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キャントストップ(Can't Stop)はダイスを転がし、人の幸運の引き際を知るゲームです。
キャントストップ(Can't Stop)はダイスを転がし、人の幸運の引き際を知るゲームです。


==ルール==
==ルール==


キャントストップは2から12まで番号を振った11列が描かれたボードと4つのダイス、3つの暫定コマを使います。
キャントストップは、2~12の番号が振られた11列の描かれたボードと、4つのダイス、3つの暫定コマ、プレイヤー毎のコマを使用します。
 


===ダイス分割===
===ダイスロールおよび分割===


プレーヤーは手番で4つのダイスを振り、ダイスを2個のづつ2組で好きな組み合わせに分けます。そしてそれぞれのダイス組のそれぞれの合計数と同じ番号の列を進めます。
手番プレーヤーは4つのダイスを振り、ダイスを2個ずつの組み合わせで分けます。<br>
選択したダイスの組み合わせの合計と同じ番号の列に対して、暫定コマを進めます。<br>


例:
例:


* 3,3,4,4の場合:[3,3] [4,4] に分けて6列と8列を進めるか、[3,4] [3,4] に分け7列を2マス進めることが可能です。
* 1,1,1,1の場合:分け方は1通りのみで、[1,1]&[1,1] となり"2列"を2回進めます。
* 2,3,4,5の場合:3通りあり、[2,3] [4,5] に分割(5列と9列)、[2,4] [3,5] に分割(6列と8列)、[2,5] [3,4] に分割(7列列を2マス)
* 4,4,4,6の場合:分け方は1通りのみで、[4,4]&[4,6] となり"8と10列"を進めます。
* 4,4,4,6の場合:唯一1通りの分け方で [4,4] と [4,6] となり8列と10列になります。
* 3,3,4,4の場合:2通りあり、[3,3][4,4] に分けて"6と8列"を進めるか、[3,4][3,4] に分け"7列"を2回進めるか選べます。
* 1,1,1,1の場合:唯一1通りの分け方で [1,1] と [1,1] となり2列を2マスとなります。
* 2,3,4,5の場合:3通りあり、[2,3][4,5] に分割、[2,4][3,5] に分割、[2,5][3,4] に分割(7列を2回)、のいずれかが選べます。


===暫定コマ===
===暫定コマによる進行===


手番においてプレーヤーは3列のみ進めることができる。暫定コマは進行度を記録する助けになります。しかし可能な限り多く移動しなければなりません。
1回の手番において、プレーヤーは最大3列まで進行することができます。(進行は暫定コマを使って記録されます)<br>
また、選択した分け方に対して可能な限り進めなければなりません。<br>


例:
例:


* まだ1つも場に進めてなくてダイス目が2,3,4,5の場合。5列と9列を進めるために [2,3] と [4,5]に分ける事に決めました。これはOKです;5,9列が進んだことになります。5列だけもしくは9列だけを進めることは許されません。なぜなら全ての移動の可能性を実行しなければならないからです。
* 暫定コマを1つも場に置いておらず、ダイス目が「2,3,4,5」の場合。
* 既に4,5列に置いてあってダイス目が2,3,4,5の場合。5と9列を進めるために[2,3] と [4,5] に分ける事に決めました。これはOKです;4,5,9列が進んだことになります。
 5と9列を進めるために [2,3] と [4,5]に分ける事に決めました。 → OKです。5と9列に暫定コマが1つずつ置かれます。<br>
* 既に2,3列に置いてあってダイス目が2,3,4,5の場合。5と9列を進めるために[2,3] と [4,5] に分ける事に決めました。しかしこれはNGです;これは4列操作する事になります。5列か9列どちらかを選んで進めることになります。
 5列だけ、あるいは9列だけを進めることは許されません。(両方を進行しなければなりません)<br>
* 既に2,3,12列に置いてあってダイス目が2,3,4,5の場合。如何にダイスを分けようと問題ではありません。進める事ができないのです。
* 既に4,5列に置いてあってダイス目が「2,3,4,5」の場合。
 5と9列を進めるために[2,3] と [4,5] に分ける事に決めました。 → OKです。5列の暫定コマを進め、9列に3つ目の暫定コマが置かれます。<br>
 今回の手番では、4,5,9列を進めている状態になります。<br>
* 既に2,3列に置いてあってダイス目が「2,3,4,5」の場合
 5と9列を進めるために[2,3] と [4,5] に分ける事に決めました。 → NGです。4列操作する事になってしまいます。<br>
 この場合、5列か9列どちらか一方を選んで進めます。
* 既に2,3,12列に置いてあってダイス目が「2,3,4,5」の場合。 → どのようにダイスを分けても進める事ができません。手番は終了となります。<br>


===自分のターンを止める===
===ターン終了===


プレーヤーは自らストップするか進め無くなる(上記の最後の例のように)までターンを続けることができます。
手番プレーヤーは、ダイスロール前にストップするか、ダイスロールの結果進めなくなる (前項の最後の例のように) までダイスロールを続けることができます。<br>
通常、暫定コマは継続します;コマは今の位置から続けます。下記の例の場合、暫定コマは取り除かれます;位置はターンが始まる前に戻されます。
ストップした場合:暫定コマの位置に自分の色のコマが置かれます。次の手番以降、その位置から暫定コマを進めます。<br>
進めなくなった場合:暫定コマは取り除かれます。次の手番はターンが始まる前の位置からに戻されます。<br>


例:
例:
* 7列を3マス、8列を2マス、9列を1マス進んだ後にストップしました。その後6列を4マス、9列を3マス進みます。現在は6列を4マス、7列を3マス、8列を2マス、9列を4マスの位置になります。
* 前のターンでは6列を4マス、9列を3マス進んだ状態で、7列を3マス、8列を2マス、9列を1マス進んだ後、ダイスロール前にストップした場合:
 6列は4マス、7列は3マス、8列は2マス、9列は4マス進んだ状態になります。
* 前のターンでは6列を4マス、9列を3マス進んだ状態で、7列を3マス、8列を2マス、9列を1マス進んだ後、ダイスロールして進めなくなった場合:
 6列は4マス、9列は3マスの状態に戻されます。


===列の制覇===
===列の制覇===


ストップした際に列のゴールに到達していれば、そのプレーヤーに得点が入り他のプレーヤーはその列を進むことができません。
ストップした際にゴールまで到達した列がある場合、到達プレーヤーがその列を制覇します。そして、以降はその列を進むことができなくなります。<br>
例えば、5列が既に制覇されており2,3,4,5のダイス目を [2,3] と [4,5] に分けました。しかし5列は既に制覇されているので進むことができません。
例:5列が既に制覇されている状態で、2,3,4,5のダイス目を [2,3] と [4,5] に分けました。しかし5列は既に制覇されているので進むことができません。<br>


===勝利条件===
===勝利条件===


3つの列が制覇された時、勝利します。
ストップした際、3つの列を制覇しているプレイヤーが勝利となります。


==戦略ガイド==
==戦略ガイド==


ゲームの戦略は止め時を知る事です。プレイを続けることはここまでの全ての進行を失うリスクがあることです;止めることは他のプレーヤーにターンを譲りますが、進行を維持することができます。どちらが得するのかを知ることです。
ゲームの戦略は止め時を知る事です。プレイを続けた場合、このターンの全ての進行を失うリスクがあります。<br>
止めた場合は他のプレーヤーにターンを譲りますが、それまでの進行を維持することができます。どちらが得するのか判断しましょう。<br>


極端な番号の列は可能性が低い(7列がダイスが6通りの可能性がある一方で2列は1,1、12は6,6だけが可能です)ので制覇するまでのマスが少ないです。中央列をとるか両端列をとるか、どちらを選んで進めるかの戦略となります。
両端の列は出る可能性が低いので制覇するまでのマスが少ないです。(7列がダイスの出目が6種類ある一方、2列は[1,1]、12は[6,6]の組み合わせしかありません)<br>
出やすい中央列をとるか、マス数が短い端の列をとるか、どちらを選ぶかが戦略となります。<br>

2022年5月1日 (日) 23:59時点における最新版

キャントストップ(Can't Stop)はダイスを転がし、人の幸運の引き際を知るゲームです。

ルール

キャントストップは、2~12の番号が振られた11列の描かれたボードと、4つのダイス、3つの暫定コマ、プレイヤー毎のコマを使用します。

ダイスロールおよび分割

手番プレーヤーは4つのダイスを振り、ダイスを2個ずつの組み合わせで分けます。
選択したダイスの組み合わせの合計と同じ番号の列に対して、暫定コマを進めます。

例:

  • 1,1,1,1の場合:分け方は1通りのみで、[1,1]&[1,1] となり"2列"を2回進めます。
  • 4,4,4,6の場合:分け方は1通りのみで、[4,4]&[4,6] となり"8と10列"を進めます。
  • 3,3,4,4の場合:2通りあり、[3,3]&[4,4] に分けて"6と8列"を進めるか、[3,4]&[3,4] に分け"7列"を2回進めるか選べます。
  • 2,3,4,5の場合:3通りあり、[2,3]&[4,5] に分割、[2,4]&[3,5] に分割、[2,5]&[3,4] に分割(7列を2回)、のいずれかが選べます。

暫定コマによる進行

1回の手番において、プレーヤーは最大3列まで進行することができます。(進行は暫定コマを使って記録されます)
また、選択した分け方に対して可能な限り進めなければなりません。

例:

  • 暫定コマを1つも場に置いておらず、ダイス目が「2,3,4,5」の場合。

 5と9列を進めるために [2,3] と [4,5]に分ける事に決めました。 → OKです。5と9列に暫定コマが1つずつ置かれます。
 5列だけ、あるいは9列だけを進めることは許されません。(両方を進行しなければなりません)

  • 既に4,5列に置いてあってダイス目が「2,3,4,5」の場合。

 5と9列を進めるために[2,3] と [4,5] に分ける事に決めました。 → OKです。5列の暫定コマを進め、9列に3つ目の暫定コマが置かれます。
 今回の手番では、4,5,9列を進めている状態になります。

  • 既に2,3列に置いてあってダイス目が「2,3,4,5」の場合

 5と9列を進めるために[2,3] と [4,5] に分ける事に決めました。 → NGです。4列操作する事になってしまいます。
 この場合、5列か9列どちらか一方を選んで進めます。

  • 既に2,3,12列に置いてあってダイス目が「2,3,4,5」の場合。 → どのようにダイスを分けても進める事ができません。手番は終了となります。

ターン終了

手番プレーヤーは、ダイスロール前にストップするか、ダイスロールの結果進めなくなる (前項の最後の例のように) までダイスロールを続けることができます。
ストップした場合:暫定コマの位置に自分の色のコマが置かれます。次の手番以降、その位置から暫定コマを進めます。
進めなくなった場合:暫定コマは取り除かれます。次の手番はターンが始まる前の位置からに戻されます。

例:

  • 前のターンでは6列を4マス、9列を3マス進んだ状態で、7列を3マス、8列を2マス、9列を1マス進んだ後、ダイスロール前にストップした場合:

 6列は4マス、7列は3マス、8列は2マス、9列は4マス進んだ状態になります。

  • 前のターンでは6列を4マス、9列を3マス進んだ状態で、7列を3マス、8列を2マス、9列を1マス進んだ後、ダイスロールして進めなくなった場合:

 6列は4マス、9列は3マスの状態に戻されます。

列の制覇

ストップした際にゴールまで到達した列がある場合、到達プレーヤーがその列を制覇します。そして、以降はその列を進むことができなくなります。
例:5列が既に制覇されている状態で、2,3,4,5のダイス目を [2,3] と [4,5] に分けました。しかし5列は既に制覇されているので進むことができません。

勝利条件

ストップした際、3つの列を制覇しているプレイヤーが勝利となります。

戦略ガイド

ゲームの戦略は止め時を知る事です。プレイを続けた場合、このターンの全ての進行を失うリスクがあります。
止めた場合は他のプレーヤーにターンを譲りますが、それまでの進行を維持することができます。どちらが得するのか判断しましょう。

両端の列は出る可能性が低いので制覇するまでのマスが少ないです。(7列がダイスの出目が6種類ある一方、2列は[1,1]、12は[6,6]の組み合わせしかありません)
出やすい中央列をとるか、マス数が短い端の列をとるか、どちらを選ぶかが戦略となります。