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塔タイルは、1~4の4種類があり、その価値は数字と同様です。塔タイルをゲーム終了時に所有しているとボーナス点が加算されます。<br> | 塔タイルは、1~4の4種類があり、その価値は数字と同様です。塔タイルをゲーム終了時に所有しているとボーナス点が加算されます。<br> | ||
塔タイルは、その数字に対応する塔から伸びた城壁に最も直近に辺で接した宮殿の持ち主のものになります。つまり「城壁を配置したら新しい宮殿に接した」「宮殿がヤギ小屋を介して城壁に接した」「宮殿を新たに所有したが、それが城壁に接していた」といった場合に塔タイルの移動が起こり得るということになります。<br> | |||
なお、塔タイルの獲得判定に使われた宮殿は、それ以降同じ塔タイルを獲得するための判定には使えなくなります。<br> | なお、塔タイルの獲得判定に使われた宮殿は、それ以降同じ塔タイルを獲得するための判定には使えなくなります。<br> | ||
(例:プレイヤーAは3番の塔から城壁を横に伸ばし、自分の黒の宮殿に隣接させました。これによって3番の塔タイルを獲得します。その後プレイヤーBがさらに城壁を横に伸ばし、自分の茶の宮殿に隣接させました。これにより塔タイルの権利はAからBに移ります。プレイヤーAは3番の塔から、今度は城壁を縦に伸ばし、自分の黒の宮殿に隣接させました。しかしすでに黒の宮殿は3番の塔タイル獲得の判定に使ってしまっているので、塔タイルはBから取り返せません)<br> | (例:プレイヤーAは3番の塔から城壁を横に伸ばし、自分の黒の宮殿に隣接させました。これによって3番の塔タイルを獲得します。その後プレイヤーBがさらに城壁を横に伸ばし、自分の茶の宮殿に隣接させました。これにより塔タイルの権利はAからBに移ります。プレイヤーAは3番の塔から、今度は城壁を縦に伸ばし、自分の黒の宮殿に隣接させました。しかしすでに黒の宮殿は3番の塔タイル獲得の判定に使ってしまっているので、塔タイルはBから取り返せません)<br> |
2021年3月31日 (水) 14:31時点における版
ゲームの流れ
1:スタートプレイヤーは、任意の位置に民衆コマを置きます。
2:手番プレイヤーは任意のコマを2つ、ボード上に配置します。何も配置できない場合のみ自動でパスになりますが、配置できるコマがある限り、必ず配置しなくてはなりません。
3:次のプレイヤーに手番が移動します。
4:誰もコマを配置できなくなった時、ゲームは終了し、得点計算となります。
コマの種類と配置のルール
4人プレイでは、各色5個の建物コマ、4個の屋根、3個のヤギ小屋、6個の民衆コマ、8個の城壁を各プレイヤーが持ってゲームがスタートします。
●建物コマ
灰・黒・茶・橙の4色があります。隣接した建物コマ全体を「宮殿」と呼びます。
建物コマは、同色の未完成の宮殿(屋根の置かれていない宮殿)に辺で接するように配置しなくてはなりません。またその際、他の色の建物コマ・完成した宮殿・ヤギ小屋と接するように置いてはいけません(ナナメに接するのもだめです)。
もし同色の未完成の宮殿がないか、あってもそれ以上建物コマを配置できない場合は、任意の位置に建物コマを置けます。この場合も上記の隣接禁止のルールに従ってください。
ある色の宮殿を全プレイヤーが完成させた場合、その色の建物コマは以降配置できなくなります。
●屋根
屋根を未完成の宮殿の上に置くと、その宮殿は完成し、屋根を置いたプレイヤーのものとなります。完成した宮殿は、建物コマを追加できなくなります。各プレイヤーは4色の宮殿を1つずつ得ることができます。
宮殿の価値(得点)は、それを構成する建物コマの数と同じです。また、ある色の宮殿を初めて完成させたプレイヤーは宮殿タイルを得ます(後述)。
●ヤギ小屋
ヤギ小屋は、宮殿に辺で接するように置くことができます。ただし、他の宮殿・ヤギ小屋と接するように置くことはできません(ナナメに接するのもだめです)。
ヤギ小屋は、接している宮殿を構成する建物ブロックの1つとみなします。すなわち、宮殿の価値(得点)を+1します。
●民衆コマ
民衆コマは、すでに置かれている民衆コマの行列の両端のどちらかに、辺で接するよう置かねばなりません。またその際、2つ以上の民衆コマと辺で接してはいけません。
もし民衆コマの行列の両端がどちらも袋小路に達しているなどして、上記の条件が満たせなくなった場合に限り、新しい場所に民衆コマを配置できます。その際、他の民衆コマと辺で接してはいけません。
民衆コマは宮殿の価値(得点)を上げます。宮殿は、辺で接している民衆コマの数だけ価値が上がるのです。
●城壁
城壁は、ボードの4隅にある塔か、すでに置かれている城壁のどちらかと接するよう置かねばなりません。また、異なる塔から伸びた城壁をつないでしまってはいけません。
配置した城壁が、誰かの所有する宮殿に辺で接しているならば、その宮殿の持ち主は塔タイルを得ます(後述)。
城壁は宮殿の価値(得点)を上げます。宮殿は、辺で接している城壁の数だけ価値が上がるのです。
宮殿タイルと塔タイル
●宮殿タイル
宮殿タイルは、灰・黒・茶・橙の4種類があり、その価値は順に灰1点・黒2点・茶3点・橙4点となります。宮殿タイルをゲーム終了時に所有しているとボーナス点が加算されます。
宮殿タイルは、その色に対応した宮殿のうち、最も多くの建物コマ(ヤギ小屋含む)で構成された宮殿を持つプレイヤーが所有します。所有権の移動は、同率1位の場合は起こりません。
(例:プレイヤーAはコマ6つで構成される茶の宮殿と、茶の宮殿タイル(3点)を所有しています。今プレイヤーBはコマ6つ分の茶の宮殿を完成させましたが、宮殿タイルは手に入りません。もし次の手番でプレイヤーBが茶の宮殿の隣にヤギ小屋を建て、コマ7つ分の茶の宮殿を作ったならば、その瞬間宮殿タイルの所有権はAからBに移ります)
●塔タイル
塔タイルは、1~4の4種類があり、その価値は数字と同様です。塔タイルをゲーム終了時に所有しているとボーナス点が加算されます。
塔タイルは、その数字に対応する塔から伸びた城壁に最も直近に辺で接した宮殿の持ち主のものになります。つまり「城壁を配置したら新しい宮殿に接した」「宮殿がヤギ小屋を介して城壁に接した」「宮殿を新たに所有したが、それが城壁に接していた」といった場合に塔タイルの移動が起こり得るということになります。
なお、塔タイルの獲得判定に使われた宮殿は、それ以降同じ塔タイルを獲得するための判定には使えなくなります。
(例:プレイヤーAは3番の塔から城壁を横に伸ばし、自分の黒の宮殿に隣接させました。これによって3番の塔タイルを獲得します。その後プレイヤーBがさらに城壁を横に伸ばし、自分の茶の宮殿に隣接させました。これにより塔タイルの権利はAからBに移ります。プレイヤーAは3番の塔から、今度は城壁を縦に伸ばし、自分の黒の宮殿に隣接させました。しかしすでに黒の宮殿は3番の塔タイル獲得の判定に使ってしまっているので、塔タイルはBから取り返せません)
得点計算
各プレイヤーは、自分の所有する4つの宮殿の得点を合計し、宮殿タイルと塔タイルの得点をそれに加算します。最も得点の高いプレイヤーが勝利します。
宮殿の得点は、以下の要素を計算した合計です。なお、ここで述べる「宮殿」には、それに接するヤギ小屋も含みます。
宮殿を構成する建物コマ:1個あたり1点
宮殿に辺で接する民衆コマ:1個あたり1点
宮殿に辺で接する城壁:1個あたり1点
プレイのヒント
初めに持っている建物コマの数は、その宮殿の平均サイズ(構成する建物コマの数)と同じです。宮殿タイルを狙うならば、その平均サイズを上回る宮殿を作れる機会を逃さないようにしましょう。例えば、4人プレイ時にサイズ5の宮殿があるならば、それに1つ建物コマを追加して屋根を乗せれば、サイズ6の宮殿を手に入れられます。
宮殿タイルを所有しており、対戦相手が同色同サイズの宮殿を手に入れたなら、ヤギ小屋で先に宮殿を拡張しましょう。そうしなければ相手はヤギ小屋1つだけであなたの宮殿タイルを奪ってしまうでしょうし、それを取り返すためにヤギ小屋を2つも使わねばならないのです。
自分が持っている宮殿と同色の建物コマを新規に配置するなら、ボード隅や他の建物コマのそば等、拡張しづらい位置を狙いましょう。逆にそのコマと同色の宮殿をまだ所有していないなら、拡張しやすいよう開けた場所に置く方がいいでしょう。
民衆を、自分の宮殿がある小道に誘導するのは良い戦法です。
建物コマが置ける場所は、時が経つにつれ加速度的に減っていきます。終盤に巨大な宮殿を作ることはまず不可能だと思ってください。