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2021年6月15日 (火) 23:45時点における版
準備とボードの説明
ゲームのはじめにドラフトをするなどして、各プレイヤー職業カード7枚と小さい進歩カード7枚を受け取ります。
ストックから木の家のタイルを2枚取り、農場ボードの木材のマスに置きます。
ストックから家族コマを2枚取り、木の家のタイルに1枚ずつ載せます。
スタートプレイヤーを決め、その人はスタートプレイヤーマーカーと食料を2つ受け取ります。他のプレイヤーは食料を3つ受け取ります。
家族コマ3つ(木の家に置いたものとは別に)・柵15本・厩4つも個人のストックとして受け取ります。これが各要素の最大値となります。
○ ワーカー
家族コマはワーカーです。手番では空いているアクションスペースにワーカーを移動し示されたアクションを行います。
1回アクションを行うと次の人の手番になります。
アクション・スペースにはワーカーは1個しか入れません。
○ ラウンド
手番は1アクションずつ時計回りに,家族コマがすべて働きに出るまで続けます。ここまでが1ラウンド。
家族コマが増えてn個になったらそのプレイヤーは1ラウンドにn回アクションを行えることになります。
○ ラウンドとステージ
ゲームは14ラウンドまで行います。
ラウンド1~4がステージ1、ラウンド5~7がステージ2、ラウンド8~9がステージ3、ラウンド10~11がステージ4、ラウンド12~13がステージ5、ラウンド14がステージ6。
ステージの終わりには収穫があります(後述)。
○ アクションスペース
ラウンドの始めに矢印で追加リソースを示されたアクションスペースにそれぞれ示された量だけ置いておきます。次のラウンドの始めに再びストックから資源が追加されます。補充ではなく追加です。前のラウンドで誰も木材を取らなかったら追加で加算します。
矢印での追加リソースがないリソースを獲得するアクションスペースには追加の資源は置きません。
スタートプレイヤーにワーカーを置くと次のラウンドのスタートプレイヤーになります。
○ 複合アクションの処理
複合アクションで「Aその後でB」とあるものはAのアクションが出来ないとBも選択出来ない。「Aそして/またはB」とある場合AかBのどちらかが可能であればアクション可能。
ゲームの流れ
●フェイズ1:ラウンドカード
ラウンド1の始めに山札のステージ1のカードを1枚めくってボードのラウンド1のところに表向きに置きます。
印刷されている4つのアクションスペースに加えてこれもアクションスペースとなります。
各ラウンドの始めにはこのように対応したラウンドカードをめくります。前にめくったカードも有効ですので,ラウンドが進むにつれてアクションスペースが増えていきます。
●フェイズ2:資材の補充
ボード上のアクション・スペースに資材・家畜・食料を追加します。
●フェイズ3:労働(アクション)
ワーカー1個をアクション・スペースに置いてアクションを1つ行います。
時計回りにアクションを行い、全員のワーカーがいなくなるまで続けます。
●フェイズ4:帰宅
自分のワーカーを家に戻します。
これでラウンド終了ですが、ステージの終わりには収穫があります(後述)。
アクションA:家の増築・改築
○ 増築
このアクションはボードのスペースに印刷してあります。このスペースにワーカーを置いた上でコストを支払います。
・木の部屋1つを増築するには、木材5つと屋根用に葦2つが必要です。
・レンガの部屋1つを増築するには,レンガ5つと葦2つが必要です。
・石の部屋1つを増築するには,石材5つと葦2つが必要です。
新しい部屋は今までの部屋と縦横に隣接するところに作ります。木の家には木の部屋しか増築できません。レンガ・石も同様です。
部屋が増えると家族を増やすことができます。
○ 改築
このアクションはステージ2で登場します。このスペースにワーカーを置いた上でコストを支払います。
改築は家ごと全部の部屋を一度に行います。
・木の家をレンガの家に改築するには、部屋数分のレンガと葦1が必要です。
・レンガの家を石の家に改築するには,部屋数分の石材と葦1が必要です。
木の部屋はポイントになりませんが、レンガの部屋は1つ1点、石の部屋は1つ2点になります。
アクションB:家族を増やす
このアクションはステージ2で登場します。このスペースにワーカーを置いた上でコストを支払います。
家族を増やすためには、新しい家族のための空き部屋が必要です。
アクションスペースにワーカーを置いて、さらに家族コマをその上に重ねます。
ラウンドの終了時に帰宅する時、新しい家族も帰宅します。
次のラウンドからはワーカーが1人増えるので、行うアクションが1つ増えます。
アクションC:畑作
畑作には,4つのアクションが関係します。畑を耕す・小麦を取る・種をまく・収穫です。
○ 畑を耕すアクション
ボードに印刷されているアクションです。
ストックから畑1枚を取り,自分の農場ボードに置きます。2枚目以降は既にある畑と縦横に隣接するように置きます。
○ 小麦を取るアクション
ボードに印刷されているアクションです。
小麦コマをストックから1個取って手元に置きます。
野菜を取るも同様です。ステージ3には野菜1を取るというラウンドカードが登場します。
○ 種をまくアクション
ステージ1のラウンドカードに種をまくがあります。
1アクションで、空いている畑何枚でも種をまくことができます。
畑1つについて自分の持っている小麦を1個置きます。さらに共通のストックから小麦を2個取って畑にまいた小麦に重ねます。
野菜をまく場合は自分のを1個、共通のストックから1個です。
1つの畑には1種類の作物だけです。
ステージの終わりの収穫フェイズですべての畑から1個ずつ小麦または野菜を収穫します。
畑が空いたら再び種をまくことができます。
アクションD:畜産
畜産には,羊アクション・猪アクション・牛アクション・柵アクションが関係します。
○ 羊アクション(ステージ1)
アクションスペースに羊が蓄積されていきます。そこにワーカーを置くことで羊を自分の手元に持ってきます。
家(部屋ではない)の中に動物を1匹だけ置くことができます。ペットだと思ってください。
猪(ステージ3)と牛(ステージ4)も同様です。
○ 柵アクション(ステージ1)
1匹を越えて家畜を飼うには柵で囲んで牧場を作ります。
柵を何本でも,農場の四角形の辺に置きます。
柵1本を設置するのに木材1個のコストがかかります。
いくつかのマスの周囲の辺すべてに柵を作ると牧場完成です。一部分だけ柵を作ることはできません。作るときは完全に囲むようにしてください。
2マス以上の牧場もできます。それらの周囲を囲めば完成です。
農場ボードの端や畑は柵のかわりになりません。
一度作った柵は撤去できません。
2つ以上のマスの牧場があるとき,それを柵で分割することはできます。
1つの牧場には1種類の家畜だけを入れられます。1マスについて2頭まで入ります。
家畜の位置はいつでも変えることができます。
他の動物を飼うために,今の動物を共通のストックに戻すこともできます。
アクションE:厩の建設アクション
このアクションはボードのスペースに印刷してあります。このスペースにワーカーを置いた上でコストを支払います。
一度にいくつでも作れます。
木材2個のコストで牧場内に1個厩を置きます。1つのマスには1個しか置けませんが,1つの牧場内に複数置くことはできます。
厩のある牧場は動物の収容能力が厩1つについて2倍になります。
柵で囲まれていないマスに厩を置くと、その1マスに動物を1匹だけ置けます。
アクションF:職業カードのプレイ
ボードに印刷された職業1というアクションがあります。
ここにワーカーを置いて、手札から1枚職業カードを自分の前にプレイします。
1枚目の職業は無料、2枚目以降のコストは食料1です。
職業カードは最初手札の7枚から増えることはありません。
アクションG:進歩カードのプレイ
このアクションはボードのスペースに印刷してあります。このスペースにワーカーを置いた上でコストを支払い自分の前にプレイします。
進歩カードの中には右上にはコストが描いてあるものがあります。手札から出すときに支払います。
左上に条件が書いてあるカードもあります。「職業1」とは、このカードを出すためには,既に職業を1枚以上プレイしていなければならないという意味です。
●小さい進歩カードは最初の7枚から増えることはありません。
左向き矢印が描いてあるカードは使ったあと左隣の人の手札に入れます(ここだけ手札が増えます)。
●大きい進歩カードというアクションスペースにワーカーを置いて、大きい進歩カード置場から1枚持自分の前にプレイしコストを支払います。
大きい進歩カードは10枚あります。
9枚なくなったらボードを最後の1枚の進歩カードをそこに置きます。
収穫
ステージの終わりに収穫を行います。次のことを行います。
○ 畑フェイズ
種をまいた畑すべてから小麦や野菜コマを1つずつ取って手元に置きます。
○ 食料供給フェイズ(これはこのゲームの重要なポイントです)
家族に食料を与えます。家族コマ(ワーカー)1個について食料2つを共通のストックに戻します。
このラウンドで誕生した家族は新生児として、食料1つですみます。
手元に持っている小麦か野菜をいつでも食料1に変えられます。畑にまいてある状態では食料になりません。
家畜はそのままでは食料になりません。「かまど」や「調理場」などのカードの効果で家畜を食料にしたりできます。
○ 物乞いカード
家族に食料を与えられない(与えたくない)場合,不足する食料1つについて物乞いカードを1枚取ります。
これは1枚-3点になります。かなり大きいマイナスです。なるべくもらわないようにしましょう。
○ 繁殖フェイズ
同じ種類の家畜を2頭以上持っていると子どもが生まれます。その種類の家畜を1頭受け取ります(2頭ごとに1頭ではありません)。
ただし、置く場所がないと受け取れません。
生まれたばかりの家畜やその両親を繁殖のあとすぐ食料にすることはできません。
食料関係の説明
○ パンを焼くアクション
ステージ1のラウンドカードにあります。
このアクションで、進歩カードのうち右下にパンのアイコンがあるカードの効果を発動できます。
○ 簡易かまど(小さな進歩カードのE)
カードの右下にパンのアイコンがあります。パンを焼くアクションで小麦1を食料2に変えられます。
カードの左下にはかまどのアイコンがあります。家畜を食料に変えられるカードという意味です。
かまどのアイコンは小さな進歩カードのEの「スパイス」や「三つ足やかん」でも効果を発揮します。
○ かまど(大きい進歩カード)
野菜1を食料2に変えたり、家畜を食料に変えたりできます。
パンを焼くアクションでは小麦を食料2に変えられます。
かまどカードは2枚あり、効果は同じでコストが違います。
○ 調理場(大きい進歩カード)
野菜1を食料3に変えたり、家畜を食料に変えたりできます。
パンを焼くアクションでは小麦を食料3に変えられます。
調理場カードは2枚あり、効果は同じでコストが違います。
コストとしてレンガを支払うか、またはかまどを元の置き場に返します。
ゲームの終了と得点計算
-1点 | 1点 | 2点 | 3点 | 4点 | |
---|---|---|---|---|---|
畑 | 0~1 | 2 | 3 | 4 | 5~ |
牧場 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4~ |
小麦 | 0 | 1~3 | 4~5 | 6~7 | 8~ |
野菜 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4~ |
羊 | 0 | 1~3 | 4~5 | 6~7 | 8~ |
猪 | 0 | 1~2 | 3~4 | 5~6 | 7~ |
牛 | 0 | 1 | 2~3 | 4~5 | 6~ |
※牧場は柵に囲われたエリア数で、マスの数ではないことに注意。
農場内の未使用スペース:1スペースにつき、-1点。
柵で囲まれた厩:1つにつき、1点。
レンガの家:1部屋につき、1点。
石の家:2部屋につき、2点。
家族コマ:1つにつき、3点。
プレイしたカードの得点:得点が付いているカードと、条件によって得点するカードの得点。
物乞い:1つにつき、-3点。
得点の最も多い人の勝ちです。タイブレークの場合、手元の建築資材(木材・レンガ・葦・石材)が多い該当プレイヤーが勝者です。