)
  • ・鳥カードの下に差し込んだカードの枚数。鳥の能力によって置くことができる(1枚1点)

補足:鳥カードの情報

【勝利点】
左上に羽根マークと共に描かれている0~9の数字。ゲーム終了時に勝利点として計算する。

【餌コスト】
左上に描かれている餌のマーク。プレイ時のみ支払う。
「芋虫(invertebrate)」「種子(seed)」「果実(fruit)」「魚(fish)」「げっ歯類(rodent)」に「ワイルド(wild)」を加えた6種類。
「ワイルド」はどの餌でも支払うことができる。
「A+B」となっている場合はすべての餌トークンを支払う必要があるが、「A/B」となっている場合は、描かれている餌のうちどれか1つを支払えばよい。

【巣のタイプ】
「高台(platform)」「鉢状(bowl)」「空洞(cavity)」「地上(ground)」に「星型(wild)」を加えた5種類。
勝利点には直接関係しないが、ラウンド終了時目標やボーナスカードの達成に関係する。
星型はワイルドであり、すべての種類の巣と見なすことができる。

【卵の上限】
その鳥の上に置くことができる卵の個数の上限。

【翼長】
その鳥の翼を広げた長さ。
勝利点には直接関係しないが、鳥の能力やボーナスカードの達成に関係する。

【能力】
「起動時」「プレイ時」「次の手番までに1回」「能力なし」の4種類がある。どの能力も基本的にスキップできる。
※拡張版では「ラウンド終了時」「ゲーム終了時」が追加されている。

・1.起動時
 その鳥が置かれている生息地のアクションが実行されるたびに発動する。(右側の鳥から順番に解決する)

・2.プレイ時
 その鳥をプレイした直後に発動する。発動するのはプレイ時の1回のみ。

・3.次の手番までに1回
 次の自分の手番が回ってくるまでの間に、他のプレイヤーが特定のアクションを行った際に1回だけ発動させることができる。

能力によっては、鳥カードに餌トークンを蓄えたり、別の鳥カードを差し込む場合がある。
それらは1個/1枚につき勝利点1点となるが、鳥カードに置かれた餌やカードは再使用することができない。

【捕食】
「捕食」とは鳥カードを鳥カードの下に差し込む能力のこと。

ヴァリアント

【目標ボード】
緑:条件の達成個数による順位に従って勝利点を得る。
 ・達成個数が0個の場合は勝利点を得られない。(アクションキューブは4位の位置に置く)
 ・同点の場合、1位が2人なら1位と2位の点数を合計して分配する。次のプレイヤーは3位となる。
青:条件の達成個数分、勝利点を得る。各ラウンドの最大値は5点。
 ・例:「森林にある卵の数」の場合、2個ならば2点/5個以上であれば5点となる

【言語依存のあるボーナスカード】
言語(英語)に依存した条件が設定されたボーナスカード「解剖学者/地図製作者/歴史家/写真家」を除外するかどうか。

補足: 英語で「体の部分/地名/人名/色」の名前を持つ鳥を条件とするボーナスカード

【強力な鳥カード】
バランス調整のため、以下の4カードを除外するかどうか。

・シロエリガラス(Chihuahuan Raven)
・ワタリガラス(Common Raven)
・アメリカズグロカモメ(Franklin's Gull)
・フタオビチドリ(Killdeer)