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ゲームの準備

ゲーム開始時、山札からお金カードを「色を問わずに合計値が２０以上」になるまで引き、各プレイヤーの初期手札とする。
獲得したお金カードの枚数が最も少ないプレイヤーがスタートプレイヤーになる。（枚数が同じ場合は、より合計金額の少ないプレイヤー）
山札からお金カード４枚を引いて広場に置き、建物タイルを４枚引いて広場のマスに置く。

残りのお金カードをなるべく均等に５つの山に分け、得点計算カードをその内２つに挟みシャッフルする。
「得点計算カードを含む山」が２番目と４番目に来るように、お金カードの山札を積み直す。
これによって、２枚の得点計算カードが「山札の2/5、4/5付近のランダム」な位置に配置される。

手番で行うこと

手番プレイヤーは、以下の３つのアクションからいずれかを行う。
●１．広場からお金を取る
広場からお金カードを「１枚」獲得するか、金額の合計が５以下になるように「複数枚」獲得する。（合計する際、色は考慮しない）
●２．広場から建物タイルを購入する
広場の建物タイルを、手札のお金カードを支払って購入する。
　購入には、指定された色と同色でコスト以上のお金カードが必要になる。（複数枚を組み合わせて使用可能だが、お釣りは出ない）
　コストぴったりの額で購入した場合、追加の１手番（３つのアクションのいずれか）を行う。再度同額で購入した場合、更に追加手番が発生する。
●３．自分のアルハンブラを改装する
以下の３つのうちいずれかを行う。
・アルハンブラ（場）から、建物タイルを１枚自分の予備エリアに移す。
・予備エリアから、建物タイルを１枚自分のアルハンブラ（場）に移す。
・アルハンブラ（場）の建物タイル１枚と、自分の予備エリアの建物タイル１枚を置き換える。（配置場所を変えてはならない）
※改装を行う際も、後述の配置ルールに従う必要がある

アクション後、購入した建物タイルをアルハンブラに配置するか、予備エリアに置く。
建物タイルを複数回購入した場合、好きな順番で配置できる。
手番終了前に、広場の建物タイルとお金カードを４枚ずつになるよう補充する。（それぞれ、左側から補充される）

建物タイル配置のルール

・タイルの向きは常に正位置で、回転することはできない。
・既に配置されたタイルに１辺でも隣接する必要がある。（斜め不可）
・タイルを隣接させる際、『城壁』がある辺とない辺を隣接させてはならない。
・スタートタイルから配置タイルまで、城壁を飛び越えずに移動が可能でなければならない。※縦横への移動で、城壁に妨げられずに到達できること
・タイル未配置となる『穴』が出来るような配置を行ってはならない。※穴とは、上下左右の４辺がタイルで囲まれたスペースを指す

【例1】 BとCのタイルの間に壁を挟んでしまうため、Cを設置することはできない

　[ A ] [ B|] [|C ] 

【例2】上にxとyのタイルがあって壁を迂回できる場合は、Cを設置することができる

　[   ] [ x ] [ y ]
　[ A ] [ B|] [|C ]

ゲーム終了と得点計算

山札から得点計算カードがめくられたターンに２回、中間得点計算が行われる。
ゲーム終了時に最終得点計算を行うので、合計３回行う。
最も得点の高いプレイヤーの勝利。（タイブレークなし）

建物タイルが補充できなくなった場合、それ以降は手番を回さずゲーム終了の準備を行う。
最終ターンでタイルが広場に残っていた場合、手札の「該当色のお金カードの合計値」が最も高いプレイヤーがそのタイルを獲得し配置する。
同額だった場合は、そのタイルは誰も獲得しない。

【建物タイルによる得点】
・アルハンブラに配置された各色の建物タイル数を比較する。（予備エリアのタイルは含めない）
　１回目の得点計算では配置数の上位１人、２回目は上位２人、３回目は上位３人が得点する。
　配置数が同数の場合は、各順位の合計得点を該当人数で割る。（端数は切り捨てる）
【得点表】
　青 ：16・８・１
　橙 ：17・９・２
　茶 ：18・10・３
　白 ：19・11・４
　緑 ：20・12・５
　紫 ：21・13・６
１回目では右のラインのみを使う。（１位：右）
２回目では中央と右のラインを使う。（１位：中央、２位：右）
３回目ではすべてのラインを使う。（１位：左、２位：中央、３位：右）

例：最終得点計算において紫の建物が「1位2人・3位1人」となった場合、1位の2人は「(21+13)/2 = 17点」を得て、3位のプレイヤーは6点を得る。

【城壁の長さによる得点】
・アルハンブラに作成した「外側に面する最長の城壁」について、長さ１マスにつき１点獲得する。
　内側になっている城壁は対象外。