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提供:Board Game Arena
2022年7月16日 (土) 10:37時点におけるSarasa1a (トーク | 投稿記録)による版
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ゲームの準備

以下のタイルを選び、発電ボードに表向きに配置する。残りは箱に戻す。
・報酬タイル:ランダムに5枚選ぶ。※導入ルール:技術タイルマークのタイル以外の5枚を使う。
・目標タイル:ランダムに1枚選ぶ。
以下のタイルを選び、管理ボードに配置する。国家契約タイルの残りは箱に戻す。
・国家契約タイル:ランダムに、プレイ人数より1枚少ない数だけ選ぶ。表向きに並べる。
・個別契約タイル:裏面の種類別(3種類)に混ぜる。それぞれ、裏向きの山として置く。
各山から2枚ずつ引き、表向きに並べて置く。
特許ボードのタイルを、以下のように配置する。※導入ルールでは不要
・新技術タイルを、裏面の種類別(3種類)に混ぜる。それぞれ、裏向きの山として置く。
「Ⅰ」の山から3枚を引き、所定マスに表向きに並べる。
源流タイルをランダムに4個選ぶ。地図ボードにランダムに、表向きに置く。残りは箱に戻す。
中立ダムを、以下のように準備する。
・準備タイルを、裏面の種類別(3種類)に混ぜる。各種類から、1枚を選ぶ。
・各タイルで指示された場所に、指示された高さの中立ダムと、示された数の水を配置する。
・中立ダムは、一番下に中立ベースを置く。その上に中立延長壁を0~2個乗せ、指示の高さにする。

企業ボードと重役ボード、初期契約を、各プレイヤーに割り当てる。以下いずれかの方法をとる。
a)導入ルール:プレイ順を決める。プレイ順にしたがい、以下のように割り当てる。
・1番:アメリカ(赤)+Wilhelm Adler +3:現金と発電
・2番:ドイツ(黒)+Jill Mcdowell +3:現金と建造
・3番:イタリア(緑)+Solomon P. Jordan+2:現金
・4番:フランス(白)+Viktor Fiesler +4:現金と機械
・順番トラック(電力ボード)に、プレイ順にしたがい、各色の順番コマを並べる。
b)通常ルール:以下手順にしたがう。
・個人ボード:プレイ人数と同じ数を、ランダムに選ぶ。場の中央に置く。
・重役ボード:プレイ人数と同じ数を、ランダムに選ぶ。個人ボードとランダムに組み合わせて置く。
・2~3人用で重役「Sekibo」を使うときは、追加の重役を置く。※詳細後述
・初期契約:プレイ人数と同じ数を、ランダムに選ぶ。場の中央に置く。
・プレイ順を決める。プレイ順の逆順で、個人ボード(+重役)、初期契約を選んで取る。
・選んだ色の順番コマを取り、順番トラック(電力ボード)に、プレイ順にしたがって置く。

割り当てられた内容にしたがい、以下物品を受け取る。
・自色個人ボード+重役ボード+ホイール:手元に並べて置く。
・初期契約タイル:手元に置く。
・自色建造物(ベース5個、延長壁5個、取水塔5個、発電所4個):個人ボードの各マスに置く。
・自色技術タイル:「?」を除く4枚を手元に置く。※導入ルール:「?」も手元に置く。
・自色ワーカー:12個。手元に置く。
・現金(クレジット)・掘削機・ミキサー:重役ボードの各マス左上記載の数を、それぞれ置く。
・建機(掘削機・ミキサー)は、大:5点、中:3点、小:1点を示す。 4)各トラックに、以下のように自色コマを配置する。
・発電トラック(電力ボード):スタート位置に、各色コマを重ねて置く。無地の面を表にする。
・VPトラック(地図ボード):「10」マスに、各色コマを重ねて置く。無地の面を表にする。
1)2・3人用では、以下のように、未使用の色のワーカー(ブロック用ワーカー)を置く。
・2人用:「3+」「4」のアクションスペースすべて(左右とも)に置く。
・3人用:「4」のアクションスペースすべて(左右とも)に置く。

遊び方

5ラウンドの終了後、勝利点(VP)の高い人が勝ち。
各ラウンドは、

①収入
1)各自、個人ボードの建物の空マス「!」マークの収入を得る。
2)ラウンド1~4:各水源タイルに、タイルに示されたラウンド別の個数だけ水を置く。

②アクション
1)順番トラックの順で、手番をとる。何周も繰り返す。
2)手番では、以下を行う。
・アクションスペースを1つ選ぶ。枠の数だけワーカーを置く。コストがあれば払う。
・各アクションには左右にスペースがあり、必要ワーカー数やコストが異なる。
・すでにワーカーがあるスペースには、置けない(銀行を除く)。
・ワーカーを置いたら、必ずアクションを実行する。実行できないときは、置けない。
・ワーカーが尽きたら、パスをする。ワーカーが残っているときは、パスできない。
・アクションには以下がある。※詳細後述
a)建設:自色の建物をボードに設置する。※個人ボード上。
b)発電:ダム・取水塔・発電所を使って、発電する。
c)水源:水源に水を補充する。
d)銀行:現金を得る。※すでにワーカーがあっても使用可能
e)工場:ホイールを進める。
f)契約:契約タイルを得る。
g)建機:建機を買う。
f)特許:技術タイルを買う。※特許ボード上。導入ルールでは使用しない。
3)パスをした人を除き、プレイ順にしたがって手番を回す。何周も繰り返す。
4)全員がパスをしたら、水流フェイズに進む。

③水流
1)水源タイルにあるすべての水を、川に沿って1個ずつ流す。
・ダム(ベースまたはベース+延長壁)では、満水量以下の数なら、そこで止まる。
・ダムの満水量:ベースのみ/延長壁1個/延長壁2個=水1/2/3個まで。
・発電所は、そのまま通過する(なにも起きない)。
・満水量を超えた分の水だけが、先に進む。ボードの外に出た水は、共通の山に戻す。

④得点
1)発電トラックの順位が、1/2位=6/2VPを得る。発電量ゼロでは得られない。
・1位が同点なら、同点の人で6VPを分ける。小数点以下は切り上げ。2位は0点。
・1位が1人で、2位が同点なら、同点の人全員が1VPを得る。
・VPは、VPトラックの自色コマで示す。100VPを超えたらコマを裏返し、2周目を回る。
2)発電トラックの自色コマのマス、または、もっとも近い通過済マス記載の現金を得る。
・発電量ゼロのときは、示された現金を得るが、示されたVPを失う。
3)発電量に応じて、左端の報酬タイルから、以下のボーナスを得る。※条件一覧は後述
・発電量が5以下:ボーナスなし。
・発電量が6以上:対象タイルのエリア到達/未達によって、以下のボーナスを得る。
 ・対象エリア到達:ボーナスを満額得る。
 ・対象エリア未達:ボーナスから、到達に不足するエリア数×4VPを引く(最低ゼロ)。
4)左端の報酬タイルを外す。最後の報酬タイルを外したら、ゲーム終了に進む。

⑤ラウンド終了
1)順番トラックを、現ラウンドの発電量が少なかった順に更新する。
・同点のときは、現在と逆の順番にする。
2)発電トラックのコマを、全員ゼロに戻す。
3)アクションスペースにある全員のワーカー(ブロック用を除く)を、手元に戻す。
4)特許ボードの表向き技術タイルをすべて除き、山から補充する。※導入ルールでは不要
・まず山Ⅰから補充する。山Ⅰが尽きたら、Ⅱ→Ⅲの順に使う。除いたタイルは箱に戻す。
6)収入フェイズに戻り、次ラウンドを行う。
の順に行われる。

全5ラウンド終了後、現在の得点に以下の方法で得点を加算する。
1)目標タイルの条件に対して、順位に応じたVPを得る。※条件一覧は後述
・同点のときは、そのVPを対象者で分ける(端数切り上げ)。
2)手持ちの建機・現金の合計5個につき、1VPを得る。ホイール上の建機は数えない。
3)自色ダムにある水1個につき、1VPを得る。

もっともVPの高い人が勝ち。同点の時は、最終ラウンドで発電量が多かった人が勝ち。

アクション:建設

1)建物の種類と、建てる場所を選ぶ。種類に応じた技術タイルを用意する。
・対応する技術タイルがない建物、建物コマが尽きた建物は、選べない。
・ベース・取水塔・発電所は、対応する空マスに建設する。赤枠マスは、記載の現金も必要。
・延長壁は、ベースの上に建設する。最大2個まで置ける。マスに記載の現金は不要。
・同じ窪地(一組の貯水池)には、自色発電所、自色ベースは、それぞれ1個までしか置けない。
・建物や場所によって、必要な建機の種類・数が異なる(個人ボードに記載あり)。
・ダムのベース:建設場所により、山/丘/平地=掘削機(茶色の方)3/4/5台を要する。
・ダムの延長壁:建設場所により、山/丘/平地=ミキサー(灰色の方)2/3/4台を要する。中立か自分所有のダムの上に増設する。それぞれ高さは3まで。
・取水塔:建設場所に記載されている発電能力の数字×2個の掘削機を要する。
・発電所:自色の発電所1/2/3/4個目=ミキサー2/3/4/5台を要する。
2)ホイールの開放マスに、以下を置く。現金が必要なら、払う。
・技術タイル:建物の種類に対応するもの1個を置く。「?」は、いずれの建物にも使える。
・建設機械:必要分を、タイルの内周側に置く。
・新技術タイルを使う時は、その特殊効果を得られる。※効果一覧は後述
3)ホイールを1区間分、時計回りに回す。
・開放マスに戻ってきた技術タイル・建機は、手元に戻す(再使用できる)。
・開放マスに戻るまでは、ホイール上にある技術タイル・建機は、使用できない。
4)個人ボードから対象の建物コマ1個を取り、建設先に置く。建物は左から右の順に使う。
・個人ボードの建物を除いた空マスにボーナスが現れたら、即時それを得る。

アクション:発電

1)以下条件を満たすことを確認する。
・水が1個以上ある、自色ダムか中立ダムがあること。
・自色の発電所があること。
・上のダムと発電所を直接つなぐパイプがあり、いずれかの色の取水塔が置かれていること。
2)対象のダムから、水をいくつでも取る。対象の取水塔を通り、対象の発電所に移動する。
3)他プレイヤーの取水塔を使ったときは、以下を行う。
・水1個につき、1クレジットを、取水塔の所有者に払う。払えないときは、発電アクションは使えない。
・取水塔の所有者は、水1個につき、1VPを得る。
4)取水塔に記載された発電能力×使った水の数で、基礎発電量を求める。
・アクションスペースや個人ボードに発電量の補正値があれば、その値を加減し、総発電量とする。
・総発電量が1に満たないときは、発電アクションは使えない。
5)総発電量だけ、発電トラックの自色コマを進める。30を超えたらコマを裏返し、スタートに戻す。
6)この手番で得た総発電量が、契約タイルの左側の数字以上なら、契約を1個まで達成できる。
・対象の契約は、手持ちの契約、または、管理ボードの国家契約のいずれか1個。
・契約を充足したら、右半分のボーナスをその場で得る。タイルは裏返す(以降、使えない)。
・国家契約を充足したときは、そのタイルを手元に取り、タイルは裏返す(以降、使えない)。
7)使った水を、水流フェイズと同様に、止まるかボード外に出るまで移動する。

アクション:水源

イ)水2個を、水源タイルに置く。同じタイルに置いても、違うタイルでもよい。
ロ)水1個を水源タイルに置く。さらに、その水を、水流フェイズと同様にして流す。

アクション:銀行

・このスペースだけは、すでにワーカーがいても、使うことができる。
1)この手番で置いたワーカーの数と同じ数だけ、現金(クレジット)を得る。

アクション:工場

1)コストがある場合は、払う。示された区画数だけ、ホイールを時計回りに回す。
・開放マスに戻ってきた技術タイル・建機は、手元に戻す(再使用できる)。

アクション:建機

1)示されたコストを払う。示された種類・数の建機を得る。
・購入は1セットだけ。例)2クレジット→掘削機1個では可、4クレジット→掘削機2個は不可。

アクション:契約

1)コストがある場合は、払う。示された数だけ、表向きの個別契約タイルを取る。
2)未達成の契約タイルは、3枚まで持てる。超過したら、いずれかを選んで捨てる。
3)手番の最後に、管理ボードの空マスを山から補充する。

アクション:特許

※特許ボード上。導入ルールでは使用しない。
1)記載のコストを払う。スペースの右にある技術タイルを得る。補充はしない。

個別能力:個人ボード

・個人ボードの建物を建てると、そのマス記載のボーナスを得られる。以下がある。
・ダム・延長壁・取水塔:VP、現金(クレジット)などの収入。
・発電所:発電補正(常時。+1と+2があり、両方解放すれば+3)、個別能力の解放。
・3個目の発電所を作ると、個人ボードの個別能力が使用可能になる。以下がある。
イ)アメリカ(赤)
・ラウンド中いつでも、自然水流により自色発電所を水が通過したら、発電トラックを1歩進める。
・発電による水の通過は、対象外。
ロ)ドイツ(黒)
・発電アクションを実行したら、もう1度発電アクションを実行できる。
・追加の発電アクションについては、発電量の補正(スペース、個人ボード)は適用しない。
・契約達成については、1回目・2回目の発電量は別個に扱う(合算不可。2回の契約達成は可)。
ハ)イタリア(緑)
・発電アクションを終えた後(契約達成の機会を終えた後)、発電トラックを3歩進める。
・この追加発電量は、契約達成には使えない。
ニ)フランス(白)
・すべての契約について、達成に必要な発電量を3点減らせる。国家契約も対象。

個別能力:重役

イ)Wilhelm Adler
・ベースの建設に必要な建機が、場所によらず掘削機3個になる。
ロ)Graziano Del Monte
・延長壁2個のダムの満水量が、水4個になる。延長壁1個以下の満水量は通常どおり。
ハ)Viktor Fiesler
・発電アクションで発電能力×水の数が3以下なら、基礎発電量が4になる。
・上の適用後、補正(スペース、個人ボード)を適用し、総発電量とする。
ニ)Jill McDowell
・取水塔を、発電能力の数字×1個のミキサーでも建設できる。
・掘削機とミキサーと混合して使うことはできない。
ホ)Solomon P Jordan
・建設のとき、建機1個の代わりに現金3クレジットを使える。何個でも代替可。
ヘ)Anton Krylov
・重役Anton Krylovを選んだ人は、専用の技術タイル1個も取る。
・この技術タイルは、ホイール上にある別の技術タイル(基本効果+特殊効果)をコピーする。
ト)Mahiri Sekibo
・以下手順で、他の重役1人の能力をコピーして使える。
1)重役ボードにワーカーを置く。これはアクションとして扱わない。
2)アクションスペースにワーカーを置く。対象重役の能力を使ってアクションできる。
3)現在の手番が終わったら、コピーした能力は無効になる。
・同ラウンドで重役ボードにワーカーを2回目に置くときは、現金コストが必要。
・能力のコピーは、現在の手番中だけ有効。同じ手番には、コピーは1回まで可能。
・ゲームに登場していない重役の能力は、コピーできない。

・2/3人用:コピー対象専用の重役ボードを、以下のように用意することを推奨。
・準備のとき、Sekiboと並べて、追加の重役ボードを置く。プレイヤー用と合わせ3~4枚とする。
・ゲーム中、追加の重役ボードの能力もコピーできる。
・Del Mondeをコピー時:専用の技術タイルは置かず、必要建機のみ置いてホイールを回す。
・Krylovをコピー時:本来の満水量を超えて貯まった水は、手番後も使われるまで消費されない。

新技術タイル

・新技術タイルは、基本技術タイルと同様の基本効果に加えて、以下特殊効果を与える。
※導入ルールでは使用しない。
a)ベース
・Ⅰ:空の自色ダムすべてに、水1個を置く。
・Ⅱ:これまでに建てたベース(今回を含む)の数だけ、発電量を得る。契約充足にも使える。
・Ⅲ:ワーカーを置かずに実行できる。かつ、ホイールに置く建機が不要。
ワーカーがない状態(最後の手番)でも使用可。
b)延長壁
・Ⅰ:これまで建てた延長壁(今回を含む)の数と同じ区間数だけ、ホイールを回転させる。
・Ⅱ:今回建てた延長壁(今回を含む)のあるダムが、貯水最大量になるように、水を追加する。
・Ⅲ:延長壁を持つ自色ダム1個につき、3VPを得る。
c)取水塔
・Ⅰ:今回建てた取水塔の発電能力の2倍の値だけ、現金を得る。
・Ⅱ:今回の建築に掘削機6個以上が必要な場合、必要掘削機を5個に減らせる。
・Ⅲ:今回建てた取水塔の発電能力の2倍の値だけ、発電量を得る。契約の充足にも使える。
d)発電所
・Ⅰ:ワーカーを置かずに実行できる。ワーカーがない状態(最後の手番)でも使用可。
・Ⅱ:自色発電所いずれかを選び、発電アクションを実行できる。かつ、発電量ボーナス2点を得る。
・Ⅲ:これまで建てた発電所(今回を含む)1個につき、3VPを得る。
d)ワイルド
・Ⅰ:赤枠マスの場所に建物を建てる場合、追加の現金コストが不要。
アクションスペースのコストは必要。
・Ⅱ:掘削機の代わりにミキサーを、ミキサーの代わりに掘削機を使える。混合使用も可能。
・Ⅲ:所有する新技術タイル(ホイール上を含む、基本タイルを除く)1個につき、3VPを得る。

報酬タイル

イ)達成した契約タイル1個につき、2VPを得る。
ロ)建てた自色発電所1個につき、5VPを得る。
ハ)建てた自色ベース1個につき、4VPを得る。
ニ)建てた自色取水塔1個につき、4VPを得る。
ホ)建てた自色延長壁1個につき、4VPを得る。
ヘ)所有する新技術タイル(ホイール上を含む、基本タイルを除く)1個につき、4VPを得る。

目標タイル

・条件に合致する建物数を数える。多い人ほど順位が上。1/2/3位=15/10/5VPを得る。
イ)赤枠マスに建てた自色ベースと自色発電所の総数。
ロ)自色取水塔で自色発電所とつながる、自色ベースの総数。
ハ)自色建物の総数がもっとも多い地形(山/丘/平地)について、自色建物の総数。
ニ)自色建物の総数がもっとも少ない地形(山/丘/平地)について、自色建物の総数。
ホ)自色の建物が1個以上ある貯水池の総数。
ヘ)自色の建物が3個以上ある貯水池の総数。