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レース・フォー・ザ・ギャラクシーにおいて、プレイヤーは宇宙を探査し、ワールドを征服/移住するために発見し、ワールドの製品を消費することで経済を作り、開発を進めることによって文明を競う。
複数の拡張が実装されているが、拡張ルール有りのテーブルを立てるにはプレミアム会員である必要がある。
ルール
ゲームの目標は、ゲーム終了までに勝利点を最も多く獲得すること。勝利点は以下の3つの方法で得られる。
- ・ワールド/デベロップカードを場に出す《カード左上の"六角形"内に書かれた数字が勝利点となる》
- ・生産した製品を消費することで、勝利点チップを得る
- ・ゲーム終了時、自分が出した6コストのデベロップカードに書かれた内容に従って勝利点を得る
ゲーム開始時、各プレイヤーはランダムな「初期ワールドカード」1枚を自分の場に出す。
右下に赤か青の数字が書かれているのが初期ワールドカードである。ゲームオプションによっては、2枚の初期ワールドから1枚を選ぶ。
山札から6枚カードを引き、2枚を選んで捨て、残ったカードを手札とする。初期ワールド/手札カードとして選ばれなかったカードは、山札に戻しシャッフルする。
ラウンドの流れ
1ラウンドは基本、「Ⅰ探査、Ⅱ発展、Ⅲ移住、Ⅳ消費、Ⅴ生産」の5フェイズで構成される。
ラウンド開始時に各プレイヤーはフェイズ1つと特権を選び、全員が選択を終えたら同時に公開する。(2人対戦時は2つずつ選択する)
昇順(Ⅰ→Ⅱ→Ⅲ→Ⅳ→Ⅴ)に、選択されたフェイズを全プレイヤーが実行する。(誰にも選ばれなかったフェイズは、そのラウンド実行されない)
その際、フェイズを選択したプレイヤーには選んだ特権が与えられる。
フェイズを全て実行したらラウンドが終了する。ラウンド終了時、手札が10枚以上のプレイヤーは10枚になるまで捨てる。
ゲーム中にカードを引く際、山札が尽きた場合は捨て札をシャッフルして山札とする。
ゲーム終了
ゲームは誰かが12枚のカードを場に出したか、勝利点チップの在庫(プレイ人数x12点分)が無くなったラウンドで終了する。
※チップの在庫が無くなったラウンドにおいても、勝利点自体は得られる
最後のラウンドが終了した時、最も勝利点の多いプレイヤーが勝者となる。
同点の場合、「場に残った製品数+手札数」の合計が多い方が勝ちとなる。
製品の種類
黄 = 異星種族技術 (5) 緑 = 遺伝子資源 (4) 茶 = 希少元素 (3) 青 = 嗜好品 (2) ※カッコ内は"交易"時の価値(得られるカード枚数)。"消費"時の価値(得られる勝利点やカード)は消費先の能力によって決まる
フェイズの概要
Ⅰ 探査 = カードを2枚引いた上で1枚を手札に加え、残りを捨てる Ⅱ 発展 = コスト《菱形の中に書かれたカード枚数》を払ってデベロップカードを場に出す(既に自分の場に出ている同名のカードは出せない) Ⅲ 移住 = コスト《円の中に書かれたカード枚数》を払ってワールドカードを場に出す(既に自分の場に出ている同名のカードは出せない) 単発生産ワールド《円の外周がぼやけているもの》を出した場合は、即座に対象の種類の製品をカード上に置く 軍事ワールド《円の数字が白色、輪郭が赤のもの》を出す場合はコストは必要ないが、自分の合計軍事力が数字以上でないと出せない Ⅳ 消費 = ワールドやデベロップの消費能力を可能な限り使用する。(製品を捨て、勝利点チップを得たりカードを引く) 消費能力を全て使用した上で残った製品は、ワールドに置いたままにする。 Ⅴ 生産 = 製品が置かれていない全ての生産ワールドに、対象の種類の製品をカード上に置く(単発生産ワールドには置かれない) ※対象のフェイズでのみ、場に置かれたワールド/デベロップカードの能力が有効になる(例:Ⅰの欄に書かれた能力は、探査フェイズでのみ有効) ※フェイズが行われた場合に自動で発動する能力、アクションを行った時にボーナスが得られる能力、手札のカードを消費して発動する能力、などのパターンがある
フェイズ選択による特権
探査 = 2種類の特権のどちらかを選ぶ 「+1+1」:1枚多く引き、1枚多く手札に加える 「+5+0」:5枚多く引き、0枚多く手札に加える 発展 = デベロップを場に出すためのコストが1枚少なくなる 移住 = ワールドを場に出した後、カードを1枚引く(場に出さなかった場合は引けない) 消費 = 2種類の特権のどちらかを選ぶ 「$」:消費フェイズを行う前に交易を行う。製品を1つ売り、交易時の価値分のカード(上記の"製品の種類"参照)を引くことができる 「x2」:消費能力を使った時に2倍の勝利点を得る(カード獲得枚数は2倍にならない) 生産 = 製品が置かれていない単発生産ワールド1つに該当製品を置く ※複数のプレイヤーが同じフェイズを選択した場合、そのフェイズは1度のみ行われ、選んだプレイヤー全員が特権を得る。 ※2人対戦時に1人のプレイヤーが同じフェイズを2回選んだ場合、そのフェイズが2度行われる。
拡張:嵐の予兆
最大プレイ人数が5人に。
新しいワールドカード・デベロップカードの登場。更に、小目標・大目標タイルが登場。
小目標タイルは指定の条件を満たしたプレイヤーが即座に獲得でき、同時に達成したプレイヤーが複数いれば全員獲得(3勝利点)。
大目標は単独で指定の条件を満たしたプレイヤーが獲得できそのプレイヤーの場の横に置かれ、別のプレイヤーが指定の条件を単独で満たすような場面になったらそのプレイヤーが奪い場の横に置く(5勝利点)。
また、3人以下で遊ぶ場合カードのドラフトを選択できる。
拡張:帝国対反乱軍
最大プレイ人数が6人に。
新しいワールドカード・デベロップカード・小目標・大目標タイルが登場。
占領オプション(他プレイヤーの軍事ワールドを奪う)が選択可能に。
●占領の条件
移住フェイズが実行された場合移住フェイズ後行われる。占領宣言プレイヤーが複数いた場合、初期ワールド番号(右下に表示)が最も小さいプレイヤーから時計回り順で処理。
以下のカードが出ている場合占領可能状態『反乱軍同盟』・『帝国議席』・『帝国遮蔽装置技術』
宣言を行うには、ワールドを建設していないか、2つ目のワールドカードが置かれる能力を残している必要がある。
占領の対象は、他プレイヤーの新たに置かれたワールド以外の占領可能な軍事ワールドのみ。
[占領する側の軍事力≧占領される側の総軍事力+対象のワールドの防御力](※防御側は一時的な軍事力を行使可能) である場合に占領成功。
製品が置いてあるワールドは製品ごと奪う。製品の置かれていない単発生産ワールドには製品を生産しない。
拡張:戦争の影
威信チップが登場。
新しいワールドカード・デベロップカード、小目標・大目標タイルが登場。
ゲームのセットアップで用意する勝利点チップを通常より5枚多くする。つまり、プレイ人数×12+5枚。
威信チップを単独で最大数持っていた場合フェイズ終了後に威信リーダータイルを獲得。以降他プレイヤーに単独最大数が現れるまで所持。
ラウンド開始時、威信リーダータイル・威信チップを最大数所持していた場合恩恵が受ける。
・威信リーダータイルにチップが置かれていた場合、それを手元に全て戻し1枚カードをドローし手札に加える。
・威信チップを最大数所持している全てのプレイヤーは1勝利点獲得。
威信チップはゲーム中終了時1枚につき1勝利点獲得。
ラウンド終了時、威信チップ15枚獲得した場合も、ゲーム終了条件となる。
威信ボーナス/探索アクションの登場。
プレイヤーはゲーム中以下のアクションを、どちらか1回だけ使用できる。
●威信ボーナス 威信チップを1枚消費。以下のアクションから1つを選択。
探査:カードを9枚引き、それを手札に加え、その後カードを6枚捨てる or カードを13枚引き、それを手札に加え、その後カードを11枚捨てる
発展:コスト-3
移住:コスト-3、軍事力一時的に+2、移住後カードを1枚ドローし手札に加える
交易:追加でカード3枚獲得、その後の消費アクションで2倍の効果、カード2枚まで捨てて1枚につき1勝利点獲得
消費:3倍の効果
生産:カード3枚獲得、単発生産ワールドで2つまで生産可能
●探索アクション 威信チップの消費なし。
このアクションが選ばれたら、フェイズアクション前にこれを選んだプレイヤーのみが行う。複数いたら初期カードの右下の番号が小さい方から順に。
まず9つのカテゴリーから1つを選択。デッキから1枚ずつ確認していき、該当カードが出てきたらそれ獲得するかどうか選択。獲得しなかった場合、次に出てきた該当カードを獲得。該当カードがデッキになかったら、捨て札をシャッフルして続行。それでも出てこなかったら失敗。
<カテゴリー9種>
・軍事力を+1か+2増加させるデベロップ
・防御力が1か2の軍事単発生産ワールド
・コスト1か2の非軍事単発生産ワールド
・知性化ワールド
・異性種族技術を生産する単発生産ワールドか生産ワールド
・2つ以上の製品を消費する消費能力を持つカード
・防御力5以上の軍事ワールド
・6コストデベロップ
・占領能力を持つカード(防御能力も含む):これが選択できるのは占領オプションを入れた時のみ