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提供:Board Game Arena
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概要

このゲームはラウンドで構成されます。ラウンドではターンごとに1つのアクションを、全員がパスするまで行います。各ラウンド終了時には勝利判定があり、そこで10勝利点以上を集めたプレイヤーがいればゲームが終了します。ゲーム終了時に最も多くの勝利点を持っているプレイヤーの勝利です。

内容物

エッセンス

エッセンスはこのゲームにおけるリソースで、活力(赤)、生命(緑)、平穏(青)、死(黒)、黄金(黄)の5種類があります。黄金だけは他のエッセンス2個分の価値があります。

カード・タイル

各カード・タイルは特殊効果や勝利点を持っていて、以下の種類があります。

メイジ(10枚):各プレイヤーに1枚ずつ割り当てられるカードです。

アーティファクト(40枚):最も基本的なカードです。ゲーム開始時に各プレイヤーに8枚ずつ配られ、プレイヤーごとに山札が作られます。

モニュメント(10枚):黄金4個をコストとして獲得できるカードです。共通のサプライに常に2枚公開されています。

力ある場所(5枚×2面):コストは高いですが、強力な効果を持つタイルです。共通のサプライに5枚公開されています。

マジックアイテム(8枚):ゲーム開始時およびパスしたときに中央から取ることができるタイルです。そのとき既に持っているマジックアイテムをサプライに返却します。

以降はカードとタイルを区別せず、全てカードと呼ぶことにします。

スタートプレイヤートークン

スタートプレイヤーを表すトークンですが、1勝利点分の価値があります。

準備

1.マジックアイテム8個とエッセンスのサプライを中央に並べます。

2.力ある場所5枚を中央に並べます。表裏はランダムに決めます。最初のゲームでは使う面が指定されています。

3.モニュメント10枚を全てシャッフルして山札を作り、そこから2枚表にして並べます。

4.各プレイヤーに各種類のエッセンスを1個ずつ配ります。

5.任意の方法でスタートプレイヤーを決めます。そのプレイヤーにスタートプレイヤートークンを渡します。

6.メイジ10枚、アーティファクト40枚をそれぞれシャッフルし、各プレイヤーにメイジ2枚、アーティファクト8枚をランダムに配ります。メイジ・アーティファクトの内容は確認できます。各プレイヤーはアーティファクトをシャッフルしてプレイヤーごとの山札を作り、そこから3枚を引いて手札にします。その後、メイジ2枚のうち1枚を選びます。選ばなかったメイジはゲームでは使いません。

最初のゲームではこの代わりに、各プレイヤーに右下に1/2/3/4と書かれた3枚の手札と、それにマッチしたメイジのセットを配ります。そのあと各プレイヤーに5枚のアーティファクトをランダムに裏向きに配り、山札とします。

7.スタートプレイヤーの右隣から反時計回りにマジックアイテムを1枚ずつ取り、自分の場に置きます。

ラウンド

ラウンドはエッセンスの収集、アクション、勝利判定の3つのフェイズからなります。

エッセンスの収集

以下の手順を全プレイヤー同時に行います。

・自分の場のカードにある収集の効果を全て実行し、エッセンスを獲得します。

・カード上に乗っているエッセンスを回収します。回収は任意で、一部のカードのみから回収することも可能です。ただし1枚のカードに乗っているエッセンスは一度に全て回収しなければなりません。

アクション

スタートプレイヤーから順番にアクションを行います。ターンにできるアクションは以下の5つのうち1つです。パスをしたプレイヤーのアクションはスキップされ、全てのプレイヤーがパスをするまでアクションを繰り返します。

1.アーティファクトの配置

カードの左上に指定されたコストを支払うことによって、手札からアーティファクトを自分の場に配置します。

2.モニュメント/力ある場所の獲得

コストを支払うことによって、中央のサプライからモニュメントまたは力ある場所を自分の場に配置します。モニュメントのコストは常に黄金4個で、公開されているもの中から選ぶかモニュメントデックの一番上のカードを獲得します。モニュメントが獲得された場合、モニュメントの山札の一番上を表にしてサプライを補充します。

3.アーティファクトを捨てる

手札からアーティファクト1枚を自身の捨て札置き場に置くことによって、黄金1個か他のエッセンス2個を獲得します。

4.カードの効果を使う

自分の場の横向きになっていないカードの効果を使います。多くの効果では、使ったカードが横向きになります。

5.スクロールを使う(光と闇拡張)

自分の場のスクロールを使います。使用後は中央に戻します。

6.パス

そのラウンドでのアクションを終了します。中央からマジックアイテム1枚とり、自分の場にあるマジックアイテムと交換します。ラウンドで最初にパスをしたプレイヤーはスタートプレイヤートークンを獲得します。これは1勝利点分の価値があります。その後、山札からアーティファクトを1枚引いて手札に加えます。このとき、山札が尽きているなら自身の捨て札置き場にあるカードがシャッフルされ新たな山札となり、そこからカードを1枚引きます。パスをしたプレイヤーはそのラウンドでは以降アクションを行えません。また、パスをしたプレイヤーは、そのラウンド中は生命の喪失の効果を受けません。

勝利判定

全てのプレイヤーがパスをしたら勝利判定を行います。この時点で10勝利点以上獲得しているプレイヤーがいればゲーム終了です。最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーの勝利となります。勝利点が最多のプレイヤーが複数いる場合、最多のプレイヤーの中で持っているエッセンスの数を数えます。このとき黄金は2個、それ以外のエッセンスは1個として数えます。この数が最も多いプレイヤーが勝利です。10勝利点に到達しているプレイヤーがいない場合、横に向いているカード/タイルを全て戻して次のラウンドを開始します。

カードの効果

コスト

カード効果の多くは発動のためのコストとして、エッセンスや使用したカードを横に向けることを必要とします。横に向いたカードは以降そのラウンドでは効果を使用できなくなります。また横に向ける必要のない効果も一度のアクションでは1回しか使用できません。

エッセンスの配置

この効果では指定されたエッセンスをカードの上に配置します。上に乗ったエッセンスはコストとして使用することはできませんが、各ラウンドの収集フェイズで手元に戻すことができます。力ある場所には上に置かれているエッセンスによって勝利点を得られるものがあります。

リアクション

この効果は、手番を消費せず、特定の条件が満たされた時に発動できます。この効果は他の効果と違ってカードが横に向いていても使うことができます。ただしカードを横に向ける必要があるリアクション効果は横に向いている状態では使用できません。

生命の喪失

この効果は相手の生命(緑)のエッセンスを失わせます。この効果は使用者とラウンドで既にパスをしたプレイヤーを除く全てのプレイヤーに適用されます。プレイヤーが生命を支払えない場合、足りない生命1個につき他のエッセンス2個を支払う必要があります。ただし他のペナルティを受けることで生命の喪失を無視できるような効果も存在します。また生命の喪失の効果を受けた際、リアクションの効果を使うことでそれを無視できることもあります。

ドラフトヴァリアント

2~4人プレイ用ルール

このヴァリアントを適用すると準備の手順が変わります。プレイヤーが2枚のメイジを受け取ったら、各プレイヤーに4枚のアーティファクトを配ります。各プレイヤーはアーティファクトを1枚キープし、残りのカードを左(時計回り)に渡します。これを渡すカードがなくなるまで繰り返します。
その後、各プレイヤーにさらに4枚のアーティファクトを配ります。各プレイヤーはこれらのアーティファクトのうち1枚をキープし、残りのアーティファクトを右(反時計回り)に渡します。これを、渡すカードがなくなるまで繰り返します。このようにすると各プレイヤーの手元には8枚のアーティファクトが渡ります。これらの内容を確認した後、通常通りシャッフルして山札を作り、そこから3枚引いて手札にします。その後、メイジ、マジックアイテムの選択をします。

2人プレイ用マッチ戦ルール

3ゲームマッチの途中でフェイスアップドラフトが追加されます。まず通常ルールを使用してゲーム1をプレイします。
ゲーム1の後、プレイヤーはメイジを保持し、ゲーム1のアーティファクト16枚をすべて表向きにして並べます。その後、準備の手順1~4を行います。ゲーム1の敗者がゲーム2のスタートプレイヤーを選びます。最初のプレイヤーは表向きのアーティファクトの中から1つを選びます。その後、プレイヤーは交互に2つのアーティファクトを選び、最後はスタートプレイヤーが最後の1枚のアーティファクトを取ります。以降は通常通りの準備を行い、ゲーム2を始めます。
ゲーム2の後、1勝1敗の場合は、ゲーム3をプレイします。通常通り、1~4の手順を行い、各プレイヤーはメイジとゲーム1の後にドラフトしたアーティファクトを保持します。
ゲーム2の敗者がゲーム3のスタートプレイヤーを選びます。以降は通常通りの準備を行い、ゲーム3を始めます。

光と闇拡張

5人までプレイ可能に。

モニュメント 力ある場所
2人 7 4
3人 10 5
4人 12 6
5人 14 7

デーモンの属性・新しいメイジ・アーティファクト・マジックアイテム・モニュメント・力ある場所が登場。
スクロールが登場。中央に配置される。獲得すると使用されるまで保持し、使用すると中央に戻ります。