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提供:Board Game Arena
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ゲームの準備

【発電トラックに配置するタイル】
・ボーナスタイル:ランダムに5枚選び、発電ボードのボーナスマスに表向きに配置する。※導入ルール:技術タイルマークのタイル以外の5枚を使う
 ラウンド毎のプレイヤーへの目標を示す。ラウンド終了時にタイル達成度に応じたボーナスを得る。(表向きで一番左にあるタイルが、そのラウンドの対象)
・目的タイル:ランダムに1枚選び、発電ボードの右端に表向きに配置する。
 ゲームを通したプレイヤーへの目標を示す。ゲーム終了時に条件達成に応じて勝利点が得られる。

【契約事務所ボードに配置するタイル】
・国家契約タイル:プレイ人数より1少ない枚数だけランダムに選び、表向きに並べて置く。
・個別契約タイル:裏面の色別に混ぜ、裏向きの山として置く(緑・黄・赤の3種類)。
 個別契約タイルを各山から2枚ずつ引き、表向きに並べて置く。

【特許事務所ボードに配置するタイル】※導入ルールでは使用しない
・上級技術タイルを裏面の種類別に混ぜ、裏向きの山として置く(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの3種類)。
 「Ⅰ」の山からタイル3枚を引き、表向きに並べる。

【地図ボードに配置するコンポーネント】
源流タイルをランダムに4個選び、地図ボードの最上部に表向きに置く。
中立ダムを以下のように準備する。(BGAでの配置は自動)
・準備タイルを裏面の種類別(3種類)に混ぜ、各種類から1枚ずつ引く。
・各タイルで指示された場所に、指示された高さの中立ダムと示された数の水駒を配置する。
・山岳にはレベル1、丘陵にはレベル2、平原にはレベル3の中立ダムが置かれる。

【企業ボードと重役タイル、初期契約タイルの選択】
「企業ボードと重役タイル、初期契約タイル」を以下のいずれかの方法で、各プレイヤーに割り当てる。
a)導入ルール:ランダムにプレイ順を決める。プレイ順にしたがって、以下のように割り当てる。
・1番:アメリカ(赤)+「Wilhelm Adler」 +「3:現金と発電」
・2番:ドイツ(黒)+「Jill Mcdowell」 +「3:現金と建造」
・3番:イタリア(緑)+「Solomon P. Jordan」+「2:現金」
・4番:フランス(白)+「Viktor Fiesler」 +「4:現金と機械」
発電トラックに、選んだ色の順番コマをプレイ順にしたがって置く。

b)通常ルール:ランダムにプレイ順を決める。
・企業ボード:プレイ人数と同じ数をランダムに選ぶ。
・重役タイル:プレイ人数と同じ数をランダムに選ぶ。ランダムに企業ボードと組み合わてセットにする。
 ※2~3人用で重役「Sekibo」が選ばれた場合は、追加の重役タイルを置く。(詳細は後述)
・初期契約タイル:プレイ人数と同じ数をランダムに選ぶ。

プレイ順の逆順に、「企業ボード&重役タイルのセット」と「初期契約タイル」を選んで取る。

【初期資産の受け取り】
・建造物コマ(ダム基礎5個、ダム上部5個、導管5個、発電所4個):企業ボードの該当するマスに置く。
・初期技術タイル:「?」タイルを除いた、4種のタイルを受け取る。※導入ルール:「?」タイルも受け取る。
・ワーカー:技術者コマ12個を個人サプライに受け取る。
・初期資金/重機コマ:6クレジット、掘削機コマ6個、ミキサーコマ4個を個人サプライに受け取る。
・エネルギーマーカー:発電トラックのスタート位置(ゼロ)に、各色のコマを重ねて置く。

※2~3人プレイでは、アクションボードにおける一部のアクションスペースが使用できない(BGAでは使用できないアクションスペースは非表示となる)
・2人用:「3+」「4」と記載されたアクションスペースが使用できない。
・3人用:「4」と記載されたアクションスペースが使用できない。

遊び方

5ラウンド終了後、勝利点(VP)のもっとも高いプレイヤーが勝利となる。
各ラウンドは、以下の順に行われる。

①収入フェイズ
1)企業ボードにおいて開放済みの収入を得る。※収入を得るには、建築アクションを行って企業ボードにある(!マークが付いた)収入を解放する必要がある
2)ラウンド1~4:源流タイルに示されたラウンド別の個数だけ、水駒を置く。
 例:源流タイルの1つが「0-1-2-1」となっている場合、そのタイルには2ラウンド目と4ラウンド目の収入フェイズに水駒が1個づつ、3ラウンド目に水駒が2個置かれる。

②アクションフェイズ
1)手番順をもとに手番を行う。(BGAではユーザーリストや手番順ボードに手番順が表示される。※手番順ボードは設定で表示可能)
2)以下のルールに従って、アクションを1回行う。
・アクションスペースを1つ選び、枠の数だけワーカーを置く。追加コストが記載されていれば払う。
・同じ効果のアクションでも、スペースによって必要ワーカー数やコストが異なる場合がある。
・すでにワーカーがあるスペースには、ワーカーを置くことができない(銀行を除く)。
・ワーカーを置いたら、必ずアクションを実行する。実行できないときは置けない。
・ワーカーが尽きたらパス(スキップ)をする。ワーカーが残っているときはパスできない。
・実行できるアクションは以下の通り。※詳細は後述
 a)建設:建物を地図ボードに設置し、建設ホイールを進める。※自分の企業ボード上部にあるアクションスペース
 b)発電:ダム/導管/発電所を使って、水力発電を行う。
 c)水源:地図ボードの源流タイルに水を補充する。
 d)銀行:クレジットを得る。※このアクションスペースのみ、他のワーカーがあっても使用可能
 e)工場:建設ホイールを進める。
 f)契約:契約タイルを得る。
 g)建機:重機駒を購入する。
 f)特許:上級技術タイルを購入する。※導入ルールでは使用しない
3)パスをした人を除き、(全員パスするまで)プレイ順に従って手番を進める。
4)全員がパスをしたら、次のフェイズに進む。

③水流フェイズ
1)源流タイルにあるすべての水を、川に沿って(上から下に)流す。
・盆地にダム(ダム基礎かダム基礎+ダム上部)が建築されている場合、満水でなければ水はそこで止まる。
・ダム基礎のみの満水量は水1個であり、基礎にダム上部が1個追加されるごとに1ずつ満水量が増加する(ダム上部は最大2個)。
・ダム以外の施設(導管・発電所)や川自体は水を留めることが出来ない。水流が発電所を通過する場合には何も起きない(発電しない)。
・満水量を超えた分の水は下流に向かって進む。ダムが無い限り水が止まる事は無く、ボードの外に出た水は共通の山に戻す。

④得点フェイズ
1)発電トラックの順位によって勝利点を得る(1位:6VP/2位:2VP ※発電量ゼロではVPを得られない)。
・1位が同点なら、同点の人で6VPを分ける。小数点以下は切り上げ。2位はゼロ点。
・1位が1人で2位が同点なら、1位は6VP/2位タイの全員が1VPを得る。
2)発電トラックの自色コマがあるマスか、もっとも近い通過済マスに記載されたクレジットを得る。
・発電量ゼロのときは、示されたクレジットを得るとともに示されたVPを失う。
3)「現ラウンド」のボーナスタイルからVPを得る。
発電トラックは「初期エリア&ボーナスタイルが置かれた5つのエリア」に分かれ、5枚のボーナスタイルは左から順番に「1-5ラウンド」に対応している。
自色コマを進めたエリアと、ボーナスタイルに描かれた条件をもとにVPを得る。※条件一覧は後述
 ・初期エリア(発電量が6未満):条件に関係なく、ボーナスなし。
 ・対象エリアに到達/通過している:条件に従ってボーナスを得られる。
 ・対象エリアに未達:本来得られるボーナスから「到達に不足したエリア数×4VP」を引いた分得る(得られるボーナスはマイナスにならない)。
4)現ラウンドのボーナスタイルをボードから外す。最後のボーナスタイルを外した後はゲーム終了に進む。

⑤ラウンド終了
1)次ラウンドの手番順を、現ラウンドの発電量が少なかった順に変更する。
・同点のときは、現在と逆順に入れ替える。
2)発電トラックのコマを、初期エリアのゼロの位置に戻す。
3)アクションスペースにあるワーカーを、各自の手元に戻す。
4)特許ボードで公開された上級技術タイルをすべて取り除き、山から補充する。※導入ルールでは不要
・まず山Ⅰから補充する。山Ⅰが尽きたら、Ⅱ→Ⅲの順に使う。除いたタイルは箱に戻す。
6)次ラウンドを開始し、収入フェイズを行う。


全5ラウンド終了後、現在の得点に以下の方法で得点を加算する。
1)目的タイルの条件に対して、順位に応じたVPを得る。※目的タイル一覧は後述
・同点のときは、そのVPを対象者で分ける(端数切り上げ)。
2)手持ちの重機/クレジットを合計し、5個につき1VPを得る。ホイール上の建機は数えない。
3)自色ダムにある水1個につき、1VPを得る。※ゲーム終了時得点計算前、上流に配置されている水はルールに従い流す。

もっともVPの高いプレイヤーの勝利。同点の時は、最終ラウンドで発電量が多かった人が勝ち。

アクション:建設

1)自分の企業ボードにあるアクションスペースにワーカーを置き、「建物の種類」と「建てる場所」を選ぶ。
・以下の場合は実行できない。
 建物に対応した技術タイルが無い(ホイール内にある技術タイルは使用できない)
 企業ボードの建物コマが尽きている
 必要な重機コマが無い(ホイール内にある重機は使用できない)
・ダム基礎/導管/発電所は、対応する空きマスに建設する。赤枠に囲まれたマスは追加クレジットが必要。
・ダム上部は自色のダム基礎の上に建設する。基礎上に最大2個まで置け、赤枠のマスに置いた場合でもクレジットは不要。
・同じ盆地(一組の貯水池)に、自色発電所/自色ダム基礎はそれぞれ1個までしか置けない。
・建物を建築する位置によって、必要な重機の種類/数が異なる。
 ダム基礎:建設場所により、山/丘/平地=掘削機(茶色)5/4/3台を要する。
 ダム上部:建設場所により、山/丘/平地=ミキサー(灰色)4/3/2台を要する。
 導管:建設場所に記載されている発電能力の数字×2個の掘削機を要する。
 発電所:自色の発電所1/2/3/4つ目=ミキサー2/3/4/5台を要する。
2)ホイールの開放マスに、以下のタイルとコマを置く。クレジットの支払がある場合は銀行に払う。
・技術タイル:建物の種類に対応するもの1個を置く。「?」シンボルは、どの建物の建築にも使える。
・重機:必要な分のコマを、ホイールに置く(技術タイルの内側)。
 上級技術タイルを使用した場合、建築時に特殊効果が得られる。※効果一覧は後述
3)ホイールを1区間分、時計回りに回す。
・開放マスに戻ってきた技術タイル・建機は、手元に戻り、以降のアクションで再使用できる。
・開放マスに戻るまでは、ホイール上にある技術タイル/重機コマは使用できない。
4)企業ボードから対象の建物コマ1個を取り、建設先に置く。建物は左から右の順に使用する。
・企業ボードから建物コマを取り除いたマスに(「!」マークの付いた)収入がある場合、即時にその報酬を得る。
・また、以降のラウンドの収入フェイズに同じ内容の収入が得られるようになる。

アクション:発電

1)以下の条件を満たしていないと発電は行えない。
・水を1個以上保持した、自色ダムか中立ダムがある。
・自色の発電所がある。
・上記のダムと発電所を直接つなぐパイプがあり、いずれかの色の導管が置かれている。
2)ダムに保持された中から、任意の数の水コマを取る。導管を通して発電所まで移動する。
3)他プレイヤーの導管を使うときは、以下を行う。
・水1個につき、1クレジットを導管の所有者に払う。(払えない場合、発電アクションは行えない)
・水1個につき、導管の所有者は1VPを得る。
4)「導管に記載された発電能力×使った水の数」で、基礎発電量を求める。
・アクションスペースや企業ボードに発電量の補正値があれば、その値を加減し、総発電量とする。
・総発電量が1に満たないときは、発電アクションは行えない。
5)総発電量だけ、発電トラックの自色コマを進める。30を超えたらコマを裏返し、スタートに戻す。(数値や計算にはそのまま使用する)
6)この手番で得た総発電量が契約タイルの左側の数字以上なら、契約を1個まで達成できる。
・対象は「手持ちの契約」か「管理ボードの国家契約」のいずれか1個。
・契約を履行したら、契約タイルの右側に書かれたボーナスをその場で得る。履行済みのタイルは裏返しておく(再利用はできない)。
・国家契約を履行したときは、そのプレイヤーが手元に取りタイルを裏返す(再利用はできない)。
7)発電に使用した水は、水流フェイズと同様にダムで止まるかボード外に出るまで移動する。

アクション:水源

・2種類のアクションが存在し、動作が異なる。
1)水2個を源流タイルに置く。同じタイルに2個置いても、違うタイルに1個ずつでもよい。
2)水1個を源流タイルに置く。その水を水流フェイズと同様にして流す。

アクション:銀行

・このアクションのみ、すでにワーカーがいても使うことができる。
1)この手番で置いたワーカーの数と同じ数だけ、クレジットを得る。

アクション:工場

1)示された段階の分、ホイールを時計回りに回す。
・ホイールに乗っていて、開放マスの位置に戻ってきた技術タイル/重機駒は手元に戻す(次の手番以降、再使用できる)。

アクション:建機

1)示された種類/数の重機駒を得る。
・1アクションで購入できるのは1セットだけ。
例)2クレジットで掘削機1個を購入できるとき、4クレジット払って掘削機2個を購入することはできない

アクション:契約

1)示された数だけ、表向きの個別契約タイルを取る。
・未履行の契約タイルは3枚まで持てる。超過した場合は、任意のタイルを選んで捨てる。
※手番終了時、各色の山から契約タイルを2枚ずつになるまで補充する。

アクション:特許

1)アクションスペースに対応する技術タイルを得る。手番終了時にはタイルを補充しない。
※導入ルールでは使用しない。

個別能力:企業ボード

・企業ボードの建物を建てることで、そのコマがあったマスに記載されたボーナスを得られる。
 ダム基礎・ダム上部・導管:VP、クレジットなどの収入。
 発電所:発電量の補正(常時有効。+1と+2があり、両方解放すれば+3となる)、個別能力の解放。

・3個目の発電所を作ると、企業ボードの個別能力が使用可能になる。
1)アメリカ(赤)
・ラウンド中いつでも、自然の水流により自色発電所を水1つが通過するたび、発電トラックを1進める。
・発電アクションによる水の通過は対象外。
2)ドイツ(黒)
・発電アクションを実行した後、同じ手番で2回目の発電アクションを実行できる。
・2回目の発電アクションについては、発電量の補正は適用されず「水駒の数×導管の生産値」のみになる。(アクションスペース/企業ボード/Viktorによる効果の対象外)。
・契約履行については、1回目と2回目の発電量は別個に扱う(合算は不可。別々の契約履行は可能)。
3)イタリア(緑)
・発電アクションを終えた後(契約達成の機会を終えた後)、発電トラックを3進める。
・この追加発電量は、契約達成には使えない。
4)フランス(白)
・すべての契約について、達成に必要な発電量を3点減らせる。国家契約も対象。

個別能力:重役タイル

1)ウィルヘルム・アドラー(Wilhelm Adler)
・ダム基礎の建設に必要な建機が、場所によらず掘削機3個になる。
2)グラツィアーノ・デル・モンテ(Graziano Del Monte)
・ダム上部2個のダムの満水量が、水4個になる。ダム上部1個以下の満水量は通常どおり。
3)ビクトル・フィーゼラー(Viktor Fiesler)
・発電アクションで「発電能力×水」の数が3以下の場合に、基礎発電量が4になる。
・上の適用後、アクションスペースや企業ボードの補正を適用し、総発電量とする。
4)ジル・マクダウェル(Jill McDowell)
・導管の建設コストを「発電能力の数字×1個」のミキサーに置き換えて建設できる。
・掘削機とミキサーと混合して使うことはできない。
5)ソロモン・P. ジョーダン(Solomon P Jordan)
・建設アクションにおいて、重機1個の代わりに現金3クレジットを使える。何個でも代替可。
6)アントン・クルイロフ(Anton Krylov)
・重役Anton Krylovを選んだ人は、専用の技術タイル1個を取る。
・この技術タイルは、ホイール上にある別の技術タイル(基本効果+特殊効果)をコピーする。
7)マヒリ・セキボ(Mahiri Sekibo)
・以下手順で、他の重役1人の能力をコピーして使える。
a)重役ボードにワーカーを1つ置く。これはアクションとして扱わない。
b)任意のアクションスペースにワーカーを置き、コピーした重役の能力を使ってアクションできる。
c)現在の手番が終わったら、コピーした能力は無効になる。
・同ラウンドで重役ボードにワーカーを2回目に置くときは、クレジットコストが必要。
・能力のコピーは、現在の手番中だけ有効。同じ手番には、同じ能力のコピーは1回まで可能。
・ゲームに登場していない重役の能力は、コピーできない。

・2/3人用:コピー対象専用の重役ボードを、以下のように用意することを推奨。
 準備のとき、Sekiboと並べて追加の重役ボードを置く。プレイヤー用と合わせ3~4枚とする。
 ゲーム中、追加の重役ボードの能力もコピーできる。
・Del Mondeをコピー時:専用の技術タイルは置かず、必要建機のみ置いてホイールを回す。
・Krylovをコピー時:本来の満水量を超えて貯まった水は、手番後も使われるまで消費されない。

上級技術タイル

・上級技術タイルは、基本技術タイルと同様の基本効果に加えて以下の特殊効果を持つ。
※導入ルールでは使用しない。
1)ダム基礎
・Ⅰ:空の自色ダムすべてに、水1個を置く。
・Ⅱ:これまでに建てたダム基礎(今回を含む)の数だけ、発電量を得る。契約履行にも使える。
・Ⅲ:ワーカーを置かずに実行できる。かつ、ホイールに置く重機が不要。ワーカーがない状態(最後の手番)でも使用可。
2)ダム上部
・Ⅰ:これまで建てたダム上部(今回を含む)の数と同じ区間数だけ、ホイールを回転させる。
・Ⅱ:今回建てたダム上部(今回を含む)のあるダムが、貯水最大量になるように水を追加する。
・Ⅲ:ダム上部を持つ自色ダム1個につき、3VPを得る。
3)導管
・Ⅰ:今回建てた導管の発電能力の2倍の値だけ、現金を得る。
・Ⅱ:今回の建築に掘削機6個以上が必要な場合、必要な掘削機を5個に減らせる。
・Ⅲ:今回建てた導管の発電能力の2倍の値だけ、発電量を得る。契約履行にも使える。
4)発電所
・Ⅰ:ワーカーを置かずに実行できる。ワーカーがない状態(最後の手番)でも使用可。
・Ⅱ:自色発電所いずれかを選び、発電アクションを実行できる。その際、発電に+2ボーナスを得る。
・Ⅲ:これまで建てた発電所(今回を含む)1個につき、3VPを得る。
5)ワイルド
・Ⅰ:赤枠マスの場所に建物を建てる場合、追加の現金コストが不要。アクションスペースの追加コストは必要。
・Ⅱ:掘削機の代わりにミキサーを、ミキサーの代わりに掘削機を使える。混合使用も可能。
・Ⅲ:所有する上級技術タイル(ホイール上を含む)1個につき、3VPを得る。

ボーナスタイルの条件一覧

・ラウンド終了時に発電トラックのマーカーと条件に応じて得られるVP。
・発電トラックのマーカーが初期エリア(発電量が5点以下)にある場合は、条件に関わらず得られない。
・発電トラックのマーカーがボーナスタイルに届かない場合、エリア毎に-4VP(マイナスにはならない)
1)達成した契約タイル1個につき、2VPを得る。
2)建てた自色発電所1個につき、5VPを得る。
3)建てた自色ダム基礎1個につき、4VPを得る。
4)建てた自色導管1個につき、4VPを得る。
5)建てた自色ダム上部1個につき、4VPを得る。
6)所有する上級技術タイル(ホイール上を含む。基本技術タイルは除く)1個につき、4VPを得る。

目的タイルの条件一覧

・ゲーム終了時に、条件に合致する建物数/貯水池数を数える。多い人ほど順位が上。1/2/3位=15/10/5VPを得る。
1)赤枠マスに建てた自色ダム基礎と自色発電所の総数。
2)自色導管で自色発電所とつながる、自色ダム基礎の総数。
3)自色建物の総数がもっとも多い地形(山/丘/平地)について、自色建物の総数。
4)自色建物の総数がもっとも少ない地形(山/丘/平地)について、自色建物の総数。
5)自色の建物が1個以上ある盆地の総数。最大12。
6)自色の建物が3個以上ある盆地の総数。最大5。平原下段の発電所2つは対象外。
【メインボードの盆地概念】
・メインボードはカラフルな面を使います。ボードを縦長に見て、上方に源流(水源)が4つ。
・そのすぐ下に盆地が4つあ、それぞれ貯水地とダム建設予定地(台形のシンボル)。さらに下方に貯水地とダムの予定地。ここまでが山岳地域でボードの左方に山岳のシンボルがあります。
・そこから川を通って下方に盆地が3つあり、発電所建設予定地(屋根がギザギザになったシンボル)、再び貯水地とダムの予定地。ここまでが丘陵地域で、左方に丘陵のシンボルがあります。
・そこから川を通って下方が平原地域の上段で盆地が3つあり、発電所の予定地とダムの予定地があります。
・その下方が平原地域の下段で盆地が2つあり、発電所の予定地があります。

レーフワーテル計画拡張

ゲームの準備として外注仕事タイルを表向きで3枚公開する。
自分の色の私有建物駒5個を取り、拡張企業ボード上の対応するスペースに置く。

アクションフェイズ中、プレイヤーは新たな3種類のアクションを実行することができるようになります。
●外注仕事
外注仕事には3つのアクションスペースがあり、それぞれ特定の外注仕事タイル1枚につながっています。
外注仕事は契約に似ていますが、履行するためにエネルギーを生産する必要はなく、重機駒を支払う必要があります(ホイールのシステムのように戻ってきません)。
外注仕事につながっているアクションスペースに技術者駒を2個置きます。そのタイルの左側に示されている重機駒を支払い、即座にそのタイルの右側に示されている利益を得ます。
支払ったコストを全体サプライに戻し、その外注仕事タイルを取り裏向きでキープします。

●私有建物(建設/発動)
プレイヤーは新たな種類の建造物である私有建物を建設することができます。
私有建物駒はマップ上には置かれず、追加管理ボード上の対応するアイコンがある建設スペース上に置かれます。
私有建物駒を置いたとき、プレイヤーはそれにつながっている私有建物タイルを発動させたことになります。
私有建物の建設に関するルールは基本ゲームの建造物の建設に関するルールと同じですが、以下の違いがあります。

1.自分の企業ボードの建設アクションスペースに、必要な数の技術者駒を置きます。
2.私有建物用の技術タイルを建設ホイールの開放区画に置きます。
3.必要な数の重機駒を建設ホイールの開放区画に置きます。
各私有建物の建設コストは、私有建物駒を置いたスペースにつながっている私有建物タイルの左上に示されています。
4.建設ホイールを1セグメント分回転させます。
5拡張企業ボードの左端から私有建物駒を1個取り、その私有建物タイルにつながっていて空いている建設スペースのうち1つに置きます。
赤枠つきのアイコンがある建設スペースで建設した場合、追加で3クレジットを支払います。
各プレイヤーは各私有建物タイルの横に私有建物駒を1個だけ置くことができます。
各プレイヤーは私有建物を5つまで建設できるので、5枚すべての私有建物タイルを発動させることができます。
私有建物は収入をもたらしません。

私有建物の特殊アクションは、その私有建物を発動させている(つながっている建設スペースに私有建物駒を置いている)プレイヤーだけが実行することができます。
アクションフェイズ中に自分の手番が来たとき、プレイヤーは自分が発動させている私有建物タイルのアクションスペースを使うことができます。
その私有建物タイル上の空いているアクションスペースに必要な数の技術者駒を置き、関連するアクションを実行します。
私有建物には常に、左側に安価な1つ、右側に高価な3つの計4つのアクションスペースがあります。あるラウンド中、ある私有建物タイルのアクションスペースに最初に技術者駒を置くプレイヤーは、左側のアクションスペース上に置きます。
他のすべてのプレイヤーは右側のアクションスペースに技術者駒を置かなければなりません。
各プレイヤーは各私有建物アクションをラウンドごとに1回だけ実行することができます。
プレイヤーは、すでに自分の技術者駒を置いている私有建物タイルに再び技術者駒を置くことはできません。
ゲーム終了時、各私有建物タイルを発動させているプレイヤーは、そのタイルの左下に示されているVPを得ます。

得点計算フェイズとラウンドの終了フェイズは基本ゲームと同じようにプレイしますが、以下の処理を追加します。
追加管理ボード上に外注仕事タイルが残っている場合、そのすべてを捨て札にして箱に戻します。
山から新たな外注仕事タイルを3枚引き、対応するスペースに表向きで置きます。最初は“A”の山から引き、この山が尽きたら“B”の山から引き、最後に“C”の山から引きます。

ゲーム終了時、自分が発動させている私有建物タイルからVPを得ます。