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概要

このゲームは可変数のラウンドで構成されており、ゲーム中に2回の収入イベントが発生します。
1回目はゲームの中盤前に、2回目はゲームの最後に行われます。これら2回の収入イベントでコインを多く稼ぐことを目指します。

セットアップ

村人カード(開祖カードと基本村人カードを除く)を混ぜて山札を作成します。その後、各プレイヤーは以下を受け取ります。

・コイン8枚
・山札から配られた村人カード5枚
・開祖カード1枚

プレイヤー人数の2倍の枚数(例えば4人プレイなら8枚ずつ)で6つの山札を作成して道路に並べます。
残りのカードから6枚を各山札の下に1枚ずつ公開します。
さらに残ったカードは裏向きにしてリザーブ用の山札を作成します。
リザーブはドラフトフェイズの終わりにドラフトされなかったカードを循環するため、またはゲームの最後のラウンドで道路の山札として利用するためにのみ使用されます。

ランダムにスタートプレイヤーを選び、ゲームを始めます。

ラウンド

各ラウンドは2つの基本フェイズで構成されます。

ドラフトフェイズ

現在のスタートプレイヤーから順番に以下の流れで村人をスカウトしていきます。

道路、または6つの山札の上から村人カードを1枚取り、村の広場に配置します。
道路から表向きのカードを取った場合、現状で左端の山札からカードを補充します。
表向きの村人の上にコインが置いてある場合、コインも一緒に獲得します。
カードを取ったら次のプレイヤーに手番が移ります。

自分の村にある食糧シンボルの数までスカウトを繰り返します。
食糧シンボルの初期値は2です。村内の最前列にいる「赤い食糧シンボルの描かれている村人」の食糧シンボル1つごとに+1されます。
「最前列の村人」とは生産チェーンで一番前に見えているカードのことです。独立村人も含みます。
(※食糧シンボルが初期値と合わせて6つ以上あっても、スカウトできる枚数は5枚が最大です。)
全プレイヤーが全てのカードを選択し終えたら、村の広場に配置していたカードを全て手札に加えます。


道路の更新

ドラフトフェイズ終了時に以下の手順で道路から特定のカードを取り除き、新しいカードに置き換えます。

【2人プレイの場合】
手番の逆順で、各プレイヤーはサプライから1枚のコインを取り出して道路のカードの1枚に置きます。
コインの置かれなかった村人カードは取り除かれ、新しいカードに置き換えます。

【3~5人プレイの場合】
コインが乗っている村人カードを全て取り除き、新しいカードに置き換えます。その後、道路の6枚のカードに1枚ずつコインが置かれます。


建築フェイズ

スタートプレイヤーから順番に手札のカードを自分の村に出します。
自分の村にある建築シンボルの数まで建築することができます。
建築シンボルの初期値は2です。村内の最前列にいる「黒い建築シンボルの描かれている村人」の建築シンボル1つごとに+1されます。
「最前列の村人」とは生産チェーンで一番前に見えているカードのことです。独立村人も含みます。
(※建築シンボルが初期値と合わせて6つ以上あっても、建築できる枚数は5枚が最大です。)


生産チェーン

村人カードには「生産チェーン」と呼ばれる職業のツリーが記載されています。
生産チェーンが書かれている村人カードは派生元の村人カードを事前に配置していないと配置することができません。
基本的には各生産チェーンのベースとなる村人をまず配置して、その上に順番に重ねていきます。ベースの村人は1枚につき2枚まで生産チェーンを作ることができます。
チェーン可能な枚数はカード右上に小さなカードアイコンで表示されています。
ベースの村人はアイコンが2つ描かれていて、それ以外の村人は1つ描かれているか、または描かれていない(それ以上チェーンを派生させない)ものになっています。

<生産チェーンの例>
生産チェーンの例.jpg
「開祖」からの派生で「豚飼い」と「ビール職人」をチェーンしました。
「豚飼い」からは「トリュフ堀り」が派生可能なのでさらに重ねました。
この場合、最前列は「トリュフ堀り」と「ビール職人」になります。
下敷きになった「開祖」と「豚飼い」はカード上部のスート(穀物)表示などのみが残り、カード中央の金シンボルや食糧シンボルは隠れて無効になります。


基本村人カード

藁・木材・鉱石の生産チェーンのベースとなる基本村人カード(藁積み・木こり・鉱夫の3種類、各10枚ずつ)は道路の山札内にはありません。
建築フェイズ中に手札から村人カードを1枚選んで道路の山札1つの一番上に裏向きで戻すことで、その代わりとして画面上部から任意の基本村人カードを取り、自分の村に配置することができます。
道路の山札が全て空の場合、リザーブの一番上に戻します。リザーブも空の場合、捨て札となります。
基本村人カードを獲得するこの行為は建築フェイズの建築枚数制限にはカウントされません。この行為は建築フェイズごとに最大3回まで行うことができます。

羊毛・ブドウ・皮の生産チェーンのベースとなる村人カード(羊飼い・ブドウ農家・皮なめし)は道路の山札またはリザーブ内に存在します。
こちらは通常通りドラフトフェイズでスカウトしてください。

すべてのプレイヤーが自分の村に初期配置している水色の「開祖」カードは、「穀物」の生産チェーンのベースとなる唯一の村人です。
茶色の「独立」シンボルのカードは基本村人を必要とせず、生産チェーンを派生しません。
赤色の「特殊」シンボルのカードは様々な特殊効果を持っています。(後述)
生産チェーンにカードをプレイするには、カード名の下にある生産チェーンの概要を確認してください。
これにより、チェーン内でどのカードが派生元に必要なのかが分かります。

※藁積み・木こり・鉱夫、そして「開祖」以外の各種村人カードはすべて2枚ずつ用意されています。


錠前

錠前シンボルが描かれている村人カードを配置する場合、自分または他のプレイヤーの村に解錠可能な村人カードが配置されているかを確認します。
錠前シンボル.jpg
※錠前の色が解錠可能な村人のスート色を表しています。この場合は水色なので穀物の村人(ビール職人)によって解錠可能という意味です。

【自分の村に解錠できる村人がいる場合】
サプライから対象の村人カードにコイン2枚が配置されます。

【他のプレイヤーが解錠できる村人を配置している場合】
対象の村人カードにコイン2枚を自分の手持ちから支払います。コイン2枚がその村人カードに配置されます。
複数の村人が解錠可能な場合、支払う対象の村人を選ぶことができます。

【誰も解錠できる村人を配置していない場合】
自分の手持ちからサプライにコイン2枚を支払います。

また、他のプレイヤーの村に解錠可能な村人がいる場合、その村人を無視してサプライにコインを支払うことはできません。

現在の建築フェイズで置いたばかりの村人を使用して、他の村人を解錠することも可能です。
村人を解錠するために置かれたコインはゲームが終了するまで村人の上に残ります。このコインはゲーム中の支払いには利用できません。

※その村人により解錠可能な村人カードの村数(解錠を求めている村人の村数)は、「鍵輪」アイコンとしてカードの中央右に表示されています。(鍵付きの長方形に数字が描かれたアイコンです)
鍵輪アイコン.jpg
この場合(ビール職人の鍵輪)、ビール職人が解錠可能なカードは「石工組合」2枚だということになります。


特殊村人カード
チェーンに組み込むカード

赤色の特殊村人の一部は既存の生産チェーンに組み込むことができます。
あなたの村 (または、場合によっては他のプレイヤーの村) でプレイできる特殊カードが2種あり、これらのカードにはそれぞれ独自の効果があります。

【修道僧】
特殊001.jpg
修道僧は1枚の建築アクションとして他のカードの代わりに使用できますが、別のカードの派生元となる目的でのみ使用できます。
修道僧は置き換えるカード上のシンボル (スート、錠前、食糧、建築、または金、銀など) を引き継ぐことはありません。
修道僧の唯一の目的は先行カードとして機能することであるため、そこから派生させるカードは修道僧と同じラウンドにプレイしなければなりません。
(※つまり、修道僧をチェーンの最前列のカードとして扱うことはできません)

修道僧が生産チェーンのベースカードとしてプレイされる場合、修道僧から2つの分岐が派生する可能性があります。
この場合、ラウンドの終了までに2つの派生のうち1つだけを「建築」する必要があります。
修道僧がチェーン内の特定のカードとしてプレイされると、それはすぐに置き換えられる単一の実際のカードになります。(ただし、先行するという目的でのみ)

<修道僧の使用例>
修道僧の例.jpg
通常は牧畜業者→乳搾り→チーズ職人の順に派生させなければならないチェーンですが、牧畜業者の上に乳搾りの代わりに修道僧を出すことによりチーズ職人を出すことができます。
この場合、修道僧+チーズ職人で2建築アクションを消費します。

【見習い】
特殊002.jpg
見習いは1枚の建築アクションとしていずれかの村の最前列ではない村人1枚と交換できます。
したがって、見習いは生産チェーンの一部である他のプレイヤーの村人カードを「盗む」ために使用される可能性があります。
これは、”開祖を除く”他の村の最前列以外のすべてのカードに対して行うことができます。見習いを使って他のプレイヤーの開祖を盗むことはできません。
見習いは、あなた自身の既存のカードの1枚を「コピー」するために使用することもできます。
この方法で見習いを使用する場合、自分の村内でそれを開祖カードと交換することができます。
これを実行すると、見習いと交換した開祖カードを再び村に置くことができます。開祖は表面(2値の金シンボルが描かれた面)で置かれます。

<見習いの使用例>
見習いの例.jpg
自分の村で下敷きになっている(つまり、最前列ではない)開祖を見習いと交換しました。
これにより、また新たに開祖から穀物のチェーンを派生させることが可能になります。

その他の特殊カード

【鋳掛屋】
特殊003.jpg
このカードの使用は建築フェイズの建築枚数制限にはカウントされません。
このカードを先にプレイしたラウンド中は、「自分自身の」村人カードを解錠するためにコインを支払う必要がありません。
この効果はカードごとに適用されるため、自分に都合よく発動されます。
例えば、「他のプレイヤーの解錠村人」が必要なカードと「自分の村の解錠村人」が必要なカードをそれぞれプレイする場合、
他のプレイヤーの解錠村人には鋳掛屋を適用して支払わず、自分の村の解錠村人には鋳掛屋を適用せず解錠金としてサプライからコイン2枚を置きます。

【密輸人】
特殊004.jpg
このカードの使用は建築フェイズの建築枚数制限にはカウントされません。
現在の自分の村にあるカードに描かれている金シンボルの中で、最も数値が高いものを2で割って切り上げた額のコインをサプライから獲得します。(BGAでは対象カードを選ぶ必要があるので、村内で最も金シンボルの値が高いカードをクリックしてください)
例: 密輸人をプレイするときに、村に値2の金シンボルの村人と値5の金シンボルの村人がいるとします。5が最高値であり、5/2 = 2.5 なので、切り上げて3コインをサプライから獲得します。


建築フェイズの終了処理

すべてのプレイヤーが建築を完了した後、村に食糧シンボルの描かれた村人が存在しないプレイヤーは、開祖カードを表面(2値の金シンボルが描かれた面)から裏面(食糧シンボル1つが描かれた面)に裏返します。
これにより次ラウンドのドラフトフェイズでのスカウト枚数が3枚保証されますが、金シンボルが2値減ることに注意してください。
ラウンド手番順のスタートプレイヤーの指定は、時計回りに次のプレイヤーに渡されます。
市場フェイズ開始のトリガーが引かれている場合は、その市場フェイズに進みます。それ以外の場合は、新しいドラフトフェイズを開始します。

市場フェイズ

ゲーム中には市場フェイズという2回の特別なイベントがあり、条件を満たしたラウンドの構築フェイズ終了後に発生します。
これら2回の市場フェイズはコイン (ゲームの中心的な資源であり、ゲーム終了時の勝利点としても扱われます) を大きく稼ぐための非常に重要な収入イベントです。

第1市場フェイズ

道路の2つ目の山札が空になったラウンドの建築フェイズ終了時に発生します。
各プレイヤーは自分の村の「最前列にいる村人に描かれた金シンボルの値の合計値」+「最前列の村人の上に置かれているコイン」の分だけコインを獲得します。
村人カード上のコインは現時点では削除されず、そのままの金額で残ります。

第2市場フェイズ

道路のすべての山札が空になったラウンドの建築フェイズ終了時に発生します。
各プレイヤーは自分の村の「最前列にいる村人に描かれた金シンボルの値の合計値」+「最前列の村人に描かれた銀シンボルの値の合計値(村の対象カードをもとに計算されます)」+「最前列の村人の上に置かれているコイン」の分だけコインを獲得します。
※銀シンボルの値の計算では、最前列ではない村人の食糧・建築・金シンボルは対象には含まれません。
 ただし、カード上部のスートシンボル(藁・木材・鉱石など)や錠前シンボルは生産チェーンの最前列でなくとも対象に含みます。

ゲーム終了

第2市場フェイズが完了したらゲームが終了します。

最も多くのコインを獲得しているプレイヤーが勝者です。
コインが同点の場合は、村に配置されているカードの枚数が最も少ないプレイヤーが勝者となります。